宮辻薬東宮

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206105

感想・レビュー・書評

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  • 宮→辻はお見事。しかし、薬丸先生が…
    ホラーという要素以外何も繋いでくれなくて残念。

  • ホラー作品のリレー形式アンソロジー。わずかな部分で他の作品との関連性がありながら、それぞれが別のひやっとする後惹く味わいを残していく、質の高い連作でした。辻村先生の作品は、宮部先生の作品をうけて、それに母と娘の関係性を織り交ぜた、辻村先生の得意分野ともいえる心理ミステリー。

  • 宮部みゆきさんはもうさすが!(謎の上から目線すみません

  • 宮部みゆきから辻村深月、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介と、次々にモチーフがバトンタッチされていく。
    最後の宮内の作品が最初の宮部みゆきのモチーフへとつながっていくのは、さすがだと思った。

  • ホラーのアンソロジー。私は宮部みゆきさんと辻村深月さんの作品がよかった。「ママ・はは」の「大人になってからも威厳を保ち続けようとする親もいるかもしれないけど、親もただ親だってことに胡坐をかいてると、いずれ子どもに復讐される時が来るよ」。肝に銘じます。

  • アンソロジーって、普通の読書とは違った面白さがあるんですね。

    まるで…コンベンションセンターで開かれている技術系企業の見本市を、ぶらぶらと比較しながら歩き回る楽しさ。

    参加企業(作家)はいずれも日本が誇る技術(才能)に溢れ、同じ精密ネジ(主題)ひとつとってもその企業(作家)の個性と熱意がうかがえ、優劣をつけるより差を楽しむことができる。

    しかも今回のお題は、前の人の短編を読んで想像すること…楽しめました。

    …集合写真はどうしたんだろう?

  • 居酒屋で後輩への評価が先輩と一致したとき、僕は「あの話」を語りたくなった-。超人気作家5人が2年の歳月をかけて「つないだ」リレーミステリーアンソロジー。

    宮部みゆき、辻村深月、薬丸岳らが「つないだ」ミステリーのアンソロジー。手練れの作家たちだけあってさすがという作品が多く、特に薬丸岳の珍しいホラータッチの短編は印象的だった。
    (Ⅽ)

  • そっか。ループしてたんだなぁ...。

    ホラーでした。
    紛うことなきホラーでした。
    夏目さんでホラー。台湾でホラー。
    そして『だるま』に戻る。

    辻村深月さんのぞわぞわ具合も秀逸でしたが
    やっぱり宮部みゆきさんのは格が違いました。

    薬丸岳さん、東山彰良さん、宮内悠介さんのも怖かったんだけど
    ぞわぞわではなかったな。
    なんというか最初の2編とは肌触りが違う。
    この差はいったい何なのでしょうね。
    書き手の性別くらいしか思い当たりませんけどね。

  • 宮部さんと辻村さんの名前があったので、手に取ったらまさかのホラー。久々にホラーを読みました。辻村さんのは読んだことがありましたが、他は初めて、ちなみに宮部さんと辻村さん以外は初読みの作家さんです。最近ミステリーもホラーも読まないからな。衝撃的なのが、最初の宮部さんの作品。家が悪さをする、までは理解できるものの、最後の結末に度肝を抜かれた。文体はとても読みやすく、さすが宮部さん。おもしろかった。☆3

  • 宮部みゆきの短編を筆頭に、5人の作家がモチーフを繋いでいく連作集。ややホラーより。とはいえ、やはり1番怖いのは人間か。
    作家コメントで言及されている5人の記念写真が見たかった。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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