ラグビー元日本代表ヘッドコーチとゴールドマン・サックス社長が教える 勝つための準備

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206266

作品紹介・あらすじ

主な内容

テクニックとスキルは、何が違うか/危機の時こそ、冷静な分析が必要/敗者を持ち上げてはいけない/「逃げない自分」を作る/大きなチャンスは、大きなリスクの中にしかない/夢よりも、貫徹する意志が必要/信頼とは、相手に責任を持たせること/合理性を追求しなければ、勝利はない/低調なときは、インパクトのある人選を/準備に飽きてからが、本当の勝負 他

感想・レビュー・書評

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  • 持田さん同様?体育会系での学生時代を過ごし、書かれている内容に頷くことにが幾度もありました。慢心しないためにも時折読み返したい一冊

  • どちらも素晴らしい方だが、一冊にするにはどちらかだけの方がより集中出来ると思った。

  • ラグビーもビジネスも、勝利への道筋は同じ。
    模倣は近道だがそこから自分なりのアドリブがないと何も成長しない。そして失敗や挫折をした時は、
    過去は振り返らない!常に現実と未来を想像する。
    過去にとらわれないからこそ新しい道が開ける。

  • テクニックとスキルは違う。
    テクニック+状況判断=スキル。テクニックだけでは実践では役に立たない。

    勝つために何が必要か。
    慢心することなく色々な視点から物事を捉え、粘り強く準備を怠らないこと。そして、勝つことを強く信じること。

    努力しない人間ほど、「運」を言いたがる。
    この言葉が響いた。

  • 持田さんの言葉のチョイス好き
    慢心してるつもりないけど、覚悟を決めて直向きにがんばろ〜
    勉強しよ〜

  • 人間はどんなことでもやりすぎると飽きる。そこからが勝負。あるところで飽きるのはライバルも一緒。
    誠意を持っているからこそ言いにくいことも進んで言う。
    粘り強さ、徹底できれば必ずどこの世界に行っても勝ち抜くことができる。

  • 勝つための心構えを対話形式で記述されているが、よく聞くワードばかりで気づきがなかった。文字数が少ないので2時間ほどで読める

  • GS日本代表の持田氏とエディージョーンズ氏の対談。
    2人は交友関係にあるらしいが、自己啓発本のコラボレーションとしては巧みな組み合わせと言えるでしょう。笑
    とはいえ、実績を残してきた方々なので、学びがあります。
    ・酒席では、絶対に酔っぱらってはいけない。ただ、お客様をリラックスしてもらうためにこちらもある程度飲酒することは必要
    ・顧客に足しげく通うことは重要。偏差値高い系は軽んじることがあるが
    ・先を読んで、色々な対策を練るというプロセスそのものがチームに自信を与える。相手の先に立とうという意志が、勝負事では非常に大事
    ・自信が持てないのは、準備不足が原因。努力をせず、自身がないと嘆いても仕方ない。嘆いている暇があれば、努力すること
    ・アイデアというのは不思議なもので、考える時間を増やせば、ぽつりぽつりと浮かんでくるもの
    ・何かを大きく変えるとき、誰しも躊躇する。しかし実際は、何も障害はない。あるとすれば、それは自分の心の中にあるにすぎない
    ・「自分を変える」ことは生存の条件。自分を変えるとは、何かを手放すこと。人は、何かにしがみついて生きている
    ・コーチなどの指導者は、快適な方向に進みがちな選手を、常に不快な状態へ追いやっていくようにしなければならない
    ・「大切なこと/勉強 練習 準備 努力/そしてその積み重ね」
    ・リーダーは、部下を責めてはいけない。終わったことについて文句は言わない
    ・コントロールできることだけ考える。コントロールできないことは、放っておく

  • 一つ一つの行動に責任を持って動くこと。ラグビーが最も頭を使うスポーツといわれる所以なのでしょう

  •  一つの試合をとっても、すべてが思い描いていた通りに行くわけではありません。敗北を喫することもしばしばです。
     しかし、たとえそうでも、先を読むことはとても大事です。負けたということは、思い通りに試合が運ばなかったということです。
     逆に言えば、もう少し予測を正確にすれば、勝てたということです。私たちは、その負けた試合をもとに、自分のチームと相手のチームの、有利な点、不利な点の分析をします。
     それを基に、次の試合を予想します。すると、次に勝てる確率は格段に高まります。
     先を読んで、いろいろな対策を練るというプロセスそのものが、チームに自信を与えるのです。
     つまり、相手の先に立とうという意志が、勝負事では非常に大事だということです。
     負け癖のついたチームの場合は、そのような意志が少しも見られないものです。そして、当人たちはなぜか、意志がないことが勝ちを遠ざけていることに気づいていません。

     成功している人を見て「運がいい」と言う人は、あまり努力をしてこなかった人だと、私は思います。
     そういう人は、準備をきちんとした経験がないのです。何事でも十全な準備をしなければ、成功を勝ち取ることはできません。
     人は自身の経験から、さまざまなことを推し量ります。
     そのため、準備をしたことがない人の目に、成功者は「運がいい」というふうに映るのでしょう。

     過去に失敗したことの原因究明には、とことんこだわらなければなりません。これは失敗したことを、くよくよすることではありません。後悔は、何も生みません。原因を追求したら、ネガティブな感情を捨て、前を向くべきです。「次に何をするか」。この姿勢が、とても大事だと私は思います。過去は変えられません。

     ビジネスにおいて、やはり経験ほど大事なものはないと私は思います。
     ただしそれは、極限まで一生懸命行わないと、経験とは言えないと思います。
     一生懸命行ったうえでの経験は、いつか必ず実績につながります。その実績により、ステージが上がり、その人はまた新たな経験をすることになります。
     この繰り返しなのです。
     極限までやるからこそ、蓄積になるのです。七、八分目では蓄積にはなりません。
     失敗もそうです。全力で行ったうえでの失敗からは、強い反省が生まれます。そのため、人は成長します。蓄積と反省がなければ、不毛な堂々めぐりになるだけです。

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著者プロフィール

1960年、オーストラリア、タスマニア州生まれ。小学生高学年でラグビーをはじめ、現役時はニューサウスウェールズ州代表として活躍。1996年にプロのコーチに転身。2001年、母国オーストラリア代表のヘッドコーチに就任、ラグビーワールドカップ2003で準優勝を収めた。2007年には南アフリカ代表のテクニカルアドバイザーとして、ラグビーワールドカップで優勝に導いた。2012年に日本代表ヘッドコーチ就任。ラグビーワールドカップ2015では優勝候補の南アフリカを初戦で撃破、日本代表にワールドカップの舞台で24年ぶりの勝利をもたらせた。2015年12月、イングランド代表のヘッドコーチに就任。2016年初頭のヨーロッパ王者を決めるシックスネーションズカップで全勝優勝。翌2017年のシックスネーションズで連覇と手腕を発揮している。『ラグビー元日本代表ヘッドコーチとゴールドマン・サックス社長が教える 勝つための準備』(持田昌典との共著/講談社)他著書数。

「2018年 『ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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