落語魅捨理全集 坊主の愉しみ

著者 :
  • 講談社
2.85
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本棚登録 : 90
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062205849

作品紹介・あらすじ

「日本殺人事件」(第48回推理作家協会賞受賞)著者が贈る語りの妙味溢れる新作短篇集。
「猫の皿」「品川心中」「時そば」「あたま山」「花見の仇討」「そば清」「粗忽の使者」「らくだ」「田能久」などなど。名作古典落語をベースに当代一の謎(リドル)マスター山口雅也が描く、愉快痛快奇天烈な江戸噺七編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 【内容】古典落語をもとにミステリふうの色づけ(密室とか)とか入れてしっちゃかめっちゃかシュールなギャグが+αされた短編集。
    【感想】おもろないようなけっこうおもろいようなヘンな気分。とりあえず落語やし正月読書には向いているかも。
    この著者は『生ける屍の死』が出たとき読んで、いいと思ったのになぜかその後手にしてなかったので期待感あった。

  • 落語ミステリ……というと、落語を題材に取ったり落語家が主役だったりするミステリ、ってのを思い浮かべるのですが。これはちょっと違うなあ。じゃあ何かって言うと……落語の世界で起こるミステリ、かな?
    語り口調は全く落語。とにかく笑える要素がたくさんで、そこにミステリ。しかし密室とか出ては来ますが、落語の元ネタを知っている人にとっては謎でも何でもない。といっても、これは普通のミステリでやっちゃダメな密室トリックだよなあ(笑)。もちろん、この世界ではオッケーです。これを密室の謎にしちゃうのか! と抱腹絶倒。
    お気に入りは「猫屋敷呪詛の婿入り」。怪談めいた雰囲気が好きだったのと、これが一番真相が読めなかった話。まさかそっちだったとは!

  • 落語を元にしたミステリ。
    途中までは落語の筋通り。しかしそこからもう一捻り加えてオチがある。落語の続きなんて考えた事がないから新鮮であった。
    ミステリ仕立ての話もあり面白かった。

  • 古典落語の噺のパロディ。ふざけすぎで余り面白くない。

  • 図書館より。

    名前で借りてみた。さりげなく読了。
    元ネタの落語がわからないので、楽しさ半減か。
    所々でチラッと出てくる現代のネタにクスリと笑う。

  • もはや一つのジャンルになる程に定着している「落語ミステリ」だが、今までの落語ミステリは、寄席やその周辺で起こった事件を噺家が探偵役になって解決する形が殆どだった。山口さんのこの短編集は、落語そのものがミステリ仕立てになっているという違いがある。だから冒頭は「えー」と、落語の語り出しのまま。この趣向は新鮮で面白かった。
    ただ、噺の中に謎は出てくるのだが、解決が無茶苦茶。ミステリとしては全く成立していない。いろんなパロディを取り込んでいて、そっちに力を入れ過ぎたみたいで、この著者にしては凡作だった。装丁が良くてそそられるのに勿体無い。

  • 古典落語をベースに奇々怪々な事象の数々が展開される連作集。落語にまつわる事情や登場人物たちが謎解きに挑むのでなく、あくまでも噺家が語っている体で地の文から台詞までをも翻案されているのが斬新です。いわゆる本格ミステリ的な論理性をさて措き“如何に上手いことを言うか”に重きを置いた落語世界の理屈(屁理屈?)において、現実の理を捨てることで魅せる時に珍妙で時に得心のいくサゲをどこまで楽しめるかが評価の分かれ目か。パロディと語感がまんまとキマった「そこつの死者は影法師」がベスト。

  • 先日、図書館の子供のコーナーの新刊の場所に、「猫の皿」の絵本が置いてあったので読んでみた。
    絵もさながら、同じ内容なのに、子供用の方が何かとても楽しく読めた。

    この本も、骨董好きの道楽坊主と無門道路との掛け合いなのだが、、、、
    最初はとても面白く読んでいたのだが、、、、段々どこがミステリアスなのか?
    江戸の時代と現代の密室事件とを組み合わせているのだが、、、最後の方は、少しずつ、面白みが書けてきた。

    やはり、落語は落語で、面白みが沢山詰まっているからだと思った。

  • これはこれで。

  • 2.5

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著者プロフィール

山口 雅也(やまぐち・まさや)
1954年神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。’89年『生ける屍の死』で作家デビュー。’95年『日本殺人事件』で第48回日本推理作家協会賞を受賞。キッド・ピストルズシリーズ、垂里冴子シリーズ、Mシリーズなどシリーズ作品多数。シリーズ外の代表作に『奇偶』。近著に『落語魅捨理全集 坊主の愉しみ』『ミッドナイツ』など。

「2020年 『7人の名探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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