十角館の殺人 限定愛蔵版

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 137
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062207713

作品紹介・あらすじ

1987年9月に『十角館の殺人』が講談社ノベルスより発売になってから30年。
著者デビュー30周年のメモリアルイヤーに、累計100万部を突破した『十角館の殺人』の、はじめての限定愛蔵版を函入り単行本にて刊行します。
愛蔵版の特別付録として、ここでしか読めない33名の豪華執筆陣によるエッセイ「私の『十角館』」を別冊にまとめ、函入りで収録。
<豪華エッセイ執筆陣/敬称略>
青崎有吾/朝霧カフカ/我孫子武丸/綾崎隼/有栖川有栖/伊坂幸太郎/乾くるみ/井上真偽/太田忠司/恩田陸/喜国雅彦/北村薫/北山猛邦/周木律/白井智之/高田崇史/辻村深月/西澤保彦/似鳥鶏/一肇/法月綸太郎/初野晴/はやみねかおる/東川篤哉/古野まほろ/麻耶雄嵩/道尾秀介/皆川博子/宮内悠介/宮部みゆき/山口雅也/米澤穂信/詠坂雄二

感想・レビュー・書評

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  • 誰かが入れ替わってるんだろうな(オルツィあたりが)と思っていたのだが、まさか本土の人だったとは、、、

    でも、ミステリに詳しくないせいか、読んでいて、あまりピンとこなかった。
    置いてけぼりになってしまった印象。

    ある程度ミステリの土台ができていたら、もっと面白かったんだろうなぁ。

  • 1986年3月26日、大分県K**大学・推理小説研究会の一行は、角島(つのじま)と呼ばれる無人の孤島を訪れた。
    彼らの目当ては半年前に凄惨な四重殺人事件が発生した通称・青屋敷跡と、島に唯一残る「十角館」と呼ばれる建物である。
    彼らはそんな島で一週間を過ごそうというのだ。
    一方その頃、本土では、研究会のメンバーに宛てて、かつて会員であった中村千織の事故死について告発する怪文書が送りつけられていた。
    怪文書を受け取った一人である江南孝明は、中村千織の唯一の肉親である中村紅次郎を訪ねる。



    「新本格」というジャンルをこの世に確立することになったその先駆けであることを考えると、本作はそれだけで十分に価値があるように思う。
    本作がなければ、もしかしたら「新本格」というムーブメントが起こらなかったかもしれない(たぶんそんなことはないだろうけど)……と思うとゾッとする。

    今さら、本作に対してごちゃごちゃとした感想を述べたり、解説をしたとしても意味はないだろう。

    僕は本書を初めて読んだとき、まだそれほどたくさんの叙述トリックを知らなかったので「あの一行」に出会った時の衝撃は、もう言葉にならないくらいだった。
    できることなら、多くの人たちにとって本作が「初めて出会う叙述ミステリ」であってほしいと思う。

  • K・・大学ミステリー研究会の被害者たちを有名な外国ミステリー作家の名前にして登場させるほど「本格ミステリー」を期待させるが、トリックも犯行動機も全く在り来たり。最後に、島の学生の数が一人違うことが面白かったくらい。
    この愛蔵版は分厚いが、1ページの紙が厚いのと1ページ当たりの字数が少ないので、すぐ読める。

  • 愛蔵版ということで購入。勿体無くて開けていない。中身は気になるけど開けられない。2つ買えば良かった。

  • 小説は久々の再読。
    エッセイは、作者本人とこの小説の愛読者である作家陣の思いが読め、楽しめた。
    初読はもう20年以上前、島田荘司氏の占星術殺人を読んだすぐで、その後の新本格を貪るように読む契機となった本。
    この本がなければ、新本格や古典ミステリを読もうとはそれほど思わなかったかも。

  • 1987年初刊の名作ミステリー。今さらだけどどうせなら限定愛蔵版を、ということで読んでみた。
    すっごくおもしろい!どうして今まで読んでなかったんだろう。
    例の一文の少し前から、ん?ん?何?どういうこと?そして一言。えっ!一瞬手がとまってしまった。名探偵コナンの黒の組織メンバーのようなコードネームにすっかり惑わされてしまう。
    特別付録33名作家のエッセイも得した気分♪

  • 私がこの本に出会ったのは、発表されてから数年が経った頃でしたが、その時の驚愕で頭が真っ白になったという状況を今でも思い出せます。その後新本格と名の付くものを読み漁り、彼らが影響を受けた海外ミステリをも次から次へと読みました。この本に出会ったからこその私の読書歴があります。そしてそんな人はきっと多いのでしょうね。寄稿されている33名、全てが代表作をすぐ思い浮かべられる作家様ですが、この中の多くの方が十角館に影響を受けて作家人生を歩まれたことを思うと、十角館が書かれ、出版されたことにさらなる感謝を覚えます。→「愛蔵版」という名前にふさわしい装丁、ブックレットだと思います。館シリーズは、判型を変えるたびに必ず読み、それを読むとシリーズ全てを再読したくなる、という循環で何度か読んでいます。それでも今回は数年ぶりの再読でした。全ての登場人物がそれぞれの性格を持って私の目の前に現れ、小さいながらも大胆な伏線を改めて発見して嬉しくなり…今回も十分楽しみました。/覚書:読了本登録1500冊目。

  • 令和の時代を迎えてから読んだので、衝撃の一文についてはあまり衝撃を受けることができませんした。
    他の作品よりも先にこの本に出会っていたらよかったなと思わされる本でした。

  • 『十角館の殺人<新装改訂版>』が底本で、内容は既に知っているので、読むためというよりは、本当に愛蔵するための本。
    別冊特別付録、33名の豪華執筆陣によるエッセイ「私の『十角館』」は読む価値あり。
    『十角館』が与えた影響がいかに絶大かが改めてよくわかった。私も『十角館』によい形で出会えてよかったと思う。

  • 『十角館の殺人 限定愛蔵版』読了。
    約6年ぶりの再読。改訂版は初めて読んだが、細かな配慮がされていて好印象。今や名作古典のような扱いになっている新本格の原点となる本作、やはりよくできている。読んでいてワクワクさせる上に再読だと伏線が思いのほかしっかりと残されていることが判る。なによりも一行で全てを明らかにする構成が素晴らしい。論理的に真相に至れない点は欠点だが、ある意味でそれ故とも言えるあのラストは美しい。豪華作家陣のエッセイが読めるのも嬉しい。

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著者プロフィール

綾辻 行人(あやつじ・ゆきと)
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院修了。’87年9月『十角館の殺人』で作家デビュー。「新本格ムーヴメント」の嚆矢となる。「館」シリーズで本格ミステリシーンを牽引する一方、ホラー小説にも意欲的に取り組む。’92年『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。2018年度第22回ミステリー文学大賞を受賞。464

「2021年 『黄昏の囁き 〈新装改訂版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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