デザインの仕事

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 222
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062206624

感想・レビュー・書評

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  • 『元素生活』の著者である寄藤文平の本。本人のエッセイではなくライターが取材して書いたものとなっている。気になっていた『元素生活』の制作プロセスがわかり興味深かった。また学校や大学での生活から仕事場に移ってからの、その時々の思いや気づきも同様の感想を持った。生業が全く違っても共感できることはわりと多い。

  • 博報堂時代のところは、結構キツイ印象
    賞を意識したりするのも大貫さんの影響のことも
    多忙のあまり自分を見失ってしまう感じ、ロボットに例えてる

  • なんか本人の言葉が上滑りしているような感じ

  • 「イラストを頼む立場にいる人たちは、描いている側が考えているよりも簡単な動機で頼んでいるという事もわかってきたんです。」
    「若い人は、不安であることにもっと肯定的になってもよいのでないでしょうか。」

  • お金は「もらう」ものではなくて「作る」もの。

    博報堂の大貫卓也さん
     社会的なアイコンを人工的につくり上げる方法を発明した。
    「史上最低の遊園地」「プール冷えてます」「hungry?」「Yonda?」「ペプシマン」
     ディテールの積み重ねでアイコンを作る。

    佐藤可士和さん
     そのディテールさえも要らない、
     要素を簡潔化しストーリーを詰める。
     プレゼンのウエイトが増す。

    「レバレッジとイクオリティ」

    「大人のたばこ養成講座」
     公共性を示すピクトグラムの無機質さが現代では有機的。
     股間の小さな丸でクオリティを出す。

    「家でやろう。」
     文章を絵に置き換えて、フワっとさせたまま扱う。

    スランプのとき
     大ジャンプを狙わず、確実で安全なやり方で仕上げていく。

    個別に赤字を入れていくやり方では、
     仕事が大きな規模になるほどコントロールが利かなくなる。

    「本」
     表現物としての土台が安定している。

    タイトルをでかくすること
     いい本と売れる本の両方を兼ね備える。

    不安は消えない。そう思っていた方がいい。
     つくることで不安が増して、それを原動力にまた作る。
     既存の分かりやすいレールに乗らずに。

  • デザインがロジカルに説明されていてわかりやすい。どっかで聞いた装丁アドバイスがこの1冊に凝縮されている気がした。

  • 大好きな「家でやろう」シリーズや大人たばこ講座の寄藤文平さんのお仕事を覗いてみたくて読んだ本。
    デザインやイラストというと、才能やひらめきのイメージがあったけれど、いろんな考えや経験、アイデア、緻密な作業と検証が積み重ねられたものなのだと、改めてわかった。
    ・どこかしら「おかしみ」の入っている作風
    ・長い目で見れば、単純かつ多様なものが生き残る
    ・自分にとっての本当のことをアウトプットできるようにする技術の体系化が、今はいろんな人を助けるのかもしれない
    ・装丁の仕事で本の内容を読み込む、という「シンプルだけれど、時間もかかるなかなか徹底しにくいプロセス」・・・
    2017.11

  •  デザインには普段あまり感心を抱かずに過ごしていて、ちょうど東京に行く途中の新幹線で読み終わり、電車を乗り換えた途端、寄藤さんの作品と思われるマナーの広告を目にして本当に生活に溶け込んでいるものであることに改めて気づいた。センスを突き詰めると好き嫌いになりそうな気がしていて、物事を好き嫌いで見たくないと若い頃自分で戒めていたため、すっかり無センス人間になってしまった。今も書籍の装丁をデザイナーさんにお願いすることがあるのだが、全面的にセンスを信じることにしている。

     オリンピックで問題になった佐野さんのデザインを高く評価しているところがとても面白かった。

     内容は抽象的であまりピンとこないところもあった。

  • 2017年7月刊。やさしい口調の仕事論。寄藤文平さんの装丁が好き。「緑の箱の本」とか。

    ◆【引用メモ】理由が誰が見てもわかるように指示を書くといったことは、印刷に限らず、分野の違う人とやりとりする時の基礎だろうと思います。(p.116)◆赤字を書くことでは色校正は良くならず、そもそもの指示の理由と、目指したい仕上がりの着地点を的確に書くことが重要で、赤字はなるべく減らすという方向になっていったんです。(中略)個別に赤字を入れていくやり方では、仕事が大きな規模になるほどコントロールが利かなくなる(p.118)

  • 寄藤文平さんはおそらくその作品を見たことがない人がいないだろうほど有名なグラフィックデザイナー。
    彼が若い頃苦悩してから、彼自身なりに折り合いやバランスを調整してきた模索の答えが、飾らない言葉で語られていてよかったです。

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プロフィール



「2017年 『地震イツモカレンダー(万年日めくり)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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