緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~

著者 :
  • 講談社
3.26
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本棚登録 : 179
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062207102

作品紹介・あらすじ

「全ては樹木が語ってくれました」

『闇に香る嘘』『生還者』で注目の乱歩賞作家が挑む新境地。
樹木トラブルの裏には、人の“想い”が隠れている!
笑って泣ける、人の心と樹木をつなぐ6つの連作ミステリー


新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。
えっ…、それって切符を買うところじゃ……。
疑問を抱いたのも束の間、「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。
そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった!
花粉症で樹木嫌いの先輩・岩浪とともに依頼先に向かった天野。
しかし、そこにはスギを愛でる先客が。
「柊紅葉といいます。樹木医です。」
清楚な美人の登場に胸をときめかせる天野だったが、事態は意外な展開を見せ……。

感想・レビュー・書評

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  • 区役所職員の天野は、新しくできた部署「緑の窓口」へと異動となる。市民から樹木にまつわるトラブルの相談を持ちかけられ現場へと向かうと、“樹木医”の柊紅葉と出会う。彼女に惹かれる天野は、その後も手を借りトラブルを解決していく。
    樹木に絡むトラブルを樹木医が解決するミステリーなのだが、下村さんにしてはちょっと期待はずれだった。

  • 樹木にまつわる日常の謎ミステリ連作集。なるほど、「樹木医」という職業があるのですねえ。樹木についてはあまり興味がなかったのだけれど、興味深く読めました。でも花粉症の身としては、岩浪先輩にけっこう同調したくなってしまう部分も無きにしも非ず(笑)。
    メインとなるのは樹木だけれど、そこに絡んでくるのはさまざまな人たちの想い。ハートウォーミングな読み心地でほっこりします。紅葉と母親の確執に関する謎もきちんと最後に解き明かされて、とても良い読後感でした。

  • 新しい作風への挑戦だろうか。
    特別な目覚しさはないが、重くシリアス一辺倒ではないと見せてもらった印象。

    プロローグ
    「スギを診せてください」
    「クヌギは嘘をつきません」
    「モッコクの落とし物です!」
    「ソメイヨシノは実は、」
    「チャボヒバを前に無力です……」
    「全ては、樹木が語ってくれました」
    エピローグ

  • 面白かったです。
    が、柊さん苦手かも。

  • ほどほどにハートフル

  • 区役所に新設された緑の窓口。緑=植物に関する相談窓口。その係員である天野と先輩の岩浪。若い女性樹木医の柊のアドバイスで持ち込まれた緑に関する相談を解決していく。

    コンセプトは面白いけど、内容としては陳腐でした。

  • 家内が図書館で借りた本。「面白いから読んでみたら」と言われ手にしました。
    市役所に設置された”緑の窓口”の係員と美人樹木医が樹木トラブルを解決して行く連作短編です。
    最後にある後書きと言うか献辞のようなものに、樹木医さんが書いた樹木トリビアの本を読み、それを発想源に作った話だと書かれてます。何か一つの面白い事象を元に、それをミステリーに仕立てたら・・・良くある手法なのでしょうが、それが余りに見え見えなのです。登場人物のキャラもいかにもラノベ風ですし、解決にあたり悪者役がコロリと善人に変わるのもわざとらしい。
    そんな感じで、決して出来は良いとは言えないのですが、どこかホンワリと心地良く。最後の2編は一気読みしました。

  • 人と関わるのが苦手な樹木医・柊さんとお役所に新設された「緑の窓口」勤務の天野君(時々プラス岩浪先輩)が樹木トラブルを解決していくミステリー。柊さんの樹木に対する愛が知識がとにかく凄い。とても生命力に溢れているなと思いきや繊細な一面ももつ樹木達。立派に育った樹木達にはそれぞれ誰かの想いが詰まっているのかなぁ。続編ありそうですね。

  • 「家栽の人」(毛利甚八作・魚戸おさむ画)を
    時折、読み返すことがある。
    読んでいる(眺めている)間
    あぁ、いいなぁ この雰囲気
    という気分にさせてもらえる

    刊行される次の「家栽の人」を
    わくわくしながら心待ちに
    していたころを思い出しました

    何気なく、手に取った本作
    下村敦史さんは初見の作家さんです

    樹木医の柊紅葉さん
    緑の窓口所員の天野優樹
    そして同じく岩波先輩
    本作に描かれる
    登場人物たちも魅力的です

    人は植物と一緒に
    植物は人と一緒に
    生きている
    そこに鮮やかなドラマが
    絡んでくるのも
    また 楽しい

    ぜひ
    続けて欲しいシリーズです

  • 著者初読み。とても軽い。
    とても軽いが故に、樹木に関するあれこれの印象が強く残る・・・これ狙ってるよね?樹木っていうテーマが好きだし、トリビアは実際に面白かったので★4つ。

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著者プロフィール

1981年京都府生まれ。2014年に『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。同作は数々のミステリランキングにおいて高い評価を受ける。同年に発表した短編「死は朝、羽ばたく」が第68回日本推理作家協会賞短編部門候補、『生還者』が第69回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補、『黙過』が第21回大藪春彦賞候補となるなど、今注目を集める若手作家である。『難民調査官』『叛徒』『真実の檻』『失踪者』『告白の余白』『緑の窓口樹木トラブル解決します』『サハラの薔薇』『悲願花』『刑事の慟哭』『絶声』『コープス・ハント』『法の雨』など著書多数。

「2020年 『黙過』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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