スリーパー 浸透工作員 ソトニ 警視庁公安部外事二課

  • 講談社 (2017年9月27日発売)
3.84
  • (18)
  • (33)
  • (16)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 239
感想 : 35
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (322ページ) / ISBN・EAN: 9784062208185

作品紹介・あらすじ

東京で暮らす就活中の青年・倉本龍哉。だが彼の名前や戸籍は「ある国家」に与えられたものだった。エリート工作員として日本社会に「浸透」(チムツ)する日々。だが故郷の母に頼まれたひとつの願いが運命を変えていく。一方、上層部に巣食う潜入者を追い、警察組織を追われた外事二課の元エース・筒見慶太郎は、バングラデシュのスラムで罠にかかり殺人の嫌疑をかけられる。交錯する二人の運命。激闘の果てに知る驚愕の真実とは。


母上様、あなたはどうして日本を捨て、北にやってきたのですか――。

報道記者としても活躍する著者が放つ、リアル諜報ミステリ。

東京で、就活中の大学院生として、ごく普通の生活を送る青年・倉本龍哉。
だが、彼の名前や戸籍、経歴は、すべてある国家によって用意され、与えられたものだった。
豊かで平穏な日本での日常と、家族の暮らす祖国のギャップ。エリート工作員としての誇り。周囲には決して悟られぬよう、日本社会に「浸透」(チムツ)する緊張……。
だが母親から、「日本でしてほしい」と頼まれた、ある願いが龍哉の運命を変えていく。

一方、「公安警察の狂犬」として外国スパイに恐れられながら、日本の上層部に巣食う潜入者=モグラの影に切り込み、警察組織を追われた外事二課のエース・筒見慶太郎は、指令を受けて訪れたバングラデシュ・ダッカのスラムで罠にかかり、殺人の嫌疑をかけられる。

交錯する筒見と龍哉の運命。日本と北朝鮮、対立する国家の狭間で引き裂かれた人々の思い。激闘の果てに、ふたりが辿り着いた驚愕の真実とは。

「目を醒ませ。本当のお前は、誰なのか――」

みんなの感想まとめ

国家の狭間で揺れる人々の思いを描いたこの作品は、エリート工作員と公安警察の元エースが交錯する緊迫した物語です。主人公・倉本龍哉は、与えられた名前と経歴の裏に隠された真実に向き合い、家族への想いが彼の運...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 工作員と警察と公安、そして政府と。よくよく練り込まれた内容で、最後の最後まで面白く読めた作品。個人的に諜報活動や公安・警察小説は好きな部類なので、星4つ☆☆☆☆。続編があってほしい…

  • 知らないところで日本を守っている人たちがいる。。。

  • 前回のマルトクが面白かったので、第3弾も。

    最初は点があちこちに散らばって少し整理しづらいけれど、物語の半分くらいから点がどんどん繋がってきて一気に引き込まれ、夢中になって読んだ。

    今回は、家族への想い、祖国への想い、かつての上司への想いなど、出てくる人間の色々な想いが錯綜しながらクライマックス〜ラストでの、劇的な幕切れ。このシリーズ、これで終わらせないでほしい!もっと読みたい!

    この著者は取材の記者をされているだけあって物語にリアル感があり、かつ、無駄のない文章を書かれるので読んでいてフラストレーションがない。
    最後にもう一回、言う。
    このシリーズ、続けてほしい!

  • 【212冊目】面白いんだけど、話が劇画的過ぎて、特に今回はタイトルでもある「スリーパー」感が全然ない。まぁ、最後の最後に本当にスリーパー感のある人が出てくるけど……
    あと、話がリアルっていう感想の方がいるようだが、関係者か何かなのだろうか……

  • なかなかのハードボイルドで展開も面白いが情報が複雑で理解に苦しむ!

  • 小説としては★3なんだけど、いろいろイマジネーションは想起させてくれる。
    日本舞台のリアルなスパイ物を考えると、北朝鮮は外せないでしょ。

  • 個人的に興味深いジャンルで気がつくと一気読みしていました。
    伏線がどんどん繋がっていき、どんでん返しに次ぐどんでん返しの後に不気味かつ衝撃的なラスト。
    オススメです!

  • なんだかんだ私には面白いです。
    公安物というか物語が面白いですね。

  • 筒見慶太郎が主体になって、北朝鮮の工作員 倉本龍哉・坂東篤志らと戦う壮絶な物語だが、家族の絆や友人間の助け合いが滲み出てくるのをひしひしと感じた.ダッカへの便で俳優の神林貞夫と隣り合わせたのが始まりで殺人容疑をかけられた筒見.密かに日本に帰り、元の仲間 鴨居・丸岡らと動き回る.倉本の住まいの隣の坂本楓が重要な役割を果たす.英虞湾での真珠養殖が事件全体の起爆点だ.浸透、復帰、背乗りなど不気味な用語が出てくるが、スパイ連中が駆使する機器の怖さも実感できた.最後の展開はややドタバタ劇だったが、全般的に楽しめたと思う.

  • 書評は自ブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=171

  • 2020年2月29日読了。
    ある俳優の死を巡り、元警察官・筒見と北朝鮮の工作員との間で繰り広げられる緊迫の物語。北朝鮮の背乗りの実情や次々に何かが起きる展開など、読んでいて飽きなかった。強いて言えば、リアリティがあったため、登場人物の多さと時に見られるエスパー的な能力が吉だったのか凶だったのかは結果論として考えてしまった。

  • ふむ

  • 今日一気に読んだが、評判通り、かなり面白いストーリー。全く飽きることなく最後まで展開していって、終盤のページは、どうなるんだろうとページをめくるのにドキドキしたぐらい。公安の動きや、北朝鮮の拉致や工作員もリアル。
    そして、著者が茅ヶ崎出身とのことでビックリ。

  • ソトニシリーズは本当に面白い。最後までプロットがわからなかった。特に楓さんがxxなんて。この終わり方、続編ありますよね?

  • リアル過ぎて一気に読み続けてしまった本。
    世界には知らない世界がたくさんある。
    日常も危険と隣り合わせなのかもしれないから気をつけて生きよう。

  • 日本のスパイ物で、面白い作品。白眉なシリーズであることに異論はない!
    だけど、細かな枝葉が????取って付けたような読者の裏をかくためだけの意味の持たない、通じないオチになっている気がして消化不良。続編のための疑問であっても、この話のなかでは何故?が解消されない。


    何故、女はその道をいったのか。
    何故、彼に託したのか。
    何故、母は娘の行動を許したのか?
    母は、女は、何と戦っている?

    とても惜しい。

  • 超絶おもしろい❗️
    イッキ読み‼️

  • 裏の裏はやはり裏だった・・・・・・
    ジャーナリスト竹内明の作家としてのフィクション作品初読み。自身の取材経験に基づく部分をベースにして、小説ならではの虚構を積み上げた物語は、どこまでがリアルでどこからがフェイクなのか素人にはわからない。
    ただ、こんな裏の裏が裏のような防諜の世界は確かに存在するだろうし、本当に怖いのは工作員を「浸透」させているかの国なのか、国家のためと機密を貫く公安警察なのか、はたまた裏で通じながらすべてを牛耳る力を持つ議員なのか・・・
    平和に生きていくために、知らないでいる方が幸せなこともあるのだろうな~としみじみ思った。
    このシリーズ終わるのかな・・・

  • 女性キャラがもっと深いと面白いのに。綾子と楓より、篤の恋人の方が面白そうだった。

  • フィクションにありがちな「人工的な面白さ」。関連性の無い人間同士に関係があることが分かると、脳は報酬を与えられる。それがこの本で感じる人工的な面白さ。

全27件中 1 - 20件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1969年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市出身。
慶應義塾大学法学部卒業後、1991年にTBS入社。社会部、ニューヨーク特派員、政治部などを経て、ニュース番組「Nスタ」キャスターなどを務めながら、国際諜報戦や外交問題に関する取材を続けている。公安警察や検察を取材したノンフィクション作品として、2009年『ドキュメント秘匿捜査 警視庁公安部スパイハンターの344日』、2010年『時効捜査 警察庁長官狙撃事件の深層』(ともに講談社)がある。2014年には諜報ミステリー『背乗り 警視庁公安部外事二課』で初の小説を発表。

「2017年 『警視庁公安部外事二課 ソトニ イリーガル 非公然工作員』 で使われていた紹介文から引用しています。」

竹内明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×