病弱探偵 謎は彼女の特効薬

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 124
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206600

作品紹介・あらすじ

「患者」と「病(やまい)」を合わせた寛地谷マイという名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。
マイと幼馴染みの同級生、山名井ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。
6つの謎と2人の恋の行く末は?
『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 幼い頃からよく病気をしていた貫地谷マイの隣に住む幼馴染・山名井ゲンキは学校帰りにプリントを届けるのが日課。推理小説を読んで過ごすことの多い彼女は謎解きが好きで謎めいた話をせがむー

    ◆タレーラン途中で止めるくらいこの作者あわないんだった…。謎はたいしたことないし探偵もアシストもポンコツで、そんなデタラメつきつけたら今後友達でいられないでしょ-よ…て思いつつ最後は良くなるのか随分長いこと借りてて意地で読んだけど続編出ても手に取らないように記録。ガックリ。

  • 病弱で学校もしょっちゅう休むマイの望むものはひとつ、謎だけだ。

    かわいい探偵だった!
    病気のうんちくもおもしろかったです。笑。

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    「患者」と「病(やまい)」を合わせた貫地谷マイという名前の主人公は高校1年生。彼女は病弱でしょっちゅう何かの病気にかかっており学校も休みがち。そして床にふせっている長い時間を使って謎を解く「寝台探偵(ベッド・ディテクティブ)」なのだ。
    マイと幼馴染みの同級生、山名井ゲンキは「病まない」の名前通りに病気知らずの健康優良児。ひそかに想いを寄せているマイのために、ゲンキは学校で起こった不思議な事件を、今日もベッドサイドに送り届ける。
    6つの謎と2人の恋の行く末は?
    『珈琲店タレーランの事件簿』著者が放つ新たなるミステリー。
    +++

    探偵役がベッドの上、というのもこれまでにない設定ではないだろうか。しかも、臥せっているときには鋭い推理力が、元気なときにはまるで発揮されないというのも独特である。探偵役のマイの手足や目となって活躍するアシスタント役は、その名も元気。こちらは推理力は凡人だが、人間関係は円満で、他人を思いやる気持ちも持ち合わせているので、聞きこみの際も疎ましがられることがないのがメリットでもある。いちいちマイによるそのときどきの病気の解説付きなので、そちらの豆知識も増えていく。高校生活における謎なので、他愛がないとも言えるが、当人たちにとっては一大事を解決してもらったことになり、心の闇をさらけ出されたことにもなる。微笑ましさも切なさも愉しめる一冊である。

  • 「夏風邪と《消えた万引き》の謎」
    彼女が見かけた犯人は。
    彼からしたらそんな人は実在していないと信じているからこそ、証言が食い違ったのだろうな。

    「熱中症と《持ち去られた短冊》の謎」
    書かれていたのか願いは。
    彼の位置から全てが見えたからこそ、疑惑になりそうな物を一時的に排除し庇うことにしたのだろうな。

    「IBSと《着替えられた浴衣》の謎」
    彼女の首元に見える赤い痕。
    遠目からでも分かるぐらいハッキリした印だとしたら、傍から見たら少しギョッとなったかもしれないな。

    「偏頭痛と《妨害された応援合戦》の謎」
    反対戦力に妨害された様な。
    彼の言い分だけを聞いて現状を見たら、どう考えても敵対する者からだと思ってしまうのも無理は無いけどな。

    「インフルエンザと《借りさせられた図書》の謎」
    何故持っていたはずの本を。
    自分が書いた物語を読みたいと言われるだなんて予想外だろうし、モデルにした人に渡すのも怖かったろうな。

    「健康体と《作られた音痴》の謎」
    突然全く外れた音程の歌声。
    薬の副作用に気付いていながらも指摘せず、彼自身が悪い様に仕向け怒りを爆発させるなんて酷いもんだな。

  • 病弱で学校を休んでばかり。
    でも、そんな体験をしているから見えることわかることもあるのかもね。じっくり考えること、が得意なのかもしれないけれど。

  • 珈琲店タレーラン~がおもしろかったので同じ著者つながりで読んでみましたが、タレーランほどのおもしろさは感じませんでした。主人公が高校生ということもあり学校内で巻き起こる事件(とまでは呼べない?)がネタであるだけにこじんまりとした印象。主人公のマイの推理もちょっと危なっかしいところがありつつ、ゲンキの行動力と推理後の関係者に対するフォローで物語としてのバランスを保っている、といった感じでしょうか。全6話構成で一つひとつのストーリーの長さは読んでてちょうどよく、展開も複雑なものはないのでサクッと読める点はよいです。

  • 寒いギャグ…はすぐに慣れた。だけどマイが都合よく泣き落とすのは慣れなかった。主人公はこれに弱いかもしれないが、私はこれが大嫌いだと感じた。内容はわりと面白かったし、読むのも簡単であっさり読めた。最後の話だけはこれを知っていたのですぐにわかってしまった。

  • IBSのつらさの話は実感がこもっていて目からウロコだったし、偏頭痛もあーそんな感じだったわーと自分の体験を言語化できた気がするので、「ミステリー」「青春」「病気」どの切り口からも楽しめる一冊。

  • 病気がちの探偵役と健康が取り柄の主人公の掛け合いが楽しい連作短編集。病気を中心に据え、探偵役のキャラクター設定だけでなく事件の真相さえ病気から読み解いていくのはなかなか好感を持てました。 そしてラストに向けて、いつもと違う展開を見せます。そこで主人公の思いが浮かび上がるのですが、若干好みが分かれそうであると思いました。

  •  謎解きはそこそこおもしろかったけど、キャラの口調がわざとらしすぎて冷める。

     そもそものマイちゃんの設定も、回りくどくて煩わしい。
     その設定に意味はないけど、安楽椅子探偵なんて星の数ほどいるから、意味がなくてもそうしないとキャラが立たないんでしょうかね。

     正直、マイちゃんがいちいち病気の内容の説明するのも、どうでもよかった。読み飛ばし。

     それにしてもこの学校、すげぇ問題のある生徒ばっかりで、生活するのがしんどそう。
     山名井は一応主役級のキャラだから、『いい人』側になってるけど、実在して、学校の中でいちいちこんなふうに友だちとかに真実を告げたり、熱い思いをぶちまけたりしてたら、友だち離れていきそう。

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著者プロフィール

岡崎 琢磨(おかざき たくま)
1986年生まれ、福岡県出身。京都大学法学部卒業。元々ミュージシャン志望であったが作家を志すようになり、大学卒業後に福岡県に戻って執筆を続け、第10回『このミステリーがすごい!』大賞の最終選考に『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』が残った。手直しして刊行されたところ、大ベストセラーとなり第1回京都本大賞を受賞。のちに「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ化された。
ほかにもミステリ作を多数刊行しており、新刊に『夏を取り戻す』『九十九書店の地下には秘密のバーがある』。

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