あさきゆめみし 完全版2

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 35
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062204019

作品紹介・あらすじ

愛する人は数知れず。しかし光源氏(ひかるげんじ)が求める愛は、ここにはない。藤壺(ふじつぼ)の宮(みや)の懐妊、それは光源氏が父を裏切った末の不義の子だった。そんなとき、妻が子を宿す。源氏は生まれてくる我が子に救いを見いだすが、それを知った愛人が正妻を苦しめ……。

読むだけで、源氏物語がよくわかる。ハードカバー愛蔵仕様。

感想・レビュー・書評

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  • どんなに財産があったとしても。
    どんなに社会的な地位があったとしても。

    愛する家族に囲まれていたとしても。
    健康に恵まれていたとしても。

    人間は幸せになれるとは限らない。

    生きていくこと。
    老いていくこと。
    病と向きあうことは避けられない。
    そして、死は誰にもやってくる。

    それは、輝くばかりの美貌と才能に恵まれた「光る君」とて同じこと。

    愛する人と結ばれたからこその生まれてしまうどうしようもない苦しみ。

    すれ違ってばかりいた人と、長い時間をかけてようやくわかり合えたそのすぐあとに訪れる苦しみ。

    その陰にある、大切な人の存在。

    愛する子供の誕生と背中合わせの苦悩。

    そして、決して帝にはなれないという宿命。

    多くの人に愛された源氏は、悩み苦しみながらも、今を生きていく。

    千年の時を越えて、日本だけでなく世界中で、語り継がれ、読み続けられてきた壮大な物語。

    宿命とは。
    幸福とは。
    そして、人間とは何か。

    心の奥の奥を見つめ続けた輝きは色あせることはない。

    そして、いつまでも新しい。

  • 表紙が怖い。それぞれの事情があって、なかなかうまくいかないものです。たった2ページの顔見せ程度ながらもスタンスの違いが際立つ「槿(あさがお)の君」。

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著者プロフィール

1948年生まれ。1966年デビュー。代表作『はいからさんが通る』『あさきゆめみし』『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』など。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。作品の映像化、舞台化も多数。

「2021年 『総特集 大和和紀 デビュー55周年記念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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