竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末 上 万里波濤編

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 72
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203630

作品紹介・あらすじ

仙台藩下級藩士の婿養子だった玉虫左太夫は妻との死別を機に、学問を究めるため江戸へ出奔した。江戸では、後に昌平坂学問所の長官となる林復斎の邸に潜り込むことに成功する。学問への志が認められ、左太夫は下男から若党にすぐに引き上げられた。また、仙台藩江戸藩邸で講義を行う儒学者・大槻磐渓と邂逅し、藩主・伊達慶邦との目通りも叶えられる。だがそんな折、黒船騒動が起こり、「安政の大獄」へと世は移り変わっていく。左太夫は蘭学を学ぶために、復斎のもとを離れることを決意する。そうして掴んだのが、外国奉行・新見豊前守の従者の任だった。新見はこれから正使として、日米修好通商条約の批准にアメリカに行くのだという。あわただしく渡米の準備が進められ、安政7年(1860)1月、咸臨丸の勝海舟を追いかけるように、左太夫の乗った船は品川沖を出港した。それは日本人で初めての、世界一周の旅の始まりでもあった……。

感想・レビュー・書評

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  • 余り著名で無い人物ですが、幕末の日本の中ではものすごく希有な存在。世界を見てきた人物です。
    非常に興味深く読みました。
    それにしても何というリーダビリティーの良さ。
    ゆっくり読んでいたつもりなのに、さくさく進んでしまっていつの間にか上巻が終っていました。

  • まあまあ。
    感想は下巻で。

  • テレビで仙台の坂本龍馬と・・・
    小才の持ち主で、いいように
    時代に振り回されています

  • 職場の「読書のすすめ」。
    異文化との遭遇。

  • ・2016/12/29読了
    ・仙台藩下級武士 玉虫左太夫の前半生
    ・左太夫の昇進物語と世界一周記
    ・勝海舟とのやり取りのところは歴史小説好きには非常に興味深い。

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著者プロフィール

1959年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。97年小説CLUB新人賞佳作。歴史知識に裏打ちされた骨太の作風で注目を集める。講談社文庫の「奥右筆秘帳」シリーズは、「この時代小説がすごい!」(宝島社刊)で、2009年版、2014年版と二度にわたり文庫シリーズ第一位に輝き、第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞も受賞。抜群の人気を集める。「百万石の留守居役」は初めて外様の藩を舞台にしたシリーズ。文庫時代小説の各シリーズのほか歴史小説にも取り組み、『孤闘 立花宗茂』で第16回中山義秀文学賞を受賞。他の著書に『竜は動かず 奥羽越列藩同盟顛末(上下)』など。

「2021年 『要訣 百万石の留守居役(十七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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