- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062202688
作品紹介・あらすじ
大人気シリーズKZの深層をえぐる、ディープなKZ'D 「KZ'Deep File」。
北海道函館山に姿を消した友人。救出に向かう数学の天才たちの前に立ちふさがる桜坂の秘密。美貌の修道女の企みとは!? 中世フランス修道院の設計図、幕末日本の私文書の謎を追い、迷路に踏みこむ少年たちの友情と葛藤!! 書き下ろし長編。
それに比べて自分は、まったく冴えていない。カッコよくやりたくても外見的に問題があるし、自分が黒木を真似しても滑稽なだけだとわかっていた。どうしていいのかわからないから、女を避けているのかもしれない。このままいくと将来、胸で獣が吼えるようになってもどんな女にも相手にされず、彼女さえいればこんな事はしなかったと言った大量殺人犯のようになるか、あるいは複素解析空間論を作った岡潔や、世紀の難題といわれるポアンカレ予想を解いたグレゴリー・ペレルマンのように世間との交渉を断ち、自給自足の生活をしながら数学と向き合って暮らす道しか残されていないのかもしれなかった。
感想・レビュー・書評
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図書館で児童文学の棚を眺めていて、児童文学らしからぬダークな装丁に惹かれてジャケ借りした本。読みながら、もしかしてこれは何かの続編なのかな?と思って読了後に調べたら、青い鳥文庫から出ているシリーズの一部だった。なるほど。
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宗教は怖いと思った。
やっぱりアーヤは皆の天使だった -
中学生が扱うには、危険過ぎな事件…
でもそこは、フィクションだから。
こんな事件を解決できる中学生、普通はいないよね、多分。 -
う~ん。
どんなもんだろう。他も読んでみよう。
うけるのか… -
初出の記事がないため書き下ろしか。
中学生のワクワク冒険物語で、作者には珍しいライトノベル。
函館で行方不明になった友人を探しに来たスーパー中学生2人が、名探偵顔負けの調査力を駆使して、カトリックで異端とされる死によって救済されるという教義の修道院に友人がいることを突き止め救出に向かう。
箱館戦争時の埋蔵金の話まで出てくる!(⌒-⌒; ) -
おとなの男にあこがれる若武、黒木、上杉、小塚の中学生時代を描く
青い鳥文庫の大人気シリーズスピンオフ第2弾
所在不明になった若武をさがして函館にやってきた上杉と黒木
うつくしく不思議な雰囲気をただよわせる咲蘭という女性を追って
聖なる光修道院にたどりつく
友人でありライバルでもある若武を心の底から心配する上杉
その出自にかかえる悩みの深さが明らかになる黒木
そしてほとんど登場しないのに圧倒的な存在感を示す若武
友情と思春期男子の悩みに親子の葛藤をブレンドした極上のミステリー
手の中にスマートフォンがあるつもりで、そのボタンを押す。
さ を三回、か を二回、た を一回で濁点、そして や を三回押し、
送信した。