アノマリー 水鏡推理

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 92
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203388

作品紹介・あらすじ

山に消えた「非行」少女たち……世にも珍しい〈気象ミステリ〉

命危うい遭難少女たち。近づく72時間の壁!
1分1秒を争うタイムリミットサスペンス。
天才エンタテイメント作家の最高傑作。

霞が関の常識は世間の非常識! 遭難少女の身の安全も二の次か? 理解不能の伏魔殿に水鏡瑞希はひとり斬り込む。

〈アノマリーとは?〉
法則や理論と比較して説明不可能な事象。物理学から経済学まで様々な局面で出現する。

自由になりそうでならない気象と、過去を持つ少女たち。ふたつの間で展開するストーリーに心震えた。-中江有里(女優・作家)
魅力的な謎と湧き上がる知識欲のシナジー効果で、ページをめくる指が止まらない!-知念実希人(作家)

あらすじ)
気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞希に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!

豪華銀箔装丁単行本版

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第4弾。更生のために女子少年院に収監されている16歳の少女4名が、次々と登山の困難な山へ立ち向かっていく。その様子はSNSで配信され、ある程度、更生プログラムとして成功していたかに思えたが、ある日、八甲田山で少女4名と文科省の官僚1名が遭難する。遭難の理由は、気象庁の予報と民間の気象予報会社の相違にあると考えられていたが、その問題に今回も瑞希が立ち向かう。今回は以前よりも、官僚と言われる人たちとの諍いが少なく、問題点も絞り込んであるため、今までの作品の中で一番読みやすい。鉄砲玉のような瑞希がやや落ち着いたように感じるのも、シリーズを通して、大人になったからなのだろうか?「アノマリー」法則や理論と比較して説明不可能なこと。

  • このシリーズの一番始めの「水鏡推理」を読んだとき、話のスジとしてはとても面白かったんだけど、全然いらんとこで作者が主人公のルックスの良さをアピールしてきて、ちょっと辟易したので、その後、このシリーズは一作も読んでいなかった。

    今回『アノマリー』というタイトルから水鏡シリーズとは気づかずに読みはじめてしまったところ、本作では一言も主人公の美貌について言及していなくて、逆に驚いた。

    国家公務員、気象、女子少年院という、三題小咄のお題のように、まるで繋がりのない題材を最後にはきれいにまとめていて、本当にこの作者さんはすごいと思う。

    こんなお話をどうやったら考えることがで きるのか、作者の頭の中を覗いてみたい。

  • ついに相手ができるのか?

  • シリーズ4作目だが、どうもこのシリーズは好きじゃない。悪い奴を倒すって話じゃないからなあ・・・

  • v.s.気象庁

  • 瑞希頑張れいう平凡な存在の両親はやっぱり正しい。瑞希のまっすぐさが引き継がれているのが確実にわかる。
    今回の少女達の親子関係との対比が明確でした。
    自分のできることをやっていけばどんな場所でも理解ある人に出会えるし道は開ける。
    瑞希頑張れ!

  • 水鏡推理シリーズの第4作。
    考えればちょっとしたからくりなんだろうけど、それに気付けるかと聞かれればNOだな。
    注意力と応用力が必要だ。

  • タスクフォースの本来の仕事につながるまでが長く、水鏡の能力もそれほど発揮されず何となく読みにくかった。登場人物も誰が誰やら。

  • 気象庁と民間気象会社の予報の食い違いから、少女集団遭難という前代未聞の悲劇が発生する。天候が急変した山中に少女と共に失踪した官僚は、同僚の水鏡瑞希に謎の書類を預けていた。新進の民間気象会社の驚異的な予報的中率のからくりとは? 人命さえ軽んじる霞が関の巨悪に、文科省ヒラ職員が立ち向かう!

  • シリーズ4作目。今回は天気予報がテーマです。コンペで仕組まれた捏造の罠……は実はとんでもなく単純な手口。これはかなり分かりやすいのだけれど。いったい何のためにそれを仕組んだのか、というのが分かりませんでした。その真相には愕然。
    そしてそのために危うく起こされるところだった事件……これ、シリーズ史上もっとも悪辣ですね。そして瑞希にとっても最大の危機。いくらなんでもこんなことは許されないでしょう、と思うのだけれど。ただ、犯人だけではなく、保護者達も酷い! 読んでいてとても嫌な気分になってしまいます。
    でもだからこそ。このラストはとても心温まる印象でした。こういう幸福って、案外と普段は気づかないものなのでしょうね。

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著者プロフィール

1968年、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに。大藪春彦賞候補作「千里眼」シリーズは累計628万部超。「万能鑑定士Q」シリーズは2014年に映画化、ブックウォーカー大賞2014文芸賞を受賞。『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』は19年に全米翻訳出版。NYヴァーティカル社編集者ヤニ・メンザスは「世界に誇るべき才能」と評する。その他の作品に『ミッキーマウスの憂鬱』、『ジェームズ・ボンドは来ない』、『黄砂の籠城』、『ヒトラーの試写室』、「グアムの探偵」「高校事変」シリーズなど。

「2021年 『千里眼 ノン=クオリアの終焉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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