鉄塔おじさん

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 49
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062209496

作品紹介・あらすじ

神崎あたりは田舎の役場の生活相談課で働いている。毎日毎日、クレームをつけにくる町営団地の住人の対応に追われる日々。そんなあたりを、目の敵にする教育係の杉田さんには毎日、役場のテラスに呼び出されて暴言を吐き散らかされる。あたりに好意を寄せる同じ職場の三浦からのアプローチを受け、このまま付き合うのかと思っていた矢先、食堂で話すあたりと三浦の姿を見つけた杉田から信じられない告白をうけ、あたりは何もかもがうまくいかないと混乱し、休職願いを出す。
そしてあたりが逃げ込んだ先が、生活安全課の時に知ったある不思議な人物の家だった……。その人物は、町の大地主で、所構わず謎の物体を置き、住民からも苦情が相次ぐ人物だった。

あたりはおじさんと共同生活を続けることにより、徐々に自分を取り戻していく。そして、いつのまにかおじさんのことがとても気になる存在となっていることに気づく。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公の気持ちがよく分かるし、簡単な方になびいてしまう気持ちは誰しもあるものです。自分の中に渦巻く黒い感情と折り合いをつけるのも、人なら誰しも経験あるはず。結婚に流されず、鉄塔おじさんを最後まで愛してあげてほしかったなあーと思います。

  • ところどころやっぱ歌詞の世界観あるな・・・
    それにしても濡れ場、ヘンにリアルで・・・ああ・・・なった

  • 田舎の役場に勤務する神崎あたりは同じ部署の先輩女性の嫌味にストレスを覚えたり、別部署の男性から好意を寄せられて恋愛感情を抱いたりしながらも、自分自身を変えたいと願っていた。そんな時廃品を用いて不思議なオブジェを作る松本という中年男性と出会う。地域の人々からも敬遠される変わり者の松本はしかし少年の心を持ったままの純心なおじさんだった。あたりはおじさんの家に居候をするようになり、おかしくも楽しい同居生活が始まる。
    途中まではとても面白く読んでいたのですが、聖子ちゃんが登場してから一気にシラケてしまいました。良い素材だったのに毒が混ざって台無しになったとでもいうのか…。なんとなく不完全燃焼で残念。
    それに公務員が7ヶ月も休職するとかありえないし。あたりの行動があまりにも身勝手すぎて共感できなかったかも。

  • 役場のクレームに対抗する場面は面白かった。
    本人の経験?
    鉄塔おじさんとの関係はなんだろ…
    寂しい二人が一緒にいるけど、恋愛でも、親子でもなく、友人でもない。
    三浦さんはどうやら良い人みたいだけど、あたりはこれから心を開けるのかな。
    杉田さんには‼️

  • これまでの作品からすれば、刺激が小さ目で普通の作品の範囲に収まっていると感じたが、それにより著者のファン層の拡大が期待できるのではないかと思った。

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著者プロフィール

1986年宮崎県日向市生まれ。福岡大学大学院人文学科卒業。大学時代軽音研究会でギターをはじめ、ライブハウスで弾き語りをスタートする。2010年、自らの名前を冠したバンド”黒木渚”を結成。
2012年12月「あたしの心臓あげる」でデビュー。2013年12月COUNTDOWN JAPAN 13/14出演をもってバンドは解散。2014年からソロ活動開始。同年4月1stアルバム「標本箱」をリリース。2015年「自由律」など多数のアルバムを発表。また「壁の鹿」で小説家としてもデビューする。
2016年4月には「ふざけんな世界、ふざけろよ」、7月には配信シングル「灯台」をリリース。

「2020年 『本性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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