- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062206228
作品紹介・あらすじ
バートレット・アカデミー(航海術専門学校)を首席で卒業した万次郎。一八四六年、新造船である捕鯨船フランクリン号に二等航海士として乗り込む。船長はかつてジョン・ハウランド号で同船していたアイラ・ディヴィス。
途中寄港したボストンで、アカデミー時代の旧友に会い、貴重なアドバイスを受けるジョン・マン。凪や嵐に悩まされながら航海は続く。
郷土の先達、中浜万次郎ことジョン・マンの奇跡の生涯。鎖国日本から漂流し、初めてアメリカの地で生活を送り、初めて地球を一周し、自力で帰国した誇るべき日本人の物語!
感想・レビュー・書評
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第6巻順風編。二等航海士として捕鯨船フランクリン号に乗り込み、ニューベッドフォードを出発し、ボストン、アゾレス諸島ファイアル島、ケープタウン、チモール島クーパン、ニューアイルランド島、グアム島に至る1846年5月から、1847年3月の話である。途中海亀を見事仕留めたりとかはあったが、順風編だけあって、あまり事件は起きず、冒険物語としては面白くない。
捕鯨船なのに捕鯨の描写が全くない。全然クジラに出会ってないのかと思いきや、そうではなく、鯨油を途中の寄港地で売る話とかはある。
少しは捕鯨の様子もあるといいのにと思った。
母親や兄弟の暮らしぶりも時々語られ、マンジロウがきっと帰ってくると信じて、しっかりと地道に生きているというのが良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さあ
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3人は日本に帰ることが、できるか?
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(図書館で借りた本)
読み始めた(10月30日)〜読み終わった(11月9日)
アカデミーをトップで卒業し、二等航海士となったジョン・マンが、新造船フランクリン号に乗り込み、新たな航海に出発する。
今回はニューベッドフォードからボストン経由で東に向かうルート。
南アフリカのケープタウンを超え、インド洋のニューアムステルダム島周辺、チモール島クーバン、ニューアイルランド島、そして、グアム島アガニア港まて。
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ジョン・マンがすっかり大人になってた。年齢的にはまだまだ若いんだけども。おもしろかった! 早く続きが読みたい。
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しばらく前に5巻までを読み終えて6巻が出るのを楽しみにしていたら、いつの間にか出ていて、図書館の棚に並んでいたので、慌てて借りてきた。
晴れて二等航海士となったジョン・マンは捕鯨船・フランクリン号に乗ってニューベッドフォードからアフリカ最南端のケープタウンを経由して、インド洋からオーストラリア北部を回ってグアム島までやってくる。
別の捕鯨船の船長からハワイで分かれた同僚たちの消息を聞かされ、望郷の念を募らせる。
次巻で完結か…。 -
2018.02.17
久しぶりのジョン・マン。一気に読み終えた! -
アカデミーで日本人として初の2等航海士の免許を得て
クジラの乱獲で大西洋では、需要を満たすクジラが得られずに
船の造船も資本家が出費を渋るようになっていた。
そんなおり、日本との通商条約締結を目論む米国の情勢にも
影響され、万次郎はフランクリン号にのることになった。
太平洋への航海だ。
アカデミーの友人ジムの協力で、太平洋の航海日誌を見ることが
できた万次郎は凪に備えて、日本の浜で知った「浄水器」をつくり、
船に装備した。このことで、いつも綺麗な水を飲むことができた。
航海の途中船長が病に。。。
ますます面白いシリーズ。次回が待たれる。 -
2017.12 噛みしめながら読んだけれど、読み終わってしまった。次巻はいつ出るんだろ。
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しばらくぶりのジョン・マンで、どこまでストーリーが進んでいたかすっかり忘れてました。2年くらい前にいきなりジョン万次郎にいかれてしまい、いろいろ関連本を読んだので、その波乱に満ちた人生のサマリーをなんとなく把握していると思っているのですが…
山本一力先生の万次郎はゆっくり進みます。いったい万次郎の生涯のどこまで物語は続くのでしょうか。大変にこまやかな描写と、主人公万次郎とその周りの仲間たちのキャラクターは読んでいてすがすがしいのですが、物語の進行が遅いです。
読みやすい平易な文体で、1冊出ると瞬く間に読み終わってしまいます。続きをまた何年も待たなければいけないのですね。
食事の場面やお酒の場面が、とてつもなくおいしそうです。