- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062204750
感想・レビュー・書評
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妊娠、出産などに関わる女性の悩みや気持ちがよく伝わってくる内容であった。
自分は男性であるが、こういうものを読む度に、自分が妊娠できない性であることが辛く悲しく思う。
最後の話は思ってもなかったどんでん返しがあり、読後の満足感がさらに良くなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出産時の年齢は現代では平均だと思うけど、それまで親や友人から早く産んだ方がいいとよく言われたな…と思い出した
最後の短編が現実になればいいと思う反面、そうなってほしくもないような -
前作の「産む、産まない、産めない」が良かったので、引き続きこちらの本も読んでみました。
短編の7つの物語は前作を読んでいなくても、色々な人生を歩んでいく女性たちの物語に引き込まれました。まるでノンフィクションを感じさせるかのよう。
ある意味、第7話目のマタニティ・コントロールにはびっくりしましたが 笑 、面白かったです。
個人的には第三話のターコイズの最後が衝撃的でした。
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妊娠も出産も不妊治療も産後復帰も経験してるから、このテーマは胸にぐっとくるものがあった。ああ、この道通ったことあるな…と全部のストーリーで一度は感じた。
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出産をテーマにした短編。男性にはタイムリミットはあまりないかも知れないけれど、女性にはタイムリミットがある。産む選択、産まない選択。特別養子縁組を受け入れる選択。どれも良いと思います。
どの短編も良かった。最後のファンタジー?だけは要らなかったと思う、、笑 -
#理解あるふりだらけの世界で今日も産むのは権利か義務か運命か
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妊娠、出産にまつわる7人の女性のそれぞれの物語。とても興味深かったです。
産まない選択や、産みたいけど産めなかった女性、不妊治療。覚えがあることなので、女性たちの気持ちもわかるし。
衝撃的なのは、「卵巣は人間の臓器の中で一番劣化が早い」という事実。35歳を過ぎると妊娠の確率はぐっと減るし、体外受精の成功率も年単位で転がり落ちるように下がる。私の34歳の出産はギリギリのところだったんだなと改めて思った。
この事実は女性たち自身にもあまり知られておらず、無自覚なまま機会を逃してしまう悔しさ。
でも思うのが、現代女性の社会的な成熟度と産むことを考えた生物的な成熟度にズレがあること。産むのに適しているのは今も昔も20代だけど、20代ってやっと社会に出て仕事ができるようになって大人としての自覚が芽生えつつある時期。子どもを持つなんて先のことと思ってしまう。家族が欲しいなって思うのは30過ぎって普通かも。でもそれから妊娠を考えるともう遅いなんて、そんな理不尽な。この問題にどう折り合いをつけていくかは難しい課題でひとりひとりに物語があるのはうなずける。
最後の話だけが、未来の話でSF的で違和感。この話を付け足さない方が良かったのに。おかげでざわざわした気持ちになって読後感が台無し。でも他のストーリーは考えさせられ、話としても良かったです。 -
ターコイズとマタニティ・コントロールが好き