伴走者

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 300
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062209540

作品紹介・あらすじ

【伴走者(ばんそうしゃ)】=視覚障害のある選手が安心して全力を出せるように、選手の目の代わりとなって周囲の状況や方向を伝えたり、ペース配分やタイム管理をしたり、伴走(ガイド)をする存在。 資金はない。趣味ではない。福祉でもない。障害者スポーツの世界にあるのは、ひたすら真っ直ぐな「本気」だけ。選手を勝たせるためなら手段は選ばない。伴走者の熱くてひたむきな戦いを描く、新しいスポーツ小説!

感想・レビュー・書評

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  • 見たことはあるけれど全く関心がなかった
    障がい者スポーツを支える「伴走者」
    一コマ一コマが胸を打つ
    単なるスポーツ小説ではなく
    人と人との結びつき、自分への厳しさ、相手への想い
    読んでよかった
    そう思わせてくれた

    ≪ 伴走者 人の目になり 心解く ≫

  • 伴走者から見た、全盲の人のマラソンとスキーの世界。知らない事を知ることはいかに楽しい体験であるかを思い知らせてくれる、素晴らしい小説だった。続編強く希望

  • オリンピックと同じ年に開催されているので4年に一度は目にしている「パラリンピック」。
    でもあまりにもそのひとつひとつの競技に対して無知であったと改めて。
    「伴走者」というのは自分自身がトップレベルのアスリートでなければならない。よく考えたらそりゃそうなのだけど、ここまでその力を求められていたとは。
    夏と冬、マラソンとスキー。マラソンは紐でつながった伴走者を見たことがあったけど、スキーは初めて知った。こんなすごい競技があったとは、と驚き、思わず映像を検索してしまったほど。視覚障碍者が時速100キロ近いスピードで滑り降りて来る…晴眼者でも怖いのに…いや、無理無理。
    すごいなぁ、と思って読んでいたけど、でも本当に大切なのは、彼ら彼女らにとってその見えない状態が当たり前で、それを私たちが勝手に「大変だ」と思い込んでいるということ。そのことに気付かせてくれたこの小説を東京オリンピックの前に、ぜひ一人でも多くの人に読んでもらいたいと思う。

  • パラオリンピックマラソンとスキーアルペンの伴走者との話し。この二人みたいにオリンピック選手は障害者でも強いんだろうな。でも恵まれ過ぎだ。 2018.4.6

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50106021

  • ふむ

  • 「障害者」と「健常者」。
    当たり前にボーダーラインを引くことは容易。

    しかし、一皮剥けば、欠けたもの、過剰なもの、その両者にそれぞれ、様々なかたちで存在する。

    「当たり前」に見ているだけでは感じとれない物語を、色鮮やかに紡ぎ出す筆者の力は相当なものと感じた。

    これからの活躍を期待したい。

  • 自分が障害者の方とあまりかかわったことがなかったためので、新鮮な視点と触れることができた一冊でした。

  • 伴走者
    視覚障害のある選手が安心して全力を出せるように、選手の目の代わりとなって周囲の状況や方向を伝えたり、ペース配分やタイム管理をしたりする存在。

    夏・マラソン編と冬・スキー編 収録。

    視覚障害者ランナー内田は勝ちにこだわる。
    そのための作戦を練る。
    駆け引きは、晴眼者のマラソンレースと変わりはない。
    ただ、その駆け引きは「伴走者に求められる資質の一つ」という違いがある。

    スキー編では、精神面が描かれる。
    視覚に障害のある高校生の晴と涼介の信頼関係を中心にストーリーが展開していく。

    視覚に障害のある人に対して
    どのように接したら良いのか
    読者の一人として、思うところがたくさんあった。

  • すごい。おススメ。障害者スポーツをモチーフにしているけど、そんなこと関係なく面白い。

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著者プロフィール

作家、広告プランナー。1971年、兵庫県生まれ。
レコード、デザイン、広告、イベントほかさまざまな業種を経て、NHK入局。2014年にNHKを退職し、その後は執筆活動を中心に、広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。著書に『中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい?』(新潮社)、『伴走者』(講談社)、『どこでもない場所』(左右社)、『面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。』(大和出版)など。みずから編集まで手掛ける同人誌制作にも力を入れており、近著に『雨は五分後にやんで 異人と同人Ⅱ』(ネコノス刊)がある。

「2021年 『地球に靴で乗る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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