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- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062204545
感想・レビュー・書評
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定型発達者と発達障害者は同じ社会の一員として良きパートナーになれるだろうか。互いに理解して努力すれば大丈夫、なんて耳心地の良い台詞が足しにもならない険しさを感じる。
上野千鶴子先生曰く「フェミニズムは弱者が強者になりたいという思想ではありません。弱者になっても安心できる社会を作ることが、わたしたちの目的です」とのこと。
脳の機能障害は誰にでも起こりうる。例えば若年性アルツハイマー、例えば後天性高次脳機能障害。マジョリティに属する部分が多い人も、マイノリティな部分を持っている。
弱者になった自分も当然に社会から大事にされるものだと考えられれば、不寛容さや排他性も当然に律することができるだろうか。迷い、弱音を吐きながら、また次の歩を進めていきたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示