剪定 「コツ」の科学 いつどこで切ったらよいかがわかる

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 64
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202626

作品紹介・あらすじ

園芸や庭木の手入れで、一般人にとってもっとも悩ましいのが、樹木の「剪定」です。
 植木屋さんに依頼するとそれなりに費用が発生します。といって放置すると美観を損ねたり、近隣の迷惑になります。そこで、自分で手入れをすることになるのですが、いざハサミをもって樹木の前にたっても、いったいどこで切ったらよいのかわからない……。剪定の本などを頼りにチャレンジしても、剪定の本には「なぜ」切るのかがあまり書かれていません。原理が分かっていないと、本をみても、いつも同じ失敗をしてしまいます。ひどいときには、本来花が咲くはずの木に花が咲かなかったり、枯れてしまったりすることもあります。
 そこで、剪定の原理を基本的なQ&Aとイラストや写真で解説します。
 剪定のちょっとしたコツを知っていると、毎年きちんと花が咲かせられ、樹木を健全にし、樹木の大きさや花つきまでコントロールできるようになります。

 ●どこで切る? 剪定クイズ 付き

感想・レビュー・書評

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  • 剪定本の剪定。

    丁寧に分かりやすく、剪定のコツが書かれている。

    昨年春、松の木を土植えした際、植木屋さんから、
    来年春に芽が出るので、新芽を半分摘みなさい
    と教えてもらっていた。

    もう少し剪定の知識が欲しいと思い、本書を手にした。
    本書の122〜123ページに松の剪定方法が書かれている。
    大変役に立った。
    他の品種についても、剪定の考え方が示されており、良書だと思う。

  • とっても参考になった!

    <本から>
    剪定で葉の量を適切にコントロールすれば、成長がゆっくりになります。

    落葉樹は冬、常緑樹は初夏、針葉樹は春の剪定がもっとも適しています。

    剪定で失敗しないためには、
    「適期に切る、つけ根で切る、切り過ぎない」

    切り方の種類
    「すかし剪定」「切り戻し剪定」「刈り込み」の三種類

    自然風の庭木にする切り方は「すかし剪定」が基本

    花を楽しむ花木では、花をたくさん咲かることが重要なので、花が咲き終わってすぐに「花後剪定」をします。

    幹と枝の境目のプランチカラーと呼ばれるふくらみの外側がつけ根。

    太い枝の切り方。
    ①切る位置の少し手前に下側から1/3程度の切込みを入れる
    ②絵がの上側から切り落とす
    ③幹の津核を切り直して切り口をきれいにする
    (幹から③→①→②の位置)

    癒合材の効果は三カ月~半年程度。

    バッサリ剪定すると、木が暴れてたくさんの徒長枝延びてしまいます。

    ガクアジサイでは、装飾化が裏返ったら花が終わったサイン。すみやかに花後剪定へ。

    ミモザの仲間は萌芽性が悪く、葉のないところで切ると萌芽せずにその枝は枯れてしまいます。太い枝の切り詰めは避け、つけ根で切って十分に間引く剪定を行います。剪定は花後に長い枝を短く切り戻す程度。

    オリーブの剪定
    枝がこみやすいので、日光が通るように、十分間引きます。

    ウメの剪定(長い枝の切り戻し)
    徒長枝は20cmほど残して切って、花芽のつく短枝を出させます。

    シマトリネコの剪定
    出来れば年2回の剪定を。春の4月と初秋の8~9月に行い、伸びすぎを防ぎます。主枝の切り戻しや間引きもできます。


    木立性のバラ(ブッシュローズ)の剪定
     1/3~1/2の高さで全体に切り戻す。枯れ枝、混み枝、弱々しい枝はつけ根で切る。
    秋の開花をそろえるために、9月上旬にすべての枝を、伸びた長さの半分ほどで切り戻す。

    つる性のつるバラ(クライミングローズ)
    枝先を少し切り戻す。3年以上の古い枝、弱々しい枝、混み枝を剪定する。
    剪定後、枝を水平から放射状に倒して誘引し、枝先を少し切り戻す。水平近くまで倒すと花つきがよくなる。冬の誘因で枝をきれいに配るのがコツ。咲いた時も美しくなる。

    オールドローズやイングリッシュローズなどの半つる性のシュラブローズ
    誘引は枝を放射状に誘引するとよい。一季咲き性や返り咲の品種を冬に切り詰めると春に花が咲かないので注意する。

    ナンテンの剪定(3月~4月上旬)
    成長するとひこばえで込み合いがちなナンテンは、古枝を地際で切って間引く剪定が基本。全体が5~7本になるようにするとよい。花芽は残す。芽の上で切る。

    サルスベリ
    芽吹きが遅く、やや耐寒性が劣るので、春の芽吹き前(3月ごろ)に選定します。コブになったら、コブの下で強く切り戻す。

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著者プロフィール

NHK趣味の園芸講師 園芸研究家
(有)丸八種苗園代表。千葉大学園芸学部卒業後、アメリカ オレゴン州の園芸農家での修業を経て、長野県で(有)丸八種苗園を経営。日本に自生する多くの在来種を始め、カラーリーフなどの園芸品種までを、タネや挿 し木などで繁殖、苗木から成木までを一貫して栽培している。樹木医。
著書に、『切るナビ! 庭木の剪定がわかる本』(NHK出版)がある。

「2016年 『剪定 「コツ」の科学 いつどこで切ったらよいかがわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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