- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062208277
感想・レビュー・書評
-
落涙。山中先生の弔事から医師としての無念さと平尾さんへの友情を感じる。ミスターラグビー平尾さんは本当にかっこいい人だったんだなぁ。 2019年の日本でのワールドカップ、見てほしかったなぁ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校、大学でラグビーをしていたので、平尾誠二はわたしにとってもヒーローだった。プレーだけでなく、当時はまだスポーツ界では珍しかった根性論ではないロジカルなスタイル。見た目も含めなにもかもがかっこいい。その平尾さんがなぜかノーベル賞の山中先生に見送られる。すごい人はすごい人と結びつくんだな。久しぶりに平尾さんのエピソードを読んで、やはりすごい人だったんだと、なにかホッとする気分にもなった。
-
40代を過ぎて初めて出会った同級生。ラグビー界のレジェンドとノーベル賞学者。53歳で早逝した平尾誠二と山中伸弥の友情を描いた感動作。
亡くなる6年前に雑誌の対談で出会い意気投合、親友となり家族ぐるみの交流。ガンの発覚。医学者の一人として親友の治療の助言、達観した見事な死に様、親友を助けられなかった後悔。全てが事実として読者の心を打つ。
大学でラグビーをやっていた山中伸弥氏にとって同級生の平尾誠二氏はスーパースター。その平尾誠二の晩年の生き様が実に格好いい。
涙なくして読めない一冊。名著といっても良いだろう。 -
憧れの山中伸弥さんのノンフィクションだったから一気に読みました。先生の優先順位は「人」だということが分かりました。それも大好きな人です。
なんか、Yさんを思い出しました。私はYさんの大ファンで、命をかけてでも守りたい、と思えた初めての存在でした。本当に感謝しているし、この本を読んで、まだまだ深い愛を注ぎたいと強く思いました。そして、寄り添える人でいたいです。ずっと。家族ぐるみで食事にも行きたいです。山中先生が見てきた景色、経験を私もやりたいです。 -
ヒーローである平尾誠二が余命宣告を受けてから亡くなってしまうまでの3ヶ月間の物語がすごい。
二人の友情の深さがよく分かる。 -
iPS細胞の発見者にしてノーベル賞受賞者の山中先生が、40歳代半ばを過ぎて友情をはぐくんだ平尾誠二氏が癌を発症してから死去するまでの1年を振り返る。特に平尾夫人から夫の闘病生活を振り返った手記が泣ける。
-
平尾誠二のお別れの会で、山中先生の言葉を聞き、二人の繋がりに驚きを感じる一方、同い年で40代を過ぎ知り合い親友となり、僅かな時間を濃く過ごしたことを感じれる良書。
平尾誠二の人生は楕円球みたいなもん。どちらに転がるか分からん、理不尽なこともある、それを受け止めどうするか、が大事。この言葉が癌を宣告された時の話とも重なり、強く印象に残る。
二人とも業界のリーダー、イノベーターであり、仕事に通じる姿勢や心得も多い。
・プレーは叱っても人格は責めない
・あとで必ずフォローする
・他人と比較しない
・長時間怒らない
-
この年齢になってから本当の親友と呼べる2人が出会ったことは羨ましい。
男同士ならではの「友情」が 奥さまも言っていたが、 嫉妬するほどのものだったと。
平尾さん氏が「理不尽なことは世の中に多い」と語っていたが、ラグビーのことはわからないが、平尾さんのような人格のあるかたが 早く亡くなることは 家族にとっても周りの人達にとってもどんなに理不尽なことだったか。
-
今、日本開催のワールドカップが始まっている。見たかった事でしょう・・・。本当に早すぎる「死」です。くやしかったでしょう!吐血する前に何か自覚症状はなかったのでしょうか?その辺が知りたかった。