世界の混沌を歩く ダークツーリスト

  • 講談社
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本棚登録 : 138
感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206259

作品紹介・あらすじ

世界中の「ヤバい場所」を巡る、いまいちばん“トガってる”旅番組『クレイジージャーニー』の丸山ゴンザレスが、世界の見方を変える旅にお連れします!

○ジャマイカ・マリファナ畑で哲学を聞く
○メキシコ・いきなり死体発見!
○ギリシャ・難民支給弁当を食す
○フィリピン・銃密造工房で観光客のフリを
○ケニア・海に浮かぶスラム島で拘束される
○ニューヨーク・摩天楼の地下住人たち

……この旅、ヤバすぎる!

世界中の危険地帯に単身で乗り込むジャーナリスト、丸山ゴンザレスが満を持しておくる『クレイジージャーニー』裏日記!
戦争と平和、富める国の表と裏、都市の光と闇、そして生と死――、この男が飛び込んできた混沌のすべて。

感想・レビュー・書評

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  • クレイジージャーニーって番組が大好きで、その番組で知ったジャーニーが書いた本。番組で観たスラム街や銃の密造所の裏話や、テレビでは言えない事が赤裸々に綴ってあった。テレビではモザイクだった画像も掲載されていた。光が強い所は闇もまた強くなるんだなぁ、と実感した。メキシコ、怖い。クレイジージャーニー、復活してくれんかな。

  • 世界各地のアングラを直撃。麻薬・武器の製造者・密売人、地下で暮らす人々の実態のルポから、不味すぎて難民に廃棄される支援団体からの配給弁当の事例、東南アジアからの"ジャパゆき"は既に貧困層ではなくなっている話等々、世界は表向きのニュースだけで回っているのではないという、当たり前の現実や知られざる人間の有様を垣間見せてくれる。元々テレビ番組の取材から構成された本なので、ネタは広く浅くといった趣だが、著者の視点は努めて彼らに寄り添い、且つ客観性が貫かれている点が好感。

  • 世界の問題がわかりやすく見える
    ゴンザレスさんの質問や問題提起の仕方は、テレビでも本でもすごくわかりやすい
    読者、視聴者が心のどこかで気になっているけど言葉にしにくいこと、どう表現していいかわからないことを的確に聞いて、解釈してくれる

  • 麻薬は日本では禁止されてるけど、麻薬の1つであるマリファナを栽培し生計を立てている人が世界にはいること。それを思うと、麻薬=悪い。というのも1つの固定観念なんだな。と思えた。

  • 身をもって取材をした世界の裏側・闇について正面から考えさせる深さがあった。特に資本主義社会、先進国の光の陰の例としてあったバングラデシュ、またケニヤの格差社会に対する視点は痛感であった。今一度自分自身のステレオタイプな考え方に気付きを与えたのかもしれない。

  • 戦争中に匹敵する危険地域を旅するジャーナリストの話。
    ジャマイカでマリファナを育ててる人へのインタビューで「マリファナ合法化の流れがありますが、それによりあなたのビジネスは打撃を受けるのではないですか。」という質問に対し、「(合法化により)マリファナでジャマイカの連中が潤ってくれればそれでいい」と答えていたのが印象的だった。

  • ‪『クレイジージャーニー』でお馴染みの著者による旅行記でありテレビ版のサブテキスト的内容。ドラッグ、難民、貧困、ブラックビジネス、スラム街、地下住人など世界の闇を捉え問題を提示する。映像とは異なる詳細と臨場感。‬

  • 東南アジアはどこも貧しいとか、スラムの人はみんな荒んでるとか、自分の中に勝手にあったイメージは偏見だったなあと思った。
    「自分の目で見る」ことが大事だと感じた。
    情熱と行動力がすごい

  • クレイジージャーニーのファンなら必読の一冊!
    オンエアされた映像だけではわからない内容もあり、単独取材した内容もあってとても楽しめた!
    どんな国にも危険な場所や危険な人がいて、一見すると危なそうな人やいかがわしそうな場所に住んでる人でもまともな人がいるということはわかっていなければならない!
    物事の善し悪しは人によっても国によっても場所によっても違うということは心得ておかなければ!
    クレイジージャーニーの同行スタッフに対する少し冷たい対応がおもしろい!
    前著ではたしか「オレ」だった一人称が「私」に変わっているところにゴンザレス自身の変化を感じた!

  • ゴンザレスさんの知りたい!という内奥から湧き上がる好奇心に、こちらもページをめくる手が止まらない。/ジャマイカのドラッグ農園主に、お前はもっとフルーツ食べないと死ぬぞ!とアドバイスされ、「カルテル・ランド」と言うメキシコ麻薬戦争のドキュメンタリーDVDを観たり、マスターキートンがきっかけで考古学者を目指してた時期があったことからルーマニアに思い入れがあったり、地下住人のリーダーのブルース・リーに「ありのままを伝えてくれるなら構わない」と許可をもらったり、フィリピンの銃工場で村人が以前日本のヤクザに連れて行かれて部品だけメイドインジャパンであると知ったり、プノンペンは今は繁栄した国際都市で出稼ぎも食うためではなくより豊かな生活をするために変わりつつあること、スラムの水道はホースでひかれている写真、取材したラスベガスの地下住人が帰国後鉄砲水で死んだとtwitterで知ったこと、などが、印象に残るシーンかな。

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著者プロフィール

丸山ゴンザレス(Maruyama Gonzares)
1977年、宮城県生まれ。ジャーナリストであり編集者。國學院大學学術資料センター共同研究員。
無職、日雇い労働、出版社勤務を経て独立。危険地帯や裏社会を主に取材している。
著書に『アジア「罰当たり」旅行』(彩図社)『世界の混沌を歩く ダークツーリスト』(講談社)
『世界の危険思想 悪いやつらの頭の中』(光文社)などがある。

「2020年 『世界ヤバすぎ!危険地帯の歩き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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