決戦!賤ヶ岳

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本棚登録 : 79
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062208253

作品紹介・あらすじ

累計16万部を突破し、ますます進化を続ける「決戦!」シリーズ。今回の舞台は豊臣秀吉の天下を決定づけた、もう一つの天下分け目である「賤ヶ岳の戦い」。そして、描かれるのは「賤ヶ岳の七本槍」として名高い、加藤清正、福島正則、片桐且元ら七人の武将。新進気鋭の若手歴史小説家たちが、若武者たちの戦いと、その後の人生を活写する!

感想・レビュー・書評

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  • 七本槍って、七人の豪傑かと思ってたけどいろいろなんだな。秀吉のすごさの方が印象に残った。

  • 七本槍それぞれの視点の短編で面白かった

  • 感想書き忘れてたので、感想忘れた。

  •  決戦!賤ヶ岳 天下分け目の合戦は七本槍の武将のその後の人生の分岐点。武功で知られる加藤清正、福島正則より、加藤嘉明、片桐且元、脇坂安治、平野長泰、糟屋武則の物語の方が、それぞれにふむふむと肯きつつ興味をそそられました。
     関ヶ原合戦や大坂の陣までの後日談もまた色々と面白く読みました。
     秀吉が全く同じ文面で出した三千石、(福島正則のみ五千石)感状の現物や写しが清正以外は残っています。この小説でその後の武将の明暗を知って読むとまた趣があります。
     
    蛇足ながら
     今度、三七殿(信孝)謀叛に依って、濃州大柿(垣)に居陣せしめ候ところ、柴田修理亮(勝家)、柳瀬表に到って罷り出候条、一戦に及ぶべきため、一騎懸に馳せ向かい候のところ、心懸け深きに付いて、はや懸着け、秀吉眼前に於て一番鑓を合わす。その動き比類なく候。その褒美として三千石宛行い訖んぬ。いよいよ向後奉公の忠勤に依って、領地を遣はすべきものなり。仍って件の如し。
     天正十一
      六月五日
       加藤孫六殿   秀吉(花押) 

    (秀吉の天下統一戦争 小和田哲男 吉川弘文館より)

     
     


     

  • 羽柴秀吉vs柴田勝家の賤ヶ岳決戦を描く。
    本能寺の変後、秀吉が次の天下取りの為の近従七本槍虎之助事:加藤清正、孫六事:加藤嘉明、市松事:福島正則、片桐且元、脇坂安治、兵助事:平野長泰、糟屋武則の其々の生き様を描き面白かった。

  • 決戦シリーズ、賤ヶ岳編。七人の武士達の戦、人間模様などを描いている。天下分け目の決戦という時代が大きく変化するだろうという大事な一戦で様々な人間模様や男同士の心情があり、明るく華やかな世界観を感じる中に、暗くて嫉妬心を感じてしまうのもあり得るだろう。1つの戦いを七人の視点から語っているのでそれに関する思いは違ったり、戦いの行方がどうなるのかなど、個性があって楽しめた。

  • 決戦シリーズ第7弾。今回の舞台は「賤ヶ岳の戦い」。
    とくれば「賤ヶ岳の七本槍」ですね。短編7つ、それぞれ七本槍を主人公にしています。なので、全ての話が秀吉方。柴田方を主人公とした話はなかったですね。
    柴田方の強敵として書かれていることの多かった拝郷家嘉は、あっても面白かったんじゃないかなぁ、と思います。
    ま、七本槍中心の構成にしましょう、ってことで企画されたのでしょう。

    七本槍での武名が、虚名ということに欝々とする人物の話が面白いと感じるんはなぜだろう。槍働きで一旗揚げて一国一城の主じゃい!!みたいな意気揚々としていた若者よりも、壮年になり過去の虚名に乗っかることで生きている寂しさが、いいと思うのはなぜだろう。
    その境遇から、立ち上がる心意気があるからかなぁ。

    最後に気づいたけど、第「7」弾だから、賤ヶ岳の「七」本槍ってことか。
    なるほどね。柴田方いないのも、これで納得だわ。

  • こうなると、本当に単なるアンソロジーシリーズ。
    決戦賤ヶ岳と銘打っているけど、七本槍の人物列伝というほうが正しい。もう決戦自体がテーマじゃあない。
    それぞれのその後の人生が見えて、まあ、これはこれで面白かったけれど。

  • どのような戦場で、どんな駆け引きがあったのか。名前だけで詳細を知らなかった、賤ケ岳の戦いを知れたのが、よかった。
    〈賤ヶ岳の七本槍〉とひとくくりにされているものの、実際の武功や、その後の出世には差が。華々しく活躍した男たちよりも、今ひとつぱっとしなかった「しつこい男」と「器」の方が、滑稽さと人間味があって、面白かった。
    テーマが〈賤ヶ岳の七本槍〉のため、秀吉側のみ。しかも関係性の深い小姓たちばかりが主人公なので、内容が重なるところも多かった。今までのように、双方を描く形でなかったのは、残念。

  • 決戦シリーズの第7弾。


    まさにこのテーマにふさわしい賤ヶ岳の7本槍のメンバーそれぞれが主役になっています。

    ただ書き手もそれぞれ違うので、全く違うとらえ方と場面設定。

    あまり戦としては、内容が分かりづらい賤ヶ岳が

    色々な視点から照らされていて、とっても理解が進みました。



    なぜ7本槍になったのか、その後の彼らが歩んだ姿も含めて

    とっても感慨深いストーリーになっています。

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著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県名古屋市出身。愛知大学文学部史学科卒業後、2007年に「桃山ビート・トライブ」で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『破天の剣』で第19回中山義秀文学賞を受賞。そのほかの著書に『信長暁の魔王』『覇道の槍』など。新時代の歴史小説界を担う俊英として注目される。

「2020年 『紅蓮浄土 石山合戦記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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