- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062204781
感想・レビュー・書評
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いつもとは少し違う切り口の薬丸岳さん。
子供たちがSNSやLINEで親の知らない交流関係を築いている危うい世界がテーマ。
これは行き過ぎだけど、あながち現実離れしたことではなく感じてしまう。
ただ。
一気に読める面白さなんだけど、なんだか物足りなかったのはなんだろう。
後半のストーリー構成が雑に感じてしまったというか、ラストの締まり方が残念な感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
違法行為に対して違法行為で対抗するって、中学生の設定ですよね?
いくらなんでも無理じゃないですかね。
昭和のドラマ「ハングマン」を思い出した。 -
世の中こんないい教師ばかりだったらいいのに…
最初30ページ位で話の全容が読めるので、あー、そういう話ね、と思った割に一気読み。
ん?これ誰だっけ?ってちょいちょい挟んでくる所が、私にはページを進める力になっていたのかな。
例え誰からも無視されても、会話してくれなくても、ちょっと目配せしてくれるだけで救われる、顔の見える友達。それに尽きる。顔の見えない誰かは、永遠に守ってくれる訳じゃない。大人になったら何でも自分で解決できるようになる訳じゃない。
今は違う形の解決法のガーディアンだと信じたい。 -
ある日を境に、荒んでいた学校が平和な日々に変わる。
生徒も先生も違和感を抱きながら、平和なことに安穏することに。しかし、その学校生活に疑問を持ち、謎を解き明かそうとする新任教師の身に・・・。教師は本当に無力なのか。 -
中学生のお話か…読めるかな?と思って読みはじめたけど、吸い込まれて一気に読みきった。
親目線になったり、子供目線になったりして感情移入しながら読んだ。
いじめは本当になくならない。いくつになっても思う。
こんな先生達本当にいるのかな?
夏目刑事登場! -
なくならない、いじめ問題。
本当に守ってくれるものの存在は何か
つらいことがあったときに、話しかけてくれたり、冗談を言って笑わせてくれる人
顔の見える友達
2017年 講談社 -
他のレビューでも多数あるように確かに登場人物は多い。しかも視点によって上の名前と下の名前で呼び方変わるので全員のフルネーム把握していないと誰なのかわからない、が、学校という舞台で教師と生徒と保護者がいてとなると登場人物は多くなり、しかも呼び方も関係性によって変わるのでこれはまあある意味リアルな感じかなということで納得した。だが人物相関図とか、よくある人物説明文?があるとよいかも。
話は学校を舞台としたところで、いわゆる殺人とか誘拐とかそういうのではなく、あくまで生徒と教師の攻防?というか学校の日常にありそうでなさそうな感じはよかった。締めも希望を持てる終わり方で好感持てました。かといって教師には絶対になりたくないって思う感じですけど。世の先生には頭が上がりません -
期待していたほどの衝撃も何もなかったな。SNS等の発達で最近の中学生も先生も大変だなと思わされはしたものの、そこ止まり。教師が無力だから生徒の間からガーディアンという自警団が発生するアイデアはおもしろかったのだが思っていたほど話は広がらなかったのが残念。薬丸さんらしさが鳴りを潜めてしまったというか、軟着陸してしまってモヤモヤだけが残った。