さようなら、お母さん

著者 :
  • 講談社
3.48
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本棚登録 : 83
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062205306

作品紹介・あらすじ

島田荘司選 第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作! 
その女は「毒」だ。身体を蝕み、心を壊す。
美しい義姉の周りで続発する死と災厄。兄を亡くした妹は、親友とともに、義姉の「本当の顔」に迫る。
原因不明の奇病を患った兄は激痛に耐えかね、病院の窓から飛び降りて死んだ。兄の症状に納得がいかない妹の笹岡玲央は看護師から、義姉の真奈美が兄の腫れた足に巨大な蜘蛛を乗せていたと聞く。美しく聡明で献身的な義姉の「本当の顔」とは? 玲央の幼なじみの天才毒物研究者・利根川由紀が乗り出す!

感想・レビュー・書評

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  • 表現がずっと気持ち悪いほどリアルなのがさすが北里さんだなと思いました。
    読む手が止まらず、最後まで来て、タイトルに触れた時、今まで読んできた、登場人物の過去と今を振り返りました。
    こんな家族も本当にあるんだな。

  • じゃがいもの芽には気をつけよう。

  • どなたかのレビューにあったように、最後に
    タイトルの意味がわかる。
    毒マニアの親友がいて、話がどんどん順調に進みすぎだとは思いますが、嫌な感じでもなく、スピーディーに最後までいきます。

    代理ミュンヒハウゼン症候群、心理学か何かの本で読んだことあったので、なるほど、と思った。

  • 福山ミステリー文学新人賞受賞作品。母性を神聖とし過ぎることへの問題提起や、機能不全家族に育った女性がとんな孤独や生きづらさを抱えて、生き延びているかについて細やかな心理描写があり惹き付けられる。不審死の兄の死因を突き止めていく展開やトリックも、生物学専攻修士の肩書を持つ異色の経歴の作家らしく、専門的でありながら分かり易い説明がなされ興味深かった。子どもが母親の代理や分身とされてしまう悲劇が丁寧に描かれたいい作品。続編で兄や研究者の由紀の哀しさについて読みたい。

  • 2018.12.14読了

  • 利根川由紀のキャラクターは嫌いじゃない。
    毒物用語が多すぎて難しかったけど、それに負けない由紀のキャラクターとストーリー展開だったと思う。

    結末によってタイトルの意味が分かって、なるほどと思った。

  • どのお母さんとサヨナラするのかとおもってたら
    まあ、モノローグあったけど
    怖い話でした

  • 読み始めてすぐに
    この症状はあれではないのか?
    とすぐ気が付き
    そこに主人公がたどりつくまでは
    もう読むのがしんどかったのだけど
    真犯人には全く気がつかず
    意外と驚いた。

    まぁ、ありがちな展開ではあったが
    毒マニアの由紀のキャラクターが面白く
    なんとか救われたかな。

  • 島田荘司選 第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作

    その女は「毒」だ。身体を蝕み、心を壊す。
    美しい義姉(あね)の周りで続発する死と災厄。
    兄を亡くした妹は、親友とともに義姉の「本当の顔」に迫る。

  • 原因不明の奇病を患った兄が自殺。兄の死に納得できない妹の玲央は、幼なじみで毒物研究者の由紀と共に真相を追う。
    犯人がすぐに分ってしまうのが残念なところですが、手足が膨れあがる奇病、毒蜘蛛、代理ミュンヒハウゼン症候群などのピースが繋がる巧みな展開と個性的な登場人物が印象的。タイトルの意味が解り何とも言えない読後感に浸れるところも良いです。

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著者プロフィール

1977年埼玉県に生まれ、千葉県で育つ。東邦大学大学院理学研究科生物学専攻修了。理学修士。日本卵子学会認定胚培養士。体外受精コーディネーター。『さようなら、お母さん』が島田荘司選 第9回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞優秀作となり、2017年にデビュー。

「2020年 『連鎖感染 chain infection』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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