光二郎分解日記 西郷さんの犬

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 74
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206570

作品紹介・あらすじ

上野の西郷さんの犬が行方不明!? 天才じいちゃん光二郎と、孫の浪人生かけるに、またまた事件到来!待望の新シリーズ・第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 元理科教師で分解修理の名人、二宮光二郎75歳と、大学受験に2回失敗して美術系予備校に通う孫のかける20歳は、二人で一人前の迷コンビ。
    時間だけはたっぷりあります。
    暇人は世の中になくてはならない助っ人なのです。

    シリーズ第2弾は、軌道に乗ったというか、面白さに加速度が付きました!
    タイトルには西郷さんの犬、とありますが、銅像の犬だけでなく、元警察犬で使命感の強い老犬や、輝くばかりのゴールデンレトリバー、そして「猫弁」シリーズに登場した獣医さんも出てきてにぎやか。
    振り込め詐欺には哀愁漂い(?)、犯人はちょっとお間抜け、元やくざも何となくハートウォーミングで、大山節炸裂です。

    光二郎の台詞はとても少ないのですが、まわりを幸せにしてしまうマイペースが可笑しい。
    人間は、もちろん老人も浪人も、何かの役にたつ部品であり、この世はたくさんの部品で回っていて、不必要なものなどないのだ。
    ちょっと使い勝手が悪くなったら、分解して、磨き上げ、円滑に回るようにすればいい。
    だから光二郎は分解修理がやめられない。

    最後はまた、まさかの展開でした。
    本当にもう、家には戻らないのでしょうか。

  • 続編。
    猫弁よりこっちのが好き。
    長期シリーズに期待。

    【図書館・初読・5月31日読了】

  • 2018.5.23 読了


    シリーズ2作目!
    。。。と言っても、前のだいぶ忘れとる。。。


    読みながら 徐々に思い出した。


    この作者さんは 時々 心をギュッと掴まれるというか、
    ほんわかと あったかくなるというか、
    こーゆーところが 好きやわぁ!

    続きが気になります。


    短編ですが、ちゃんと事件は起こり
    なんだかんだで解決するよ!

  • 西郷さんの銅像から、愛犬ツンが盗まれた!? 手がかりは残された尻尾と、高級ホテルの石鹼。愉快犯か、それとも政治的意図が……? 前代未聞の盗難事件に、再び〝ふたりで一人の迷探偵〟が大活躍! 分解の天才光二郎(75)×浪人生かける(20)+元麻薬探知犬ジュン(10)が巻き起こす、やきもき、ドキドキ、ハートフルミステリー!

    「名前はジュン。優秀で、手柄をいっぱいたてた犬だそうです。眼が弱ってきたので引退することになり、うちに来ました。犬を飼うのは初めてで、こちらはおっかなびっくりでしたが、人慣れした温厚な犬で、気が合いました。朝晩の散歩は楽しかったなあ」
    P46より

  • おじいちゃんの超速口がの通訳ができるという取り柄でのみで世に貢献している浪人生かける。我が道が見つかったら大物になるのかな?家の掃除機も分解してきれいにしてほしい。

  •  相変わらず伏線を最後にきっちりと回収しています。お見事。

     登場人物がすべて浮世離れしてますが、それでもホロリとさせられ、暖かい気持ちになります。

     お母さんの雪絵さん、いいですねぇ。おとうさんのファンです。ああ、愛があふれてますね。

  • コミカルでハートウォーミングなミステリ第二弾。相変わらず楽しいなあ。「猫弁」シリーズとのリンクも若干あって、それもまたファンには嬉しいところ。たしかに事件はささっと解決しませんが、イライラはしなかったなあ。のんびりと物語を楽しみたい一冊です。
    西郷さんの犬の銅像盗難事件、振り込め詐欺、ドッグショーを巡る疑惑、などなど、個々の事件はさほど大きくないけれど盛りだくさんな内容。それがラストに向けてすべてきれいにつながっていく過程も圧巻だし、なんといっても光二郎をはじめとするキャラクターの魅力がとても良いのです。セリフの数々にも笑わされたり、はっとさせられたり、ほんわかさせられたり。あたたかい気持ちになれました。

  • 光二郎分解日記シリーズ、2作目。

    光二郎さんの奥様、元子さんのおっしゃる通り、なかなか展開がササッと進まないけど、そこが全然イヤじゃなくて、微笑ましくて可愛くて、楽しかった。皆、いい人たちばかり。更に、猫弁のまこと先生が出てきた時は嬉しくて飛び跳ねそうになっちゃった。大山先生のワールドはホントに大好き。このシリーズも続いて欲しいな。

  • 『猫弁』シリーズの著者による小説。機械を分解しちゃうおじいちゃん、俳句のリズムで会話する母、まったく進路がおぼつかない僕という、なんとも不思議な家族を取り巻く物語。おじいちゃんが傷害事件の容疑者となってしまい・・・汚名を晴らすべく家族と仲間一丸となって奔走する爽快な小説です。

  • 分解オタクでちょいぼけなじいちゃん(光二郎)と浪人生の孫かけるコンビのミステリー

    西郷さんの銅像から犬(ツン)が盗まれたところからお話スタート
    どこに着地するのかよめなずおもしろかった
    じいちゃん世代が元気に描かれていて頼もしいです

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プロフィール

大山淳子(おおやま・じゅんこ)
京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、TBS・講談社第3回ドラマ原作大賞を受賞。受賞作は『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』と改題されて書籍化、TBSでドラマ化された。
著書に「猫弁」シリーズ、「光二郎分解日記」シリーズ、「あずかりやさん」シリーズ、『雪猫』、『イーヨくんの結婚生活』、『猫は抱くもの』、『牛姫の嫁入り』、『原之内菊子の憂鬱なインタビュー』などがある。
(2018年5月10日)

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