疑薬

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 96
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062205788

作品紹介・あらすじ

東大阪にある居酒屋「二歩」。生稲怜花は、母の怜子、育ての父である誠一と穏やかに暮らしていた。
しかし、怜花には忘れられない過去がある――。
11年前、生死の境を彷徨った母は、入院先の三品病院で新型抗インフルエンザ薬を処方され、なんとか一命を取り留めるも、その後容体が急変、失明してしまったのだ。
ある日、「怜子の失明の原因を調べている」という「なにわ新報社」の記者・矢島から新聞の切り抜きを手渡された怜花。そこには、三品病院系列の老人ホーム「なごみ苑」でインフルエンザ患者二名が死亡したとの報道が。
母の失明の原因は、医療ミスなのか――。

閉ざした過去と対峙したとき、製薬会社を巻き込む驚愕のスキャンダルが明かされる!

感想・レビュー・書評

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  • 架空の新薬「シキミリンβ」を巡る医療ミステリー。
    10年前、抗インフルエンザ薬として、「シキミリンβ」を投薬された主人公・怜花の母・怜子はその時の治療が原因で失明していた。10年後、同じ「シキミリンβ」を投薬されたと思われる老人が、立て続けに亡くなり、その死に疑問を持った週刊誌の記者・矢島は調査に乗り出し、怜花も巻き込まれていく…
    創薬の難しさ、ジェネリック問題、少し前の薬品メーカーを巡るM&Aなど、医薬業界を巡る問題をたくさん扱っている。しかし、いろんなところに焦点を当て過ぎて、どことなく、まとまっていない印象。
    怜花の敵と思われた治療した三品院長や、製薬メーカーの社長代行なども、ラストではいい人に変化し、何となく、不自然。一人ぐらい、悪者がいた方が話はまとまる気がする。

  • 怜花の母親は10年前、入院中に抗インフルエンザ薬「シキミリンβ」を投薬され、その後失明してしまう。この薬を開発した製薬会社は事実を隠蔽しようと、金銭での解決を図っていた。時を経て、老人ホームで同じ薬を処方されたと思われる老人が亡くなってしまう。週刊誌記者からの取材を受けた怜花は、過去の真相を追うが・・・
    医療ミス、副作用などのところをもう少し厳しく追求していってもよかったのでは。母親の人としての強さはすばらしく、圧倒される。最後はどのような展開でいくのだろうと思いつつ読んだが、思いのほかきれいにまとまっていた。

  • なんとなく、登場人物が、それぞれ曖昧な感じがする作品だ。主人公の一人、生稲怜花の性格や言葉使いがわざとではあるが、あまり好きにはなれない。雑誌記者の矢島やヒイラギ薬品工業の社長代行の川渕良治の性格も……。各登場人物の性格設定が少しおかしい???マアーでも相変わらずサッと読める作品ではあった気がする。

  • 2019.05.09
    終わり方が明るくて良いなあ!正しい事は過去の経緯を許しても実行するということかなあ、中々出来ることではないけど、自分の事だけを考えなければやれる事なのだろう。

  • 42関西弁やと軽妙に読み進められるのに、これはあかん。ただ内容が軽くなって物語の進行の邪魔してる

  • インフルエンザ治療薬。副作用。老人医療。治験。
    「大義の前の小事」が少し見えた。
    飲み合わせで医療過誤が起きた。担当医はそれを隠蔽して大義を成したといえるのか。
    社長はトカゲの尻尾か。息子に解任されたけれども、それを良しとしたのか。「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求めよ」
    母親の言う「復讐」もある意味恐ろしい。止めを刺すよりも常に圧力を感じることになりそう。
    周りに振り回されて、似非関西弁でピエロを演じた娘。よく泣いていた。最後までいちびっていた。

  • ちょっと中途半端な感じ…でした。
    もっと何かが起こるかと…

  • 913

  • 67-8-18

  • 薬は毒

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著者プロフィール

1961年京都市生まれ。塾講師、教材出版社、広告代理店などを経て、92年、コピーライターとして独立する。2004年、立教学院創立130周年記念行事「江戸川乱歩と大衆の20世紀展」企画の一環として創設された第1回立教・池袋ふくろう文芸賞を短編ミステリー「黒い鶴」で受賞。06年「東京ダモイ」で第52回江戸川乱歩賞を受賞。13年刊行の文庫『白砂』が話題になり、28万部突破のベストセラーとなる。他の著書に『見えない鎖』『炎罪』『疑薬』『喪失』『残心』「京都思い出探偵ファイル」シリーズなどがある。

「2021年 『水葬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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