合理的にあり得ない 上水流涼子の解明

著者 :
  • 講談社
3.23
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本棚登録 : 692
レビュー : 134
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062204453

作品紹介・あらすじ

「殺し」と「傷害」以外、
引き受けます。

美貌の元弁護士が、あり得ない依頼に知略をめぐらす鮮烈ミステリー!

『孤狼の血』(日本推理作家協会賞受賞)、
『慈雨』(本の雑誌が選ぶ2016年度ベスト10・第1位)の著者、最新作!!

将棋ソフト、野球賭博etc.タイムリーな話題が満載!

不祥事で弁護士資格を剥奪された上水流涼子は、
IQ140 の貴山をアシスタントに、探偵エージェンシーを運営。
「未来が見える」という人物に経営判断を委ねる二代目社長、
賭け将棋で必勝を期すヤクザ……。
明晰な頭脳と美貌を武器に、怪人物がらみの
「あり得ない」依頼を解決に導くのだが――。

書店員さん驚嘆!

「あり得ないほど」の密度の濃さは「さすが」の一言。 
               三省堂書店営業企画室  内田 剛さん
無茶ともいえる依頼を次々と解決していく姿が、清々しい!  
               MARUZEN名古屋本店 竹腰香里さん
プロフェッショナルなキャラクターと痛快な結末を堪能しました!
               ときわ書房本店 宇田川拓也さん
「あり得ない」という思い込みに足をすくわれる怖さと、
足をすくわれる人物を見る痛快さを楽しめる傑作!
               あおい書店川崎駅前店 大西健文さん
格好いい! 涼子と貴山のコンビ、最高だ!!  
               大垣書店イオンモールKYOTO店 辻 香月さん

感想・レビュー・書評

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  • 連続短編集。どれもサクッと読めるし、後味もよくていい。心情的に〜が一番良かったかな。

  • 「殺し」と「傷害」以外は引き受けますーー。

    6年前に罠に嵌められ、弁護士資格を剥奪され法曹界を追放された上水流涼子は、
    IQ140の貴山をアシスタントに、探偵エージェンシーを運営。
    明晰な頭脳と美貌を武器に、「あり得ない」以来を解決に導くのだがーー。

    涼子と貴山の元へは、さまざまな相談事が持ち込まれますが、それらはあり得ない依頼。
    表の世界では解決できない難問ばかり。
    法曹界を追放された涼子が、法を逆手に取って、時は詐欺まがいのことまでして
    依頼人の要望に応えようと知略を巡らせて駆け回ります。

    予知能力者・覚醒剤・将棋ソフト・野球賭博…。
    タイムリーな話題が満載だった。
    んー読んでて嫌な気持ちになったりはしなかったけど、
    解決されても…ふーん、そうなんだね~って感じでした。
    あっけなく、あっさりと解決され過ぎだったのかも…。
    一話読むと、次の一話を読む気持ちが余り湧かず、読むのに日数が掛かってしまいました。
    いつもの柚月さんの骨太な作品ではなく、エンタメ性が高い軽い作品でした。
    でも決してクオリティが低い訳ではなかったです。

    涼子と貴山のやり取りが軽妙で二人の距離感が何とも良い感じでした。
    ドラマ化すれば面白いだろうなって思った(*´ `*)

  • コミカルだけどスパッと事件を解決する。表紙のシルエットもカッコいい ニューヒロイン登場か、と期待しましたが、残念賞です。ヒロインと相方の役割分担がよくわかりません。どちらを活躍させたいのでしょうね。また、2人の性格も曖昧でした。やっぱり、この手の作品は女主人とワトソンくんというのがテッパンですよね。

  • 弁護士資格を失った「元」弁護士・上水流涼子の痛快な短編集。米倉涼子のリーガルVとちょっぴり似た舞台設定だけど、「弁護士事務所」じゃなくて「探偵」という位置づけだからリーガルVとは全く別物なんだろうな…

    一冊読み終わるのに半日もかからずあっという間に読み切れてしまいました。それぞれのお話はとても面白かったので、できれば上水流涼子シリーズで長編を読みたいなぁ、と思います。

  • 殺しと傷害以外ならどんな依頼も引き受ける、高額の報酬を条件に、表沙汰に出来ない問題を解決する『上水流エージェンシー』。
    モデルのような美貌と明晰な頭脳を持つ元弁護士・上水流涼子と、IQ140の秀才で元役者志望のアシスタント・貴山伸彦のふたりが、あり得ない依頼を鮮やかに解決。


    大好きな柚月裕子さんの、未読だった一冊。
    限りなくクール、けれど人としての情を失わずに解決に導くふたりの活躍にスカッとする。
    他の代表作のような、じわっとくる濃い読み応えではないけれど、この手のストーリーにありがちなドタバタでもラブコメでもなく、終始キリッと硬派なふたりの仕事人ぶりはなかなか良かった。

  • 公に出来ない揉め事を解決する何でも屋。
    殺しと傷害以外は何でも引き受けます。

    元弁護士・涼子と頭脳明晰な助手・貴山コンビか、依頼人の持ち込んだ「あり得ない」案件に挑む連作短編集。
    依頼人が持ち込む案件はどれもキナ臭いものばかり。
    「世の中、起きる事象にはすべて理由があります」と、いつも冷静で合理的かつ論理的に事を運ぶコンビが次々にサクッと解明していき、読んでるこちらもスカッとする。
    連ドラにすると面白そう。
    貴山の淹れたフレーバーティーが一度飲んでみたい。

  • 6年前に顧問弁護士をしていた会社に嵌められ、弁護士資格を失った上水流涼子。東大卒でIQ140の頭脳を持つ貴山をアシスタントにし、探偵会社を設立。予知能力、ヤクザ同士の賭け将棋、野球賭博などで詐欺を行う者と対峙し、公にできないトラブルを解決する。
    上水流と貴山のキャラは面白いのだが、軽いというかあっさりとしている感じ。
    柚木さんにはもう少し骨太の作品を期待してしまう。

  • 6年前に罠に嵌められ、法曹界を追放された主人公が、法を逆手に取って、時には詐欺まがいのことまでして、依頼人の要望に応えていく連作短編集。これまでのこの作家さんの作品とは、ちょっと違った感じで、なかなか面白かった。主人公の涼子も魅力的だが、助手の貴山がさらにかっこいい。中盤の作品で、二人の出会いも明かされ、短編なんだけど、きちんと背景も描かれ、シリーズ化して欲しくなる。

  • 真っ当な弁護士ではない。
    ある事件に絡み、法曹資格を剥奪されたやり手の探偵、上水流涼子。

    法に頼れない弱者の頼みを、法を無視した形で解決する。
    必殺仕事人だと思うとわかりやすい。

  • テレビドラマにしたら?的な本。

    5話ありますが、1話読んだところで
    「この手の話をあと4話読まなあかんのか。。。」
    という内容。

    トリックもチープな感じはするし読んで良かった感は薄い。
    ただ後半はそれなりに面白さはあったので何とか★3つ。

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著者プロフィール

1968年、岩手県生まれ。2008年、『臨床真理』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『凶犬の眼』『暴虎の牙』『最後の証人』『検事の本懐』『検事の死命』『検事の信義』『蟻の菜園‐アントガーデン‐』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『あしたの君へ』『慈雨』『盤上の向日葵』などがある。

「2021年 『小説 孤狼の血 LEVEL2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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