香菜とななつの秘密

著者 :
  • 講談社
3.90
  • (6)
  • (7)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062204736

作品紹介・あらすじ

小学校5年の香菜は幼い頃から、引っ込み思案で恥ずかしがり屋で、人前で話すことが苦手だった。
心配をした母が「ことばの教室」に通わせてくれて、高学年になるころには教室で発表したり友だちに話しかけたりもできるようになっていた。
それでも聞き上手で慎重な性格は変わることはなく、学校の中でも通学路でもいつもいろいろな事に耳をすませて観察をするので、皆が気がつかないことにも気がついてしまうのだ。
引っ込み思案な香菜が”聞き上手”と”観察眼”を武器に学校のいろいろな秘密を見つけ出し、友だちと一緒に解決していく、ほんわりとあたたかい学校ミステリー。


もくじ
第1章 朝の秘密
第2章 学年文庫の秘密
第3章 先生の秘密
第4章 読み聞かせの秘密
第5章 干支の秘密
第6章 続きの秘密
第7章 広瀬くんの秘密

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 香菜は無口でクラスでも目立たない。でも小さなことに気づいてその原因を推理するのが得意だった。ある日、下駄箱の上に並んだ十二支の人形に猫が加えられていることに気づく。さらに、誰かが人形の向きを変えていて…。一体誰が、何のために? シャーロック・ホームズのように回答を導き出す香菜の名探偵ぶりが爽快です。

  •  5年生の香菜は、人前で話すのは得意ではないが、聞き上手だし観察力もある。朝の学校が好きで、みんなより少し早めに登校する。靴箱に入っていた見なれない靴を見て、転入生が来たことに気づく。その転入生の広瀬くんは、最初のあいさつで「友だちとかつくる気ないんで」と宣言。香菜は、広瀬くんがどうしてそんなことを言ったのか、気になってしまう。

  • 人前で話をするのが苦手な5年生の香菜は
    そのぶんよく見て、よく聞いて、あれこれ考えることが大好き

    朝の靴箱と教頭先生のようすから転校生が来ることを予想したり
    荷物にまぎれこむ不思議な本から学年文庫の秘密に気がついたり
    先生の疲れた顔色と袖についた汚れからそのわけに思いいたったり

    転校生の広瀬くんとだんだん心が通じあうようになったころ
    よくない噂話に責められて広瀬くんが学校を休んでしまう

    弱いものにあたたかいまなざしを注ぐ福田隆浩の
    書き下ろし“ほのぼの学校ミステリー”

  • 【収録作品】第1章 朝の秘密/第2章 学年文庫の秘密/第3章 先生の秘密/第4章 読み聞かせの秘密/第5章 干支の秘密/第6章 続きの秘密/第7章 広瀬くんの秘密 
     噂→いじめ、からの脱却として、事実を調べる・自分で考えることを提案、実行してみせている。一つの解決策を提示している。

  • 面白かった!

  • 香菜ちゃん、がんばれ!

  • 佐々野香菜はしゃべるのが苦手な5年生。仲良しグループの友達とも、あまりしゃべらない。でもみんなは、香菜はしゃべらないけど、優しいいい子だと知ってくれている。
    香菜はしゃべらないぶん、たくさん本を読み、いろんな事を考え、ゆっくり推理するのが好きだ。
    そして、みんなが困ったことにならないよう、こっそりみんなを助けていたりする。

    そんな香菜のクラスに転入生・広瀬くんが来た。広瀬くんは転校初日から「友達は作る気がありません」というかんじで、誰とも仲良くなろうとはしない男の子だった。でもサッカーが得意で、本もたくさん読んでいる子だった。
    広瀬くんも香菜はほとんどしゃべらないけど、いろんな事をよく見ていると気がつく。
    そして、学校でおこっている「ちょっと困った人」をこっそり助けるようになっていく。

    広瀬くんがサッカーを通して、クラスの男子たちとも仲良くなってきたころ、ある噂が広がる。
    広瀬くんは前の学校で、同じサッカーチームだった後輩の子に、試合で負けたことを責めて、城山で事故に合わせたというのだ。

    香菜は、広瀬くんがそんな人で無い事をみんなに訴え、それを証明しようとする。

    児童文学だけど、「不思議」抜きのリアルな、推理もの。
    で、友情と成長もの。

  •  香菜はしゃべることが苦手だけれど、学校に行くのは楽しい。いつも何か発見があるし、仲良くしてくれる友達もいる。
     
     ある日、広瀬君という転校生が香菜のクラスにやって来た。彼の第一声が「友だちとかつくる気ないんで」。クラス全員びっくり!香菜は心配になり、広瀬君のことを気にかけるようになった。

     香菜のまわりでは、小さいけれど不思議な出来事が起きる。香菜はどうしてかな?といつも考えて、その謎をこっそり解いているのだ。
     最初は、手提げバッグの中に、知らない間に本が入っていて気味が悪いと言う梨花ちゃんの相談から…。

  • 小学五年生の香菜のクラスで起こる7つの物語。

  • 話す事が苦手な5年生が主人公
    読みやすい
    メッセージ性は高い
    あのクラスの生徒に手渡したいと思える物語

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

長崎県の特別支援学校勤務。『この素晴らしき世界に生まれて』(小峰書店)で、日本児童文学者協会長編児童文学新人賞受賞。
『熱風』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作受賞。
『ひみつ』(講談社)が第50回野間児童文芸賞最終候補作に、
『ふたり』(講談社)が2014年青少年読書感想文全国コンクール課題図書に、
『幽霊魚』(講談社)が2016年読書感想画中央コンクール指定図書に、
『香菜とななつの秘密』が厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財に選ばれる。
その他、『おなべの妖精一家シリーズ1.2』(講談社)など





「2020年 『スポーツのおはなし テニス テニスキャンプをわすれない!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

福田隆浩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヨシタケシンス...
吉野万理子
吉野 万理子
ヨシタケシンスケ
まはら 三桃
R・J・パラシオ
市川 朔久子
ヨシタケシンス...
ヨシタケ シンス...
宮下奈都
戸森 しるこ
福田 隆浩
辻村 深月
戸森 しるこ
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×