- 本 ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062205689
作品紹介・あらすじ
十二歳の忠次たち四人は、長屋の祠をお参りしてから「幽霊が分かる」ように。空き家となったお店で、彼らがかくれんぼをしていると幽霊が「おとじろう」と告げる。するとその店の娘と縁談のあった乙次郎が行方不明に。幽霊の正体は? 告げた名にどんな意味が? 「少年四人の幽霊事件簿。ちょっと怖いけど、ほのぼの読める不思議で楽しい一冊!」(30代・女性)
幽霊が囁く名前にどんな謎が?
少年四人の幽霊事件簿。
ちょっと怖いけど、ほのぼの読める不思議で楽しい一冊!(30代・女性)
「古道具屋 皆塵堂(かいじんどう)」シリーズの著者最新作!
十二歳の忠次(ちゅうじ)たち四人は、
長屋の祠(ほこら)をお参りしてから「幽霊が分かる」ように。
空き家となったお店で、彼らがかくれんぼをしていると
幽霊が「おとじろう」と告げる。
するとその店の娘と縁談のあった乙次郎が行方不明に。
幽霊の正体は? 告げた名にどんな意味が?
子供たちの好奇心旺盛な行動にハラハラしつつ、
大人たちが陰で助ける姿にホッとさせられた(40代・男性)
怖い話が好きな人も嫌いな人も、
そして猫好きも楽しめる物語。(40代・女性)
感想・レビュー・書評
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2018.12.5 読了
幽霊がみえるようになった子供たち。
その幽霊が 何かを呟いて消える。
その後に起こる 殺人事件。
途中から 犯人がわかってしまうけど、
どのように追い詰めるのか、と読み進め。
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溝猫長屋シリーズ、2作目。
1作目で4人の役割が分かっているので、読み易くはあったけど、ちょっと都合良く物事が進み過ぎかな、と。まぁ、これもお多恵ちゃんの意思が汲まれているというのなら、それはそれでアリなのかも。それより、主人公が子供だからか、怪談噺があまり怖くないのが有難いような有難くないような。皆塵堂シリーズや左門シリーズは、主人公がおとぼけキャラであるのに対して、怪談噺がやたら怖かったのが良かったんだけどな。ユーモアは十分にあるので、ホラー部分をもうちょっと上げてくれると良いかと。 -
2018.1.30
優し過ぎます( ̄◇ ̄;)
悪霊、なのか、、??? -
シリーズニ弾。霊を感じることが出来るようになった同じ長屋の男の子たちが、連続して起きる殺しに巻き込まれる。ちょっとまだるっこしい感じがあって、前の作品の方が面白かったな。
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いつのまにか出てました新シリーズ。
3冊目、なのですかね。最初に手に取ってしまいましたが、特に問題はありません。
ただ、ちょっと登場人物に思い入れが薄いせいか、淡白な印象があります。あとはなんか悪童どもがおんなじ感じに見えるとか…
この辺りは、ちゃんと1巻から読んでいたら違ったのもしれません。
幽霊話。
一番怖いのは生きている人という。幽霊も色々考えてるんだなぁという、妙な感慨を抱きました。
死んでまで色々思い煩いたくはないものです。 -
キャラも個性的で読みやすいです。
作者の浪人左門シリーズが好きな人なら、最後の蓮十郎のシーンが一番好きだと思います。終ってしまった皆塵堂のいいところも引き継いでます。江戸時代は、店から下手人が出たら、とり潰しなのですね。勉強になります。
お紺ちゃんが苦手なのですが、なんとなくお多恵ちゃんが生きてたら、こういう感じになってたんじゃないかなと思います。 -
溝猫長屋という長屋に住む4人の少年が
長屋の祠をお参りする役目を受け持つようになったら、
「幽霊が分かる」ようになって、
長屋の幽霊にまつわる
不思議な事件の謎を解き明かす物語です。
幽霊の姿を見る役、幽霊の匂いを嗅ぐ役、幽霊の声を聞く役と
事件のたびに役目は少年たちの間でくるくるかわり、
一番最後に何も感じなかった一人の少年だけが、
見て、嗅いで、聞いてと
全部の恐怖を一身に請け負うというオチがついてます。
前作についでシリーズ二作目ですが、
その内容もストーリーも、面白くなってきています。
少年たちと同じように、
長屋のアイドル的存在は、16匹の野良猫です。
主役は少年たちであり、
ストーリー展開にもさほど必要とも思われないのに、
なぜか16匹もの野良猫を登場させています。
意味不明なところもありますが、
怖い幽霊話にお愛嬌のようにかわいい猫たちの登場で
少しは癒されるのは事実。
たしか一作目でも思ったのですが、
もっと猫たちが事件に絡んでくるような話なら
もっともっと面白くなるのになあと思いました。 -
溝猫長屋シリーズの第二弾。
いつもながらの軽快な読み口が魅力の作者さんではありますが、今回は基本的に子供が話のメインなんですよね。前の「皆塵堂」シリーズみたいな「いい大人がみんなでバカやってる」ようなとぼけた味わいがあんまりなくてちょっと寂しいです。こっちの大人は概ね(見かけ上は)ちゃんとしてる人がほとんどですし。子供はバカやっててもそもそもそういう生き物だから。
そういう意味では溝猫長屋シリーズ第一作とそんなに変わったことはない・・というか怪異がはじまるシステムがすでにわかってる分、第二作めにしてすでに軽いマンネリ感が。 -
溝猫長屋シリーズ第二弾。
今回も少年達4人が、幽霊を“見たり”“聞いたり”“嗅いだり”もしくは、“まとめて引き受け”たりしつつ、事件に巻き込まれていきます。
前作同様、気楽に楽しんで読めるのが良いですね。
何気に、一番怖いのが古宮蓮十郎先生だったりするのが・・(笑)
著者プロフィール
輪渡颯介の作品





