源匣記 獲生伝

  • 講談社 (2019年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (434ページ) / ISBN・EAN: 9784062208284

作品紹介・あらすじ

人知を超える力を持つ「小匣」を有する真族により村を焼かれ、両親を目の前で殺されてしまった少年がいた。その名も、木曾捨丸。被征服民出身の彼は、時を経て、復讐のために立ち上がる。真族の賊から小匣を略奪し、獲生と名乗りを変えた捨丸は、真族の領地へ乗り込んだ。波乱の時代の中で、一兵卒から仲間とともに一大勢力を築き上げていく獲生だったが、真族の王が起こした蛮行と、軍の中で切磋琢磨しあった友・転疾がもたらす驚愕の事実を前に、事態は風雲急を告げる!
幾度となく訪れる試練と戦いの果て、千年にわたる王朝史が大きく書き換わる――!
「匣」により超能力を得た若き帝vs. 千年にわたる被征服民の復讐者
大陸の覇権を巡って、かつての友が真っ向勝負!超弩級の日華融合ファンタジー大戦!

みんなの感想まとめ

人間を超えた力を持つ「小匣」を巡る壮大な物語が展開される。主人公の少年、獲生は、真族に家族を奪われた過去を背負い、復讐のために立ち上がる。彼の成長と仲間との絆が描かれ、友情や試練が織り交ぜられたストー...

感想・レビュー・書評

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  • 矢野隆本気で出してきたな~中華風ファンタジー。
    突然現れた「源匣」と「小匣」を所有して大陸を支配した「真族」と排斥され差別され続ける原住民「緋眼・野従」
    緋眼の少年「獲生」と後に帝となる「転疾」の友情と成長譚。
    ストーリー展開は鉄板と言えば鉄板。ま、これはこれで良い。
    巻末の年表が作り込まれてます。なかなか
    同じ世界観のストーリーが出ているようなので読んでみたい。

  • 途中から面白くなった。最後は・・・。

  • 2021.1  まぁゲーム小説ですね。登場人物はみな格好いいけれど深みがあるわけでもないし。ただ躍動感は半端ない。
    巻末の年表が存外 面白い。

  • 矢野 隆 『源匣記 獲生伝』 | Bookworm | 新潮社 Foresight(フォーサイト) | 会員制国際情報サイト
    https://www.fsight.jp/articles/-/46438

  • 「神は細部に宿る」というが、丁寧に構築された世界観が圧倒的なリアリティを醸し出している。まるで実在する王朝の歴史を読んでいるようだ。それも、三国志演義や水滸伝を髣髴とさせる極上のエンターテイメントの要素満載。これは本当に面白い。本作だけでこの世界を閉じてしまうのはあまりに惜しい。獲生や転疾そして娘鈴のその後も気になる。続篇を期待したい。さらに言えば匣をメインに据えた別の視点の歴史を読ませてほしいものだ。

    #源匣記 #NetGalleyJP

  • 架空の時代&場所で志しを胸に下克上を成し遂げる歴史小説。
    【長文粗筋】
    その昔の真族民族が眼の紅緋眼の地を攻め込み建国をなして帝を立て緋眼民族を果の地に追いやり奴隷として略奪を繰返す時代。真族は帝(力)と共に真天宮(精神)を頂点に持つ国で真天宮から繋がるとされている各自一文字の入ったお守りの様な小匣を持ち緋眼との違いを証す。
    緋眼の木曽捨丸は幼少期に父母を殺され真族への復讐を胸に緋眼の地を捨て真族の地に出て芸団一座の盤海、その娘娘鈴に拾われ真族の地を木曽捨丸→獲生と名を変え盗んだを小匣胸に緋眼を隠して流浪する。
    真族の地は、覇の時代で帝了楓が影で力を持つ輩を殺戮し悪政を成す中、獲生は盤海一座として覇の力の及ばない願港の地に辿り着く。獲生は、願港の頂点である宝李に見出され一座から願港を守る軍隊に一兵卒として配属され、帝了楓の兄で殺戮から脱した転疾と出会う。転疾も緋眼を隠す獲生同様に身分を隠し行末は帝になる志を胸に同じ一兵卒として軍隊で生きる。転疾と獲生は友となり同じ覇を倒す志で武人武來に武術を習い力を付ける。その後、呉尉将軍率いる覇軍の願港への攻めに対して転疾と獲生は共に戦い劣勢になる中、転疾の小匣が放つ奉天と言う神業で覇軍に勝利する。これを勝機と見る獲生と宝李の加護で生きる時期を静観する転疾に確執が生じて獲生は、緋眼の乙清を従者として願港を出る。元上官で同じ勝機とみる蝶尚部下50名も合流して獲生→穫鬼と名を変え民から略奪する族退治を生業とし力を付けてその後、同じ志を持つ蒙雅率いる部隊を覇の戦いから救い合流する。穫鬼軍は、病に倒れている了楓を勝機と捉え呉尉率いる覇の都に攻め込み勝利するも乙清を失う。時を同じく転疾も願港軍を率い都を目指す、その過程で宝李は穫鬼が緋眼とのお触れを出し穫鬼軍の分裂を仕組む。最後、一時友として生きた都に陣を取る穫鬼(獲生)軍と次期帝となるべく攻める転疾軍が交戦。

    真族の帝の地を引く転疾、緋眼として木曽捨丸→獲生→穫鬼名を変え生きる獲生共に娘鈴に憧れを抱き友として生き最後は、2人の戦火を交える内容に心躍らせるて完読する。
    全てが、架空の話だったのがちょっと残念かなぁ。

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著者プロフィール

1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼無頼(ぶらぶら)ッ!』『兇』『勝負(ガチ)!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『NARUTO-ナルト- シカマル新伝』といった、ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆して注目される。’21年から始まった「戦百景」シリーズ(本書を含む)は、第4回細谷正充賞を受賞するなど高い評価を得ている。また’22年に『琉球建国記』で第11回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞。他の著書に『清正を破った男』『生きる故』『我が名は秀秋』『戦始末』『鬼神』『山よ奔(はし)れ』『大ぼら吹きの城』『朝嵐(あさあらし)』『至誠の残滓(ざんし)』『源匣記(げんこうき) 獲生伝(かくしょうでん)』『とんちき 耕書堂青春譜 』『さみだれ』『戦神(いくさがみ)の裔(すえ)』および『THE LEGEND&BUTTERTLY』(ノベライズ)などがある。

「2023年 『戦百景 大坂冬の陣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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