COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 59
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062204552

作品紹介・あらすじ

海を渡り、新天地へとやってきた12歳の心良(ここら)。そこで心良を待ち受けていたものは、心優しくも異なる文化の中に生きる人々との、想像をはるかに超える日々だった―。

思春期に入り、より深い葛藤の中、自分自身とも闘い、混乱し、傷つき、それでも前に進み続ける、自閉症スペクトラム障害という宿命を背負った少女の、心を抉る疾風怒濤の思春期篇、ここに開幕。

『発達障害の子どもたち』著者で児童精神医学の第一人者
杉山登志郎さん絶賛!
12歳で少女は異国に追放された。そこで愛情にあふれたホストファミリーに出会うも、逆に混乱し、他者から取り込んだ人格との対話を深めていく。発達障害と精神的虐待がもたらす多重で複雑な内奥を世界で初めて開示した自伝的小説。

感想・レビュー・書評

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  • 一人で海外留学。両親はぶっとんでいるとしか言いようがない。
    第二作目の思春期篇では「クスケ家」との出会いが大きなターニングポイントになっている。クスケ家は本当に素敵な家庭だったのだろう。上手くコミュニケーションをとれなかったのかもしれないが、クスケ家という本来の家族の在り方に触れることによって、自分の家族の異常さに気づくことができたのは大きな変化だったのだと思う。
    また、命の大切さについて考えさせられる「うさぎを解体する」の場面が印象深い。
    そもそも、10代の子どもが生き物を自分で解体するという場面事体がインパクト大なのだが、そこから彼女が学ぶ「いただきます」という言葉は「命をいただきます」なのだということの気づきにハッとさせられる。
    「いただきます」という言葉はなんて尊く、美しい言葉なのだろうと感じた。

  • 読了20180217

  • 前編に続いて、いたたまれないような悲劇的な状況が続くのかとハラハラしながら読み進めたが、ホストファミリーとの関係構築にも概ね成功して、多重人格的な「声」を相手にした深い内省に中心が移る展開であった。

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著者プロフィール

昭和生まれ。幼い頃から「変わった子」と言われて育つ。大人になり高機能広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)と診断される。
診断後、本の執筆を思いつくが、長らく書くことはなく、その後長期の体調不良に陥ったことをきっかけに、「自分の人生の意義を知りたい」と執筆を開始。
好きは花はアザミ。

「2017年 『COCORA 自閉症を生きた少女 2 思春期 篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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