広重TOKYO 名所江戸百景

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本棚登録 : 65
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062205078

作品紹介・あらすじ

最高の初摺で楽しむ江戸の名所

歌川広重の最晩年の代表作を、描かれた地域別にまとめた一冊。
掲載するのは、彫り・摺りともに国内外トップクラスの「原安三郎コレクション」。全てが初摺で、保存状態も極めて優れているので、広重が表現しようとした形や色を鑑賞することができる。
描かれた場所の現地取材を行い、作品全てに現在の写真と地図を掲載しているので、江戸名所めぐりにも役立つ。

日本橋・霞が関界隈
両国・浅草・上野界隈
佃島・深川・向島界隈
品川・大森・目黒・新宿界隈
江戸川・隅田川上流・王子界隈

感想・レビュー・書評

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  • 2016年にサントリー美術館で開催された展覧会<a href="http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2016_2/" target="_blank">「広重ビビッド」</a>。それと同じ監修者による初摺りコレクションで「名所江戸百景」を解説する。見開きの右ページに浮世絵。左ページにその解説。そこには浮世絵に使われている手法や、同じ場所が現在どのようになっているかを示す写真と地図が掲載されている。この本を片手に、散歩してみるのも楽しそうだ。

  • 作品の解説や、描かれている風景の説明、そして現代の地図上でどこからどこに向かって描かれたものか、現在の写真もあり、浮世絵に描かれた世界と現代の実社会との繋がりを感じさせてくれる。

  • 見開きの右頁には名所江戸百景の一枚を、左頁には作品目録と背景や技法の解説、現代の風景と撮影地点を地図で示し、各要素のバランス良い配置にまず感心。絵はその芸術性の高さはもちろん、発色が鮮やかで見入るほど美しく、木目が表れているところも質感が伝わってきてリアル。描かれた場所は特に東京在住者にとっては馴染みの地も多く、ガイドブック的要素があるのと同時に、当時の風景が眼前に浮き上がってくるようでもある。浮世絵の大家を扱うにあたって、あれこれ有名な図を集めるのでなく、「東京」とテーマを絞った試みが見事に成功していると言え、巻末にはコンパクトな技法解説もあるなど行き届いており、ずっと手元に置いておきたい一冊。

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著者プロフィール

小池満紀子(こいけ・まきこ)
櫛形町立春仙美術館(現・南アルプス市立美術館)学芸員を経て、現在は中外産業株式会社原安三郎コレクション担当、国際浮世絵学会理事などを務める。著書に『小原古邨の小宇宙』(青月社、2018年)、共著に『日本の近代絵画』(ブレーン出版、1996年)、『月岡芳年 魁題百撰相』(二玄社、2012年)、『広重TOKYO 名所江戸百景』(講談社、2017年)、『小原古邨 海をこえた花鳥の世界』(平凡社、2021年)などがある。「原安三郎コレクション 広重ビビッド」(サントリー美術館ほか、2016-2017年)、「「原安三郎コレクション 小原古邨展 花と鳥のエデン」(茅ヶ崎市美術館、2018年)、「小原古邨 海をこえた花鳥の世界」(石川県立歴史博物館、2021年)などの展覧会に関わる。

「2021年 『小原古邨作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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