野良猫を尊敬した日

著者 :
  • 講談社
3.68
  • (23)
  • (42)
  • (45)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 436
レビュー : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062203951

作品紹介・あらすじ

現代を代表する人気歌人であり、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍する著者による最新エッセイ集。無邪気になれなかった子供時代、何もなかった青春、そして大人になっても未だ世界とうまく折り合えない日常をユーモアを込めて描く、魅力のエッセイ62篇

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 現代を代表する人気歌人であり評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍する著者による最新エッセイ集。無邪気になれなかった子供時代、何もなかった青春、そして大人になっても未だ世界とうまく折り合えない日常をユーモアを込めて描く、魅力のエッセイ62篇
    「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より

    ことばって目にするだけで人を幸福にもどん底に突き落としたりもするんだなとあたらめて思う.

  • 劣等感を話のネタにする人は少なくない。

    自分のレベルをあらかじめ低めに設定すると、
    確かに生活上のハードル(世間の目とか)も、跨いでいけるほど楽になる。
    (ただし格好は良くないけれど。)

    穂村さんは大変才能があり、常識的な紳士であるにも拘らず、なぜかハードルを最低位置まで下げるようなエッセイを書く。(本書もいつもと同様)
    でも、それは楽に生きるが為の強かな策じゃなく、
    そうなのだから、そう書かざるを得ないのだ。
    すべてが眩しい程の本音。

    書きたい事があるから作家になる、ばかりじゃなく、
    書きたい事がなくても作家になってもいいんじゃないかなぁ?
    活きた言葉が独り歩きしてくようなエッセイ、今回も楽しかった。

  • いつも共感する話が凄く多い穂村さんのエッセイ!今回も「わかるわ~(^.^)」の連続♪年代も住んでいる所も全然違うのに、なんでだろう~?(^^;)

  • 北海道新聞に掲載されたエッセイを中心にまとめた1冊。

    家にインターネットを引くのがめんどうで、原稿を送るために毎日のように近所のネットカフェに通っていた、というエピソードに苦笑。
    その後の便利さはわかってる。
    わかってるけど、目先の手続きのめんどくささに勝てない。ああ、私とおんなじだ…。

    日常生活の中でたびたび感じる「あちゃー、こんなはずじゃなかったのに…」と思う瞬間を言葉にしてくれるのが親近感を感じる理由なのだと思います。
    新聞というメディアを意識してか、ほむらさんにしては落ち着いた内容かも。
    けらけら笑うよりも、我が身を振り返らせてくれる文章が多かった気がします。

  • 共感と安堵。そうなんだよ。こういうことなんだよ。よくぞ言ってくれましたと共感し、仲間に出会えて安堵する。私にとってそんな本です。
    でも、実名は出ていないにしても、こんなに身近な人のこと暴露しちゃって大丈夫なの?と思ったりもします。著者自身のこともだけれど。
    相変わらずツボな描写満載で、吹き出してしまうので、人前では恥ずかしくて読めません。

  • この人のゆるさに安らぐ。
    ただ時々ドキッとする事書いてあるから気が抜けない。

  • 自虐というのでもない、弱さ、ダメさを直視でき、その悔しさも直視できるのは歌人だからかな。

    [more]<blockquote>P24 それが最後の会話になるから、ちゃんと目を見て話せ

    P202 何の悪気もない心からの言葉たちだ。現実の表面がぺろっと剥けて、その素顔が現れる瞬間はおそろしい。でも隠されたままというのも、別の意味でおそろしいのだ。</blockquote>

  • いつもの作品よりもなんとなく元気がなくて卑屈さが増したような…?気のせいかな。

  • +++
    現代を代表する人気歌人であり、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍する著者による最新エッセイ集。無邪気になれなかった子供時代、何もなかった青春、そして大人になっても未だ世界とうまく折り合えない日常をユーモアを込めて描く、魅力のエッセイ62篇
    +++

    相変わらず自意識過剰で、世間とほんの少しずれていて、変わる気があるんだかないんだか、変えたいんだかそのままでいたいんだかさっぱりわからない穂村さんぶりにおかしみがにじみ出ている。今作は、いままで以上に共感する部分が多くて、うれしいのか情けないのか、思わず苦笑が浮かんでしまう。読者としては、意気込むことなく穂村路線をゆるゆる歩んでいただきたいと願う一冊でもある。

  • つるんとした感覚。
    先延ばしにする感覚。
    「ふるふる」のようなもの
    「いつもの世界」の向こう側
    プレッシャーによる論理の暴走
    それぞれの世界の限界

    おそろしく、うつくしく、いたい世界の話

全57件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

穂村弘(ほむら・ひろし)
1962年、北海道生まれ。歌人。1990年、歌集『シンジケート』でデビュー。その後、短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本、翻訳など幅広い分野で活躍。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、連作『楽しい一日』で短歌研究賞を受賞。エッセイ集『鳥肌が』で第33回講談社エッセイ賞受賞。絵本『あかにんじゃ』で第4回ようちえん絵本大賞特別賞受賞。第4歌集『水中翼船炎上中』で第23回若山牧水賞受賞。他の著書に『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『短歌ください』『ぼくの短歌ノート』『蚊がいる』など多数。

「2021年 『ネコは言っている、ここで死ぬ定めではないと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

穂村弘の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

野良猫を尊敬した日を本棚に登録しているひと

ツイートする
×