人間じゃない 綾辻行人未収録作品集

著者 :
  • 講談社
3.14
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本棚登録 : 499
感想 : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062204460

作品紹介・あらすじ

衝撃のデビュー作『十角館の殺人』から30年――。メモリアルイヤーにお贈りする綾辻行人の最新刊!
持ち主が悲惨な死を遂げ、今では廃屋同然の別荘<星月荘>。ここを訪れた四人の若者を襲った凄まじい殺人事件の真相は?――表題作「人間じゃない――B〇四号室の患者――」ほか、『人形館の殺人』の後日譚「赤いマント」、『どんどん橋、落ちた』の番外編「洗礼」など、自作とさまざまにリンクする5編を完全収録。単行本未収録の短編・中編がこの一冊に!

感想・レビュー・書評

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  • 未収録作品集。短編中編あわせて5編。読んだことない作品関係は飛ばした。『眼球奇譚』だって『フリークス』だって、『四〇九号室の患者』も齧りついて読んだのに、すっすらとしか覚えていない…。覚えているのは最近読んだ『深泥丘奇譚』だけ。

    「崩壊の前日」…『眼球奇譚』に収録されている「バースデー・プレゼント」の姉妹編。何度も繰り返されるシーンがすごく好き。太陽の欠片なのに血で染まってる狂気な世界が美しく思える綾辻ワールド。

    「蒼白い女」…『深泥丘奇譚』シリーズの番外編。『深泥続々』の「減らない謎」の前エピソード。…うーん…A氏(=秋守氏)…覚えてないぞ…←

    「人間じゃない」…『フリークス』「患者シリーズ」の番外編。なつかしい雰囲気なんだけど、かなり忘れている。「心霊スポットとかそういうのに目がなくてさ」というセリフがあるんだけど、その「目」という単語にいちいち反応してしまうのは、こういう形で出版された作品集ならではの楽しみなのかもしれない。

    ページがうっすらピンク色(気のせいかな…)なんだか上品な雰囲気の作品集。館シリーズとか読んでいるともっと楽しめると思う。帯に詳しく作品のリンクが説明されています。

    • けいたんさん
      こんばんは(^-^)/

      読んでいない作品があるのに、この短編集を読んでくれてありがとうございます(⁎˃ᴗ˂⁎)

      「崩壊の前日」...
      こんばんは(^-^)/

      読んでいない作品があるのに、この短編集を読んでくれてありがとうございます(⁎˃ᴗ˂⁎)

      「崩壊の前日」が好きというのが凄いです!
      綾辻ワールドにバッチリですね。
      私は「深泥丘奇譚」だけ読んだ事がありませんが「蒼白い女」を読む限り綾辻ワールドですね〜♪
      私も「フリークス」ほとんど忘れています。
      読んだ本をずっと覚えておけたらいいのになと思います。

      ページの色気がつきませんでした。
      夜見るのは怖いのでまた今度見てみよう!
      館シリーズいつかぜひ読んでみてください。
      2017/06/11
    • まっきーさん
      けいたんさん。コメントありがとうございます^ω^

      館シリーズ、一回借りて読んでみたことあるんです。けど冒頭で挫折しちゃって…。
      なぜ...
      けいたんさん。コメントありがとうございます^ω^

      館シリーズ、一回借りて読んでみたことあるんです。けど冒頭で挫折しちゃって…。
      なぜかわからないけど苦手意識が先行してしまうのです。構えずに読めばいいのかも?
      それでいて「崩壊の前日」みたいなのが好きという…。

      「深泥丘奇譚」はめまいがするというか、読んでいると地面がたわむような…
      不思議な作品ですが、こわくないのでおススメですよ。

      「深泥~」読めば綾辻ワールド制覇することになるけいたんさんを
      尊敬のまなこで見つめる私であります。…もしかして「Another」も読んじゃったのですか(驚)
      2017/06/11
  • 図書館にて。
    綾辻さんの最新刊!と思って意気込んで予約したらすぐ借りられました。
    なぜ…?と思ったら、既刊の未収録・未発表作品の短編集だったのですね。

    ●収録作●
    「赤いマント」(『人形館の殺人』の後日譚) 
    「崩壊の前日」(『眼球綺譚』所収「バースデー・プレゼント」の姉妹編)
    「洗礼」 (『どんどん橋、落ちた』の番外編)
    「蒼白い女」(『深泥丘奇談』の番外編)
    「人間じゃない――B〇四号室の患者――」(『フリークス』番外編)

    読んでいない作品もあったし、人形館の殺人なんかはもう遠い昔の話で登場人物、全く覚えておりませんでした。

    『深泥丘奇談』はずっと読もうと思っていた作品だったので近いうちに着手しようかな。確か続編と続々偏も出てたはず。

    短編も悪くないけど…やっぱり綾辻さんは長編が世界にどっぷり浸かれるなぁ…。

  • 単行本未収録の短編を集めた一冊。どの作品にも関連する他作があるので、さらにそれと繋げて読みたくなってしまいます。
    「赤いマント」……いえいえ、普通の推理小説じゃありません。トイレのシーンは案外怖くって鳥肌ものでした。夜中に読むとぞくぞく来ます。
    「崩壊の前日」は、一番好きかな。「バースデー・プレゼント」を偏愛しているので、やはり似た雰囲気のこういう作品は大好きです。
    「洗礼」の犯人当て、パーフェクトに当てられなかった私はまだまだでした。そして「現実」と重ねあわせて語られるあの物語部分にはじーんとさせられます。
    「蒼白い女」、たわいもないちょっとした小品、のように思えましたが。あのラストがこのページ配置になってるのってのがなんとも……じわり、ぞくり、ときました。
    そして「人間じゃない―B〇四号の患者―」。漫画バージョンでネタは知っていましたが。なるほど、こうくるのか! これが「患者」シリーズになっているのもすごくしっくりします。
    ファンにとっては珠玉の一冊、でした。

  • 一つ一つが以前の作品に関連したものだったので、面白かった。「人間じゃない」のマンガ読みたい。

  • どれもそれなりに楽しめた。今までの作品とリンクしているようだか、あまり昔のことは覚えていないのが不甲斐ない。全ての綾辻作品をお持ちの方は引っ張り出して確認しながらだと2倍楽しめるのかなぁ?とりあえずどんどん橋落ちただけは読み返そうと思う。

  • 未収録作品集なので、新たな世界観で楽しめて良かった。作中での話では人形館の物語は以前読んだが、時間が経っているので思い出せなかった部分もあって、記憶を辿るのにあれこれ大変だったが、こんなエピソードが新たに出てきたのだなと感じたりなど、楽しく読めた。物語の展開から事件の真相、犯人を推測するのに様々なエピソードが登場し、難解さを感じるも、さくっと読めてしまった。最後の表題作は、著者らしい、館シリーズにも共通するトリックや叙情的なものだと感じた。トリックあり、ミステリー、不思議な世界感ありで楽しめた。

  •  帯には新本格ミステリ30周年のロゴがある。本作は、新本格ムーブメントの旗手と称された綾辻行人さんの、単行本未収録短編集だという。

     「赤いマント」。『人形館の殺人』の後日譚であるのはともかく、ご本人が言う通り、極めて普通のミステリだが、逆に新鮮に映る。聞いたことがある怪談ネタを、うまく現実に落とし込んでいる。隠れた佳作と言うべき1編。

     「崩壊の前日」。『眼球綺譚』の姉妹編だとか。僕も含め、ミステリ読みは、何の意味があるのかと考えがちだが、ホラー作家という綾辻さんのもう一つの顔が、ここに凝縮されている。スプラッターな描写が、不思議と詩的で、幻想的だ。

     作中作になっている「洗礼」。『どんどん橋、落ちた』の番外編なのか? 序盤の「業界」へのぼやきに苦笑するが、内容は特に『どんどん橋、落ちた』のような反則感もなく、「赤いマント」よりさらに普通のような…。U山氏への追悼編という意味合いが強いか。当時、綾辻さんが受けたショックの大きさは、僕には語れない。

     掌編「蒼白い女」。こちらは『深泥丘奇談』シリーズの番外編。短いページ数でぞくりとさせるのは、さすがの手腕だ。新本格勃興時には存在しなかった、あるガジェットの利用もうまい。

     表題作「人間じゃない ─B〇四号室の患者─」。『フリークス』は、ホラーと本格が融合した傑作作品集だったが、本作もまた、今まで埋もれていたのが惜しい傑作だ。逆転の発想とだけ書いておこう。なるほど、人間じゃない…。

     綾辻さんが『十角館の殺人』でデビューを果たしてから、9月で30年になる。文庫で『十角館の殺人』を読んだときの驚きは、今でも忘れられない。あれから色々読んだけれど、結末にあれ以上の衝撃を受けた作品には、未だに出会えていない。

     願わくは、綾辻さんご自身に、あれ以上の驚きを見せてほしいが…。

  •  デビュー三十周年、おめでとうございます。

     帯の右下のロゴ、めっちゃかわいくない? かわいくない、これ???
     未収録作品集とはいえ、今まで発表した作品の後日譚だったり姉妹編だったり、綾辻作品を読んでるとより楽しめる一冊。と思ったけど、そもそも綾辻読んでないひとが最初にこの本を手に取るかと言われたら、取らんわな。アヤツジストにはたまらない一冊。フリークスと眼球綺譚、読みなおそっと。
     関係のある作品は、人形館、眼球綺譚、どんどん橋、深泥丘、フリークス。やっぱりね、眼球綺譚がめっちゃ好きだから、「崩壊の前日」、すげー好きですわ。この雰囲気ほんと好き。
     「洗礼」も面白かった。犯人宛の部分はまあ普通に読んじゃったんだけど、それを挟んである部分の作りがいいよなぁ。
     どんどん橋のUくんて、宇山さんだったってことでいいのかな。新本格キチとしては、お名前見るたびにぐっとくる方ですから。お亡くなりになったのを知ったの、半年くらいたってからだったけど、ショックだったなぁ。
     「人間じゃない」も好き。グロホラー。傍点満載。
     綾辻大好きだから、どの話も綾辻らしくて好き、で感想が終わっちゃうんだよなぁ。
     抜粋。
    「人間じゃない――B〇四号室の患者――」より。


    「人間じゃないものが、いる」


     傍点振ってあるここがすごく好き。

  • 短編集。綾辻氏の色々な既刊の関連作となっているけど、綾辻作品を読むのが久々すぎて元のお話の記憶がおぼろげ…それでも楽しめたので、読んだことなくても大丈夫かも?
    『人間じゃない』はオチの予想はついてしまったけど面白かった。

  • 眼球綺譚、フリークスを読み直したくなりました。短編・中編なのでさらっと読めました。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ・ゆきと)
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。’87年9月『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリシーンを牽引する一方、ホラー小説にも意欲的に取り組む。’92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度第22回ミステリー文学大賞を受賞。464

「2021年 『黄昏の囁き 〈新装改訂版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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