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Amazon.co.jp ・本 (266ページ) / ISBN・EAN: 9784062205672
作品紹介・あらすじ
尖閣問題は、いまだに燃えつづけている! 2012年の日本の国有化宣言以来、日中最大の懸案となった東シナ海の島々。日本・中国・米の関係者ヘの取材と新たに公開された外交史料から、その問題の核心をNHKスペシャルのプロデューサーが描く。栗山尚一、橋本恕など亡くなった外交官、周恩来や中国首脳の通訳、米国務省首脳、石油埋蔵を調査した科学者など貴重な証言や、ニクソン・キッシンジャー秘密会談の録音などが満載。
尖閣問題は、いまだに燃えつづけている! 2012年の日本の国有化宣言以来、日中最大の懸案となった東シナ海の島々。日本・中国・アメリカ・台湾の関係者ヘの取材と新たに公開された外交史料から、その問題の所在を、二つの話題作をつくったNHKスペシャルの名プロデューサーが書下ろしで描く。。
栗山尚一、橋本恕、岡田晃など亡くなった外交官の最後の肉声、周恩来や中国首脳の通訳、沖縄返還交渉以来の国務省首脳、石油埋蔵を調査した科学者など貴重な証言や、ニクソン・キッシンジャー秘密会談の録音など、日中米60年の外交の軌跡がいま解き明かされる。
今年2月、トランプ新大統領と首脳会談に臨んだ安倍首相が、まずアメリカに確認を求めたのが、尖閣諸島についてだった。両国は共同声明で尖閣は日米安保条約の適用対象であることを確認し、名指しこそしなかったものの中国を牽制した。しかし、アメリカは1972年の沖縄返還協定以来、尖閣の領有権に関してはどの国にあるか、態度を明らかにしない。日中台湾で解決すべき問題で、アメリカは関わらないと一貫して突き放している。
日本の外務省は、「尖閣諸島は日本固有の領土であり、なんら外交問題は存在しない。 (日中国交回復の交渉でも)棚上げ合意はない」と主張する。しかし、大平正芳とキッシンジャーの会談に同席した米高官へのNHKスペシャルによる取材によれば、大平が「国交正常化で(日中は)尖閣問題に触れないことに同意した」と米側に報告していた。その際、「触れないこと」を tanaage (棚上げ)と表現した、と高官は証言する。
微妙な国際問題を、外交センスと知恵で乗り切っていた時代から学ぶこと。
みんなの感想まとめ
尖閣諸島をめぐる複雑な歴史と日中外交の現状を深く掘り下げた内容が魅力的です。著者は、尖閣問題の起源から現在に至るまでの流れを、外交官や歴史的な証言を通じて明らかにします。特に、戦後の米国との関係や日中...
感想・レビュー・書評
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尖閣諸島の帰属問題だけでなく、近年の日中外交にフォーカスした内容。重要な歴史を知る意味でとても良い書籍だと感じた。
尖閣諸島に関しては、日本政府が公式に調査を行った明治時代から現在までの流れがわかる。また特に戦後、米国の動きと関連させ、日中国交回復までの外交上の動きも理解できた。
敗戦国日本が、隣国の潜在的大国中国との関係を回復出来たのは、傑出した政治家や一部官僚の努力があったからこそ。
中国との国交回復には台湾を中国の一部と見なす必要があるが、これには親台派(代表格は岸信介)からの猛反発があった。しかし長期スパンで、また世界的な視点で俯瞰した場合、経済上もアジアの安定上にも国交回復が優先した賜物だったのだろう。
尖閣諸島の帰属については、明朝時代には明の領土だったと言う説(井上清氏)もあるようだが、日本政府の公式見解は、無人島であることを確認した上で1895(明治28)年1月14日、久場島・魚釣島に標杭を建設することを閣議決定し、この閣議決定で尖閣諸島が日本に編入されたとしている。
ただ国外に向けて発信していた訳ではないし、前年に始まった日清戦争は、日本の勝利が明らかになっており、清国の動向に配慮する必要はなくなっていたと言う背景もある。
このようなことを慮ってか、かつて国交回復に東奔西走した日中の代表レベルは、棚上げしようと決めていた事実がある。
最近の中国の覇権主義的な動きは、東アジアの平和と安全を脅かすものだが、力と力の関係ではなく、先人の先を見た外交努力を行ってもらいたいものだ。
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尖閣諸島問題の難しさが理解できてきた。施政権と主権、棚上げ 2トラック外交など様々な課題・問題に対して政治家や外交官は決断しづらいですね。
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東2法経図・6F開架 319.1A/Sh72s//K
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