コンビ

著者 :
  • 講談社
3.71
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本棚登録 : 97
レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206211

作品紹介・あらすじ

辛くて、しんどくて、くじけそうになる。
でも夢は夢のままで終わらせたくないから。

オレ達に立ち止まってる暇なんて、ない。


新番組のレギュラー獲得を目指すオーディションが終了してから一ヵ月。
“敗退”という現実は、大学生お笑いコンビの新城と溝口に重くのしかかる。
先をいくライバルや先輩芸人。大学卒業後、それぞれの道を歩み始める恋人や友人。
みんな進んでいるのに、自分達だけ進めずにいる……。

夢にまでみた舞台の先、新城と溝口が見つけた未来とは――。


お笑いコンビ「メリーランド」を中心に繰り広げられる、周囲の愛すべき人々との人間賛歌。
「南部芸能事務所」シリーズ、堂々完結!

感想・レビュー・書評

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  • 南部芸能事務所シリーズ5作目にして最終巻
    まだまだ続けられそうね気もするけど、
    この辺りが潮時なのかな。
    最後ははっきりとした形が良かったけど、
    このシリーズにはこんな終わり方もいいのかも。

  • 弱小お笑い芸能事務所の南部芸能事務所をめぐるシリーズ、最終巻にあたる。

    今までのエピソードを回収するかのように、今までに発表されたのと同じ短編タイトルで、登場人物たちの「いま」が描かれているのが面白い。

    売れ始めて調子に乗る者、これからどうしたらいいのかと不安に苛まされる者、恋に戸惑う者、それぞれの道があり、これからがある、と感じさせるような内容だった。
    登場人物みんなが、それぞれいいところに落ち着いたんじゃないだろうか。
    もちろん、そこが最終的な落ち着き先ではなくて、この後があるよ、というような、展望を感じる結末だった。

  • 南部芸能事務所最終章。

    各章のタイトルが第1巻と同じ?ですよね?
    ずっと読んでものとしては、まずそこにグッときました。

    津田ちゃんが幸せになれそうで良かった。
    橋本くん、頼んだよ。
    ナカノシマの2人が調子に乗ってしまうなんて、想像もしませんでした。その意外性が面白かった。
    インターバル、鹿島ちゃん、みんなの今後も気になります。
    そして、メリーランドの2人はまだまだ発展途上。
    この先いつか、また彼らに会わせてもらえることを期待したい終わり方でした。

    あー終わってしまった。
    今度は一気に5巻まとめて読みたいと思います。

  • シリーズ最終巻を駆け抜けた。5作あっという間。自分たちが選んだ道、目指した世界は正しかったのか。いつ止めるか、引くか。それは芸能やお笑いの世界に限ったことではなく、稼ぐこと、食べる事や家族を増やすことにも直結する。人を見て、焦り、僻み、落ち込み、自分を嫌いになりもする。年月を重ね50代の社長と溝口君のお母さんの関わりに涙。それぞれ自分の道を選んで歩き続けた先の本音の関わり。心の繋がり。若手芸人やマネージャー鹿島ちゃんは自分の子か、身内のようにさえ思えてくる。皆を応援したくなる。いい作品に出会えた。

  • 終わってしまった…。あらためて振り返ってみると、シリーズの中で流れている時間の何倍もあったような気がする。たぶん、いろんな人の人生を覗いたから。

    「難しく考えると、じぶんのいいようにものごとをはこびたくなる。…」おばあちゃん、この言葉沁みます。だから雨戸も開かない、天気もわからない。…そうか。そうかも。そこなのかも。

  • 南部芸能事務所シリーズ最終巻。
    最終巻とはいいつつも今までと雰囲気は変わらずまだまだ続編ができそうなまま終了。
    このシリーズはモヤモヤグズグズ悩みながら励ましあいながらがテーマのようです。
    それでもやはり読みやすくて一気に読んでしまいました。

  • 続きが読みたい。

  • 南部芸能事務所シリーズ完結。あらあら、こんなところで終わってしまうのか。みんなの物語の続きはそれぞれの心のなかで……。

  • 2017.10.30.読了

  • 南部芸能事務所 5作目で完結編

    メリーランドが話の軸ではあるけど、他の登場人物の話もあって、それぞれの人となりも楽しめる。
    2017.09

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著者プロフィール

1979年東京都生まれ。2010年、地元の複雑な人間関係のなかで生きる若者たちの姿をいきいきと描いた『国道沿いのファミレス』で第23回小説すばる新人賞を受賞。『海の見える街』では、繊細な筆致でみずみずしい恋愛を描ききり、大きな話題を呼ぶ。新人お笑いコンビの奮闘を描いた「南部芸能事務所」シリーズはいままでにない新鮮な成長小説として人気を博している。他の著作に17歳の女子高生を主人公に揺れ動く気持ちを軽やかに活写した『水槽の中』、若年女性の貧困をテーマにして大きな共感を呼んだ『神さまを待っている』などがある。

「2021年 『消えない月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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