- 講談社 (2017年2月28日発売)
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感想 : 34件
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Amazon.co.jp ・本 (202ページ) / ISBN・EAN: 9784062205382
作品紹介・あらすじ
私は二十代と三十代に別離を経験した。一人は弟であり、もう一人は前妻であった。なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。その動揺は、なぜ自分だけが?という感情になった。ところがそういうものと向き合っていると、やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。それは彼等が生きていた時間への慈しみであり、生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。
私は二十歳代と三十歳代に別離を経験した。
一人は弟であり、もう一人は前妻であった。
なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。
その動揺は、なぜ自分だけが? という感情になった。
ところがそういうものと向き合っていると、
やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。
それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり、
生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。(まえがきより)
週刊現代誌上の連載『それがどうした』掲載のエッセイに加え、本書のために、4編の書き下ろしを収録。
みんなの感想まとめ
別離の経験を通じて、人生の深い意味を探求する内容が魅力的です。著者は弟や前妻との別れを経て、「さよなら」という言葉の重みを感じ、その背後にある愛や慈しみを見つめ直します。読者は、愛する人を見送ることの...
感想・レビュー・書評
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2017年初版。最近、馴染みのある有名人の方々・先輩・同級生・後輩を見送りました。「さよなら」と言う言葉の重みを感じるこの頃です。生きていくことが大事な人を見送ることだと理屈ではわかっているつもりですが、こればかりは心の準備が難しいことだと実感しています。弟との別れ・前妻との別れ。青年期や中年で、そのことに折り合いをつけることは辛い経験だったろうなあと思います。ただ、悲しむばかりではなく亡くした方の輝かしい時や美しい時を思うことが、心を癒すことなのかなあと思いました。
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新成人の流儀の章がお気に入りです!
「先駆者になる」…この言葉の意味をしっかりと心にしまい生きて仕事しないとね!
ぜひ〜 -
愛犬ノボとアイス、そして「家人」と書く奥様。伊集院家の温かさをあらためて確認しました。
「さよならに力があるとすれば、誰かへのいつくしみがあるからではないか。」
「人生は、その人だけのものに見えて、実はその人だけのものではない。
どんな結果であったかより、どう生きたかが人生の肝心であり、人生そのものと私は考えている。」 -
新成人、新社会人に贈る言葉が刺さりますね。
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単に歳を重ねるだけでは、こうは書けないなぁ。これが作家の力か。ただ、どんな人でもそんな悲しいさよならを繰り返していまをなんとか生きている。そんな大事なことに伊集院節で気づかせてくれる。
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その動揺は、なぜ自分だけが? という感情になった。 ところがそういうものと向き合っていると、 やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。 それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり、 生き抜くしかない!という自分への叱咤かもしれない。(まえがきより) 週刊現代誌上の連載『それがどうした』掲載のエッセイに加え、本書のために、4編の書き下ろしを収録
内容)去りゆくものに微笑みを。切ない思いも悲しみも、やがては消える。季節は移ろい、そして新しい人とまた出逢う⁉️ -
毎度の事ながら、ノボの話は笑えるし、じいんと来る。お母様の話にはしんみりとなる。毎度のパターンだけど、これが良い。
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酸いも甘いも経験した伊集院静さんならではの淡々としながら哀しみの感じられる良い本でした
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「大人の流儀」シリーズの最新刊。
今回は別れ、離別・死別などの話題が多い。
大切な人との別れば突然でもわかっていても辛いもの。
残された者は、そこからまだ人生が続くので、何を考え、思い
その後の人生を過ごすかは人それぞれ考えないといけない -
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ザ・大人。こんな風になりたい、が、すごすぎて無理だ…
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伊集院静さんの大人の流儀シリーズを読むのは初めて
なぜか、このシリーズだけは読んでみたくなった
ああ、そうだなぁ、そうなのかと納得しながらも
ひとつの考え方、生き方として読み終えた -
夏目雅子が大好きで手に入れたわけですが…。予想以上に内容が沁みました。アラフォー以上、あるいは大切な人との別れを経験した人にはオススメです。
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20170312 さよならの力、なのでやむを得ないのだけど、別れが全編に渡っていてなんとなくいつもの厳しさより悲しさを感じた。
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良かった!
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毎回のことながらスラスラと読ませて頂きました。
いろいろな形の別れがあるり、悲しく切ない思いにさせられることがある。
けれど、別れは人に力を与えてくれもする。
忘れてはいけないはずのことなのに忘れがちなことを思い出させてくれるこのシリーズは、それがそのまま大人の流儀の一つに思える。
日本は必ず戦場になる…という話があるエピソードには少し衝撃を受けた。
これで世界を見て回る理由が一つ増えた。
戦わないのなら、逃げる場所を見つけなければならないからだ。
その時のために、顎足はなんとかできるようにしておきたい。 -
若い時に弟亡くしてるのでよく理解出来た。愛別離苦、愛する者と必ず別れが来る。ただ、自分より若い人はこたえます。別れが教えてくれた事も多いですが、あれ以上辛い事はまだありません。息子は幸い病気知らずです。勉強出来なくても良いから私、より長く良い人生歩んで欲しい。
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物静かな近寄りがたい人という印象。弟を事故で亡くし奥様も亡くされている。共感できる言葉がたくさんありました。
※別れが私たちに与える哀しみをやわらげるのは時間。それでも時に一気に哀しみの淵に引き戻されることがある。
※嬉しそうに過ごしている家族連れがいる。しかしすぐそばで悲しい時間を過ごしている家族もいるということを忘れてはいけない
※いつまでも不運、不幸と思うことはその人の人生を否定することになる。短かったけれど輝いた人生だったと考えなければならない。
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