- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062206396
作品紹介・あらすじ
インテリジェンスのプロが読み解く 21世紀の三国志
感想・レビュー・書評
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冒頭のトランプ政権短命説が外れたと揶揄する向きもいるだろうが、「文藝春秋」2022年6月号特集「日米同盟vs中・露・北朝鮮」を併せて読むことで、国民国家である米・欧・日が帝国主義に徹する中国・ロシアを御することの困難さがよく分かる。そして核武装こそが国体護持の唯一の戦略だと思い定める北朝鮮の窮鼠ぶりも理解できる。
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東2法経図・6F開架:319A/W46t//K
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米中露それぞれの専門家の対談本。対談故に細部は単純化しすぎと思う部分もあるし、17年夏の発行である以上、18年春の現在読むと北朝鮮情勢の読み方はかなり異なっているのは仕方ない。
書名及び副題どおり、米も「帝国」、「(暴走する)大国」扱いされているのは、トランプ大統領の時代ならではだろうか。その上で、対談者3人のうち2人が、今後の世界は「G0」又は「B(ブロック)3」になるとの見通しを述べている。
また、中露の、主権の考え方は我々の理解とは異なる(主権は各国で平等ではない、国境線で区切られるものではない)、強い指導者が必要で国民は生活が昔よりマシなら非民主的でもあまり気にしない、という考え方は、受け入れるには抵抗があるが、彼らの思考として指摘されるとはっとする。 -
イズムィコ氏本は即買い。他の2名の方も面白かった。何度も言うけどこういう分析を国内政治でも読んでみたいのだけど…