宮辻薬東宮

  • 講談社
3.31
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本棚登録 : 638
レビュー : 105
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206105

作品紹介・あらすじ

ちょっぴり怖い、だからおもしろい。

これぞエンタメ!!
前代未聞の「ミステリー短編バトンつなぎ」

「宮辻薬東宮」(みやつじやくとうぐう)

宮部みゆきさんお書き下ろし短編を辻村深月さんが読み、短編を書き下ろす。その辻村さんの短編を薬丸岳さんが読み、書き下ろし……今をときめく超人気作家たちが2年の歳月をかけて“つないだ”ミステリーアンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 5名の作家さん達のリレー形式のミステリー&ホラーのアンソロジー。
    みなさんさすがに巧い。
    前の作家さんが描かれた物語のモチーフを、いい塩梅に引き継いで次の作家さんへ繋いでいく。
    それぞれの主人公が遭遇した、ちょっと不思議な体験談。チクリと刺すようなラストの余韻でゾクゾクする。
    そして5番手の宮内さんのラストで、1番手の宮部さんと再び繋がった時、じわじわと感動が押し寄せる。
    個人的には辻村さんと薬丸さんの短編が好みだった。
    それぞれの作家さんの「あとがき」も面白かった。みなさん苦労しつつも楽しまれていたみたい。
    作家さん達のバトンを、また他の作家さんへも繋げていって我々を楽しませてほしい。
    みなさんお楽しみの記念写真はきちんと撮れたのかな?
    5人のはずが6人になっていたりして…。

  • 初めは宮部みゆきさんが又 江戸時代の薬園舞台のミステリーを出したんだなぁ と思っていた 笑。名うての作家がバトンタッチしていくホラー短編集でタイトルは単に作家達の頭文字を繋げただけとは。宮部みゆき 辻村深月 薬丸岳 東山彰良 宮内悠介、しかし流石に名だたる面々がリレーしただけの事はある。各編末の 作者の言葉 もそれぞれ興味深い。短編とは言え5人各人の個性が色濃く反映されていて読み応えあるアンソロジーになっています♪一粒で五度美味しい とは行かず三度ほど美味しかった...

  • あっという間に読み終えた。宮部さんの作品の後味の悪さはさすがだが、それを引き継いだ辻村さんの作品にもぞわぞわした。リレーとはいえそれほど内容は繋がっていないのだが、共通テーマ的なものとして「本当の化け物は誰なのか?」というワードが浮かび上がってくるような気がする。ラストは綺麗に円環になってお見事でした。

  • リレー形式による書き下ろし短編アンソロジー♪
    しかも、宮部みゆきさん、辻村深月さん、薬丸岳さんと続くとあっちゃ、ほっておく手はないw

    そして、ミステリーかと思って読み始めたら、なんとホラー!w(これは最初の宮部さんのせい?ww)

    ラストの宮内悠介さんは、なーんかイマイチ~?と思いながら読んでたんだけど・・・いやー、すんばらしい!w うわー!すげー!!と感嘆して読了。
    侮りながら読んでて、すみませんでしたー!ww

    各編の作者のあとがきもgood♡

  • 凄く豪華な作家陣がリレー形式でバトンを繋いでいくアンソロジー。
    1番手の宮部みゆきさんが流石とも言えるスタートを切ってくれている。普段ホラー要素のあるものが苦手な私にとっては、やや刺激が強く、強烈な印象と後味の悪さを残してくれた。
    2番手の辻村深月さんのお話は既読のものであった。「噛み合わない会話と〜」のうちの1遍で先にそちらを読んでいたので、主人公の名前を見た瞬間に蘇ってきた。
    薬丸岳さんの夏目刑事は、あの夏目シリーズのものだろう。
    5編共に全く意味合いの違うホラー作品であるが、やはり私にとっては幽霊云々よりも、追い詰められた人間の狂気のほうがよほど恐ろしく映るのだった。

  • 有名作家5人によるリレー形式の短編集。リレーなんだけど話は別々で、ただモチーフは同じ的な。そしてホラー。この季節にはいいかもしれない。あと、5作目の最後のシーンが1作目の最初のシーンにつながったときは、違う物語も同じこの日本で同じように同時進行してるんだなと当たり前のことを感じてしみじみと。世の中は数えきれないドラマが今この時も同時に進行してるってことだよね!

  • アンソロジー。思ったよりそれぞれの作品に繋がりを感じなかったな。それぞれの短編って感じ。

  • 2017年6月講談社刊。書下ろし。5編のホラーアンソロジー。どこかのお宮かと思っていたタイトルは、5人の作家さんの名前の先頭一文字を並べたものでした。なーんだ。この順序で、連作になっているのですが、出だしの宮部さんのインパクトが強く、2作目以降は、かなりの苦心作のような気がします。ちょっと無茶が過ぎるように思います。

  • 五人の作品を一冊で読めるので、お得ですね。それぞれ個性が出ています。個人の好みで分かれるものもありましたが(いろんな面で比べてしまうのも申し訳ないですが)、うまく繋がっていたので良しかな。

  • 宮部みゆきさんは素晴らしい作家である、ということを再認識した本。

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著者プロフィール

宮部 みゆき(みやべ みゆき)
1960年、東京都生まれ。1987年に「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。1992年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、1999年には『理由』で直木賞、2002年『模倣犯』で司馬遼太郎賞、2007年『名もなき毒』で吉川英治文学賞など、数々の文学賞を受賞。大沢オフィス所属。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。直木賞、日本SF大賞、小説すばる新人賞、河合隼雄物語賞など多くの文学賞で選考委員を務める。『模倣犯』や『ブレイブ・ストーリー』など、多くの作品がドラマ化や映画化などメディア・ミックスされており、日本を代表するエンターテインメント作家として人気を博している。2019年7月10日『さよならの儀式』を刊行。

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