続ける力 人の価値は、努力の量によって決まる

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 92
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062204712

作品紹介・あらすじ

目標の高校野球の地方大会では、ベンチ外でスタンド応援だった。
幼いころから憧れたパイロットへの道は、視力制限のため閉ざされてしまった。
だけど、「今できることを着実に」。その思いでチャレンジを続け、「夢」だった宇宙には4回行くことができた──。

日本を代表する宇宙飛行士・若田光一さん。
2014年、国際宇宙ステーション(ISS)の第39次長期滞在ミッションで、日本人初のコマンダーに就任。国際色豊かなチームを、英語とロシア語を駆使しながら「和」の心でまとめ上げ、世界中から絶賛されました。
しかしその人生は、苦難の連続でもありました。いかに日々直面する挫折や困難と向き合い、自らを高めてきたか。また、折れそうな心を鼓舞し、努力を続けたか。等身大の目線で、率直に語ります。

人生はコントロールできないことの連続です。しかし、若田さんは語ります。
「でも、それで歩みを止めたりしない。自分を信じ、努力を続ける」と。

今日という一日を精一杯に生きる、すべての日本人に贈る「勇気の書」。

感想・レビュー・書評

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  • 宇宙飛行士としての経験の中から人生の教訓をまとめた内容で、とても興味深かった。特に以下の一文は素敵だと思った

    ・自分の人生は一度きりだから、果てしない宇宙の中に浮かぶこの青い水の惑星で命を与えられたことに感謝し、その命を大切にして、人生を楽しみ、精一杯生きたい

  • ミニコメント
    日本を代表する宇宙飛行士・若田光一さん。
    しかしその人生は、苦難の連続でもありました。
    いかに日々直面する挫折や困難と向き合い、自らを高めてきたか。また、折れそうな心を鼓舞し、努力を続けたか。
    等身大の目線で、率直に語ります。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1181575

  • 過去の著作のほうがおもしろかったかも…。

  • 超絶スーパーヒューマン若田さんの本なので期待して読んだが,なんだか心に入ってこなかった.
    もちろん素晴らしい内容のオンパレードなのだが,章立てが普通すぎるのか,「これって他に人でも同じようなこと言えそう」という話ばかりなのだ(具体例はどれも宇宙飛行士ならではなのだが)
    素直に読めれば良い本.

  • 若田さんの人生観、リーダーとしての感覚が書いてある。
    心にグッとくるキーワードが散りばめられているから面白い。

    「やってみてダメだった」では許されない
    くよくよ悩んだところで何も変わらない。自分自身にできるのは、前に進むか、留まるか、後退するかの三つだけ。だったら前に進みたい。

    挑戦する相手は自分
    周囲の眼はごまかせても、自分に嘘はつけない
    あくまでも。自分が自分自身で設定した壁を乗り越えることができたかどうか

    周りから批判されたり褒められたりしても、果たしてそれが自分の生き方、価値観に照らして合わせてどうなのかを見極めることが肝要
    前例踏襲に陥ってはいけない
    a bad decision is better than no decision
    Failure is not an option

    努力は精神を満たす栄養剤
    理想と現実にはギャップがあり、ゴールまでに道のりは険しいかもしれない
    途中で道筋が見えなくなったり、回り道をしたりすることもあるかもしれない
    大きな後退を余儀なくされるようなアクシデントが起きることだってある
    しかし、目標を見据えて一歩を踏み出さなければ、そのさきにどんな道が待っているかもわからない。最初の一歩がなければ、ゴールにたどり着くことは決してない
    そうやって、「目標にむかって進むプロセス」そのものを楽しむ。
    ゴールまでの道のりを着実に進んでいると毎日実感できたら、喜びを感じ、精神が満たされる

    毎日、充実した日々を送ることができれば、それは、自分の納得できる人生にもつながる・
    納得した人生を送るためにも、自分に妥協せず、毎日、その瞬間にベストを尽くす
    「毎日が本番だ」という意識で日々を過ごす
    今この瞬間は二度と戻ってこない。常に緊張感を持って臨む
    何か壁にぶつかった時、「自分にコントロールできること」「コントロールでいないこと」を見極める。コントロールできなくても、努力は粛々と進める
    Trust, but verify

  • 宇宙飛行士の本
    普通のサラリーマンだった人が、スーパーヒーローになったのだが、実は宇宙飛行士の訓練中でも、クルーとしてのアサインやコマンダーの資質なども常に評価をされ続けている。
    そんな中で結果を出して行くための考え方などが紹介されていた。
    特に組織の連携をするための調整力などについては、どこも同じだなぁと思ったが、それを前向きに捉え、次につなげていける事が違うんだなぁっと思った。

    気に入った一言
    自分自身が納得できる人生を歩みたい
    A bad decidion is better than no dicision
    Failure is not an option
    損傷許容設計
    色々なことを経験してみることは本当に大切だと感じる
    何のために語学を勉強するのかという目的をしっかり持つことが大切

  • 一晩寝てリセットする
    いま自分に何ができるか、いま為すべきこと

  • 目標を持ち、達成する為の努力を続ける事や仕事の失敗から学ぶ事、良き先人達から学ぶ事からリーダーシップは養われる。元来の性格や気質は人それぞれなので自分の感覚だけで推し遠さず、チームで対話する中で解決策を見つける。データを使って説明する事は、お国柄の違いや価値観の違いの場合などは有効な手段の一つ。大事なのは、はっきりと伝える事。若田さんはどこにいても頼れるリーダーになった人と思っていたので生き様に興味があったから図書館で借りてみた。

  • 内容自体に目新しいことはないが、世界規模で活躍されている著者の具体的な例を交えての提言は説得力がある。

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著者プロフィール

1963年、埼玉県に生まれる。九州大学工学部航空工学科卒業。九州大学大学院工学研究科修士課程修了。2004年、同大学院工学府航空宇宙工学専攻博士課程修了。博士(工学)。1989年、日本航空株式会社に入社。1992年、宇宙開発事業団(現JAXA)が募集した宇宙飛行士の候補者に選ばれる。日本人初のミッションスペシャリストとして、スペースシャトルSTS-72ミッション(1996年)に搭乗、STS-92ミッション(2000年)では日本人の宇宙飛行士として初めて国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てを行った。2009年3月から、第18/19/20次長期滞在ミッションにフライトエンジニアとして搭乗し、日本人初のISS長期滞在を行う。2010年、NASA宇宙飛行士室ISS運用ブランチ・チーフ就任。2013年11月より第38/39次長期滞在クルーとして約半年間ISSに滞在。第39次長期滞在においては、日本人初となるISSコマンダー(船長)を務める。これまでの宇宙滞在期間は合計347日8時間33分で日本人最長。2016年、JAXA国際宇宙ステーションプログラムマネージャー就任。

「2017年 『続ける力 人の価値は、努力の量によって決まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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