いのちがけ 加賀百万石の礎

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 35
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062209526

作品紹介・あらすじ

加賀百万石の始祖、前田利家。その若き浪々の日々も、大大名となった後も、常に付き従い、幾度も主君の危難を救った家臣がいた。村井長頼、その知られざる忠義の生涯。そして、長頼が主君の肩越しに見た、信長・秀吉・家康ら天下人の姿――。
第2回「決戦!小説大賞」受賞! 
デビュー作にして、珠玉。戦国は今、新たな語り部を得た!

感想・レビュー・書評

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  • 先日、金沢へ行った。これほどまでに前田家が尊ばれているのかと驚いたと同時に、加賀前田家の歴史をあまり知らないのに気づいた。「利家とまつ」を小さい頃に見た記憶があり、悪いイメージはなかったが、これと言って何をしたのかは分からない…そんな人たちだった。

    本作は「決戦!桶狭間」で最初の章を読んでおり、気になっていた作品。主人公の村井長頼の成長物語でドラマチックな歴史小説でもあり、本格的な王道時代小説でもある。短編としても一つ一つに大きなテーマがあり、完成度が高い。

    特に、奥村助右衛門が一番好きなキャラクター。『好かぬやつ』の章でもある通り、キザでムカつく奴だが、荒子城の籠城に見える「主への忠誠心」や「芯の強さ」がカッコ良い。おそらく、長頼と助右衛門は似ているのだと思う。だからこそ、似た者同士、反発し合う。最後まで文句を言い合いながらも何だかんだ信頼し合っている関係性が良い。利家と長頼の友情とは一味違う2つの信頼関係が最大の見どころ。

    最初の利家が言った「もののふは、いつもいのちがけ」を、最後に長頼が言い放つシーンは鳥肌もの。

  • 短編集と思って読めばいいらしい
    続けて読んでもあんまりすっきりしなかった

  • 2018/3/14読了。

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著者プロフィール

1969年生まれ。兵庫県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、出版社勤務を経て、フリーのライター・編集・校正者となる。2016年『いのちがけ 加賀百万石の礎』で第2回「決戦!小説大賞」を受賞。2021年『高瀬庄左衛門御留書』で第34回山本周五郎賞候補、第165回直木賞候補作になる。他の著書に『逆転の戦国史』がある。

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