三軒茶屋星座館 秋のアンドロメダ

著者 :
  • 講談社
4.05
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本棚登録 : 150
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062202886

作品紹介・あらすじ

笑って涙して、心温まるプラネタリウム。星とあなたの物語、ここに完結!

秋の訪れとともに、星座館の面々も変わっていく。何が家族を繋ぐのか、なぜ家族は一緒にいるのか。和真と創馬、そして月子。”親子3人”は本当の家族になれるのか!?

カシオペア座、ペルセウス座、黄道十二星座の天秤座、蠍座、射手座。
秋の星座は、「未来」へつなぐ「希望」の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 1作目はとっても良くて・・・その後なんか、肌に合わなくて、
    でもシリーズものだから何となく読んでました。
    で、ラストとなる今巻、シリーズで一番面白かった(*^-^*)

    • ロニコさん
      中学生がハマりそうな、いわゆるラノベではない本を探してます。
      こちらの本、初めて知る作家さんです。読んでみます^_^
      中学生がハマりそうな、いわゆるラノベではない本を探してます。
      こちらの本、初めて知る作家さんです。読んでみます^_^
      2018/04/06
  • やっと読み終わった……!
    でも、とうとう読み終わってしまったとも言うべきか。
    最寄の図書館に4巻目がなくて、隣の市から相互貸借してもらって読んだ。
    (途中届いたと連絡があって取りに行ったらまさかの1巻が届くというミスが起こったのも面白かった)
    家族系、ふれあい系の本でほのぼの、
    というものをイメージしてる人が読んだら多分色々びっくりすると思う。
    現に友人が読んで、「まだその話するの?とイライラする」と言っていた。
    私としてはほのぼのハッピーエンドも良いが、ちゃんと主人公のバックグラウンドが活かされているし、一人一人のキャラ設定が無駄になることなく話が展開していて、とても良かったと思う。
    映画やドラマだったらどんな配役になるたろうなんて考えながら読むのも面白かった。
    神話を勉強したくなる。

  • 1巻を読み始めた時は、ここまでシリアスな展開に発展するとは思ってもみませんでした(良い意味で)。

    展開こそシリアスですが、和真訳のギリシア神話は相変わらず楽しくて笑えます。

    登場人物たちの心の機微が繊細に描かれていて、様々な生い立ち、生き方、立場を抱えた、それこそ雑多な仲間たちが感情を共有しながら一つの目標に向かっている様に心が温まります。

    これでこの物語が終わってしまうのが寂しいと思うくらい、登場人物たちに感情移入して読むことができました。
    こういう読書経験ができたことに幸せを感じます。

  • 第四弾。今までの伏線が回収され、過去の謎が解明された。人はみな自分の居場所を見つけるためにあがいているのかもしれない。責任を持てる選択肢を用意してあげるか。未来は輝いている、きっと。ギリシャ神話のハチャメチャも含め楽しい切ない心に残るシリーズだった。

  • ピカ爺とホッシーカッコよかった。

  • 星座館閉館の日が迫っていた。

    衝撃的な前巻の内容を受け、物語は進んでいく。
    リリーの死、月子の父親、祖父......そしてピカ爺。
    入り組んだ人間関係が見えてくるにつれ、読者はその内容に驚き、絶望を隠せない。
    なんでこんな方向になっちまったんだ!
    1、2巻の賑やかで楽しい雰囲気は鳴りを潜め、ただただ悲しい真実が明かされていく。
    それでもそこに救いを見出すとするならば、それらはすべて過去のことだということ。
    過去の悲しみをすべて忘れることなどできない。
    過去の傷は消えたように思えても、ふとした瞬間に突然突き刺すような痛みで存在を主張する。
    それでも、和馬、創馬、月子には未来がある。
    助け合いながら生きていく家族がいる。

    超新星爆発が起き、空からオリオン座が消えてしまったとしても、日常がすでに日常ではなくなってしまっていたとしても、生きている限り私たちは未来にしか進めない。
    時間だけは、等しく、すべての人に流れていく。
    それをどう進んでいくかは、自分にしか変えられない。

    補足:
    前説(単行本のみ)はしつこいし長い。
    面白くないわけではないが、シリアスな物語に進んでいくのに、このノリは雰囲気をぶち壊す。
    あとがきにして欲しかった。

  • 三軒茶屋星座館

    一気読みしてしまった楽しい作品。読むにしたがって柴崎節というか、伏線回収のパターンが読めてくるといえば読めてくるがそれも含めて面白い。星座館のメンバーは皆、なにか問題を抱えている。その問題は、過去に対してとらわれ続けていることに原因がある。小説の中の一節にもあったが、赤色巨星は、実はもう爆発して存在しないのにもかかわらず、その光を人は見て、存在していると思いこむ。どのような人にも、もうどうにもできない過去があり、その過去自体はとっくに消滅しているのにもかかわらず、その光(影響)を受け続ける。星の、そんなロマンティックな話とアナロジーを交えながら周囲の問題、そしてついには主人公自身の問題が解き明かされ、そして納得のいく形で過去とのけじめをつける。ストーリーの中にちりばめられた超現代語訳ギリシア神話も必見。

  • まさかの事実が明かされてショック。星座の話どころじゃない展開だった。和真が父親としてよかれと思ってすることがことごとく裏目に出るのをそんなに責めないでほしい。シリーズが進むにつれて保科がダークヒーローみたいになるのが面白かった。

  • 最終巻で、まさかこんなに波乱に満ちた展開があるとは想像していなかった。あの人とあの人が繋がっていたり、意外な人の動きがあったり…そして別れた後の和真へのサンの想い。星座館がなくなるのは寂しいけれど、それを吹き飛ばす賑やかなラストが何とも印象的でした。和真が次に開く店がどんな店か?そして月子はどちらを選ぶのか?楽しく想像しながら読了。

  • 三軒茶屋の雑居ビルでプラネタリウムのあるカフェバーを経営する大坪和真の星座館に、和真の双子の弟創馬を金髪美女ナターシャが訪ねてきた。創馬は何かと理由をつけて会わないようにする。一方「リリーの世界」が開かれていたフロアに半年前亡くなったリリーの姿を見る、という噂がたつ。村上に月子を返せと言われて3ヵ月が過ぎ和真はー

    ◆読み終わるのが勿体ない!あんなおかしな前説に始まり、チャラい星座の話があるのにあれもこれも全てが繋がっていたなんて!

    サンも、慢ちゃんも、月ちゃんも、辛かったね…頑張ったね…(T_T)

    本当に、村上だきゃ-地獄より怖いとこに叩き落としてやってよ-!

    【今回の好き語録】いろんなことに異論ない。スケベ三兄弟最初っから笑かしてもらったわ-ww
    「『脱がぬなら、僕から脱いで、君とキス』でご存知、我らが…」「大神ゼウス!」ww

    「たとえオリオン座がなくなっても、蠍座がなくなっても、物語は生きつづける。その物語を語る人がいる限りね」
    「選択肢を持ってるやつは、一番いい選択をする義務がある」

    「たしかに私はあなたといてずいぶん辛かったこともあるけど、それで楽しかったことや救われたことがなくなる訳じゃない。苦しいことや、嬉しいことや、笑ったり泣いたりすることは、ぜんぶ同じ種から芽吹いた、違う色の花なのよ。それだけなの。そして私のなかにその種を植えてくれたことに、あなたに感謝してるのよ」
    「それだけじゃない、芽吹いた芽を、私と一緒に育ててくれた。そうでしょう?」

    「この世界に真昼の星空なんてないのよ。深い夜空のなかでこそ多くの星が輝ける」
    「そして星座の神話に気づくのは、夜空を見上げた人だけよ」

    「血が繋がってるだけで、子供の親になれると思うな」「僕らは子供に、親にしてもらうんだ」うん、最強。
    金髪マッチョのペルセウスが、囚われの姫を助けに行くまでが伏線なんて素敵すぎる…

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著者プロフィール

1976年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、香水プランナーなどを経て、小説「シャンペイン・キャデラック」で三田文學新人賞を受賞し作家デビュー。映画「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」、ドラマ「レンアイカンソク」など脚本も多数手掛ける。近著に「三軒茶屋星座館」シリーズ、『あなたの明かりが消えること』『あした世界が、』など。本書は「三軒茶屋星座館」シリーズ完結編。

「2016年 『三軒茶屋星座館 秋のアンドロメダ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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