刑事の怒り

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 551
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062207942

感想・レビュー・書評

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  • 悪意を秘めた善意の第三者に要注意。登場時に可能性は感じたけど、彼の陰の心理はけっこう無視されたね。死は重いよね....

  • 夏目刑事のかかわる事件を扱った
    4つの短編。

    ☆ 黄昏
    ☆ 生贄
    ☆ 異邦人
    ☆ 刑事の怒り


    夏目本人も
    昏睡状態から意識が戻ったばかりで
    未だ完全に回復はしていない状態の娘を抱えている

    で、

    犯人や、被害者、
    その家族を取り巻く悲しい現実と、
    優しくも厳しく向き合っていく様子が描かれている。

    誰の人生でも、
    比較的上手く行っている時と
    そうではない時期とがあったりするけど、


    それぞれ、
    世の中の一般的なそこそこな生活とは
    今現在はちょっと違う環境にいる人たちの
    悲しみや大変さ、つらさを拾っている。

    続きは、⇒ http://noinu.blog.fc2.com/blog-entry-193.html

  • 夏目シリーズ短編集。ミステリとしての読み心地ももちろん、夏目の優しさがじんわりと染み入るのが最大の魅力です。
    お気に入りは「刑事の怒り」。たしかにこの犯罪は、人の命を奪うという点だけではなく、周りの人の心も傷つけたという点で許されるものじゃないなあ。だけれど、怒りながらもやはり夏目の優しさは健在。この優しさが犯人の心にも幾分か染み入ってくれることを願うばかりです。
    「生贄」も印象的でした。もちろん犯人のしたことに諸手を挙げて賛同はできませんが。完全に否定もできないと感じました。これは女性には残酷ですよね。

  • 【収録作品】黄昏/生贄/異邦人/刑事の怒り

  • 裏のウラ

  • 短編ながら読みごたえありました。

  • 夏目さん 次回も期待です。

  • 久々の夏目刑事。最初は犯罪被害者支援の話とごっちゃになってしまったけど、やはり面白かった。娘が少しずつ回復しているので、次も期待したい。

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著者プロフィール

1969年兵庫県生まれ。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。2016年、『Aではない君と』で第37回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に刑事・夏目信人シリーズ『刑事のまなざし』『その鏡は嘘をつく』『刑事の約束』、『悪党』『友罪』『神の子』『ラスト・ナイト』など。

「2023年 『最後の祈り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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