本のエンドロール

著者 : 安藤祐介
  • 講談社 (2018年3月8日発売)
4.00
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  • 本棚登録 :240
  • レビュー :14
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062209885

作品紹介・あらすじ

印刷会社の営業・浦本は就職説明会で言う。「印刷会社はメーカーです」
営業、工場作業員、DTPオペレーター、デザイナー、電子書籍製作チーム。構想三年、印刷会社全面協力のもと、奥付には載らない本造りの裏方たちを描く、安藤祐介会心のお仕事小説。

本のエンドロールの感想・レビュー・書評

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  • 「届け。本を愛するすべての人に。」この帯を見て、本好きなら読まずにいられようか。本を“作る”人、“造る”人。本が私たち読者の手に届くまでに、たくさんの人たちが関わっている。知っているようで知らなかったことばかり。それぞれの立場からそれぞれの矜持をもって本の誕生に立ち会う人たちの物語。この本には巻末にエンドロールが付いている。いつもは奥付の向こうにいる人たちの名前を見て、じんわり胸が熱くなる。本を愛するすべての人にお勧めです。

  • 映画はエンドロールが終わるまで席を立たないほうだ。
    本を買うとき、まず奥付けを見るほうだ。
    可能なら優しくカバーをめくり表紙を確かめるほうだ。

    この本のエンドロール部分を読んだとき、鼻の奥がつーんとした。

    本を造ってくださっている皆様、心からありがとう。

  • 本が好きな人なら読んで欲しい。
    本ができるまでの詰め込めれたエネルギー。印刷する会社と一口にいってもその中にも営業だったり、工場だったりその場所での役割がある。
    何のために働くのか。
    自分のためなのかな。
    そんな風に流れていく過程がとてもわかりやすく、夢中になって読めます。

  • 本屋です。
    品出ししてて思わず取り置きしてしまいました。

    これはノンフィクション?業界本?大人向けの、ある意味青春小説のような。印刷業界(DTPとかの方の)の友人に勧めたら「リアルすぎて仕事を思い出して泣く。読めない(苦笑)」と言われた。そ、そうか・・・。

    Amazonだったかな?どなたかのレビューにあった通り、くせ者ばかりで毎日こんななら心がもたない。トラブル続き、謝罪祭り。理想を追い求める主人公と、その現実とのギャップが・・・・。だから読んでても読み終わった後も「あぁ、面白かった!楽しかった!」と単純に思える本ではなかった。いや、内容はしっかりしていて業界についても勉強になったし、もっと本の造りや装丁にも気を配ろうと思ったんだけど、なんせ胃に「くる」。ずっとハラハラして気が抜けない。シビア。

    「都会で5月末日に発売になっても、私の住んでる田舎じゃあ2~3日ずれこんで結局6月になるんだよう(泣)」とか「そこまでカバー装丁に力入れなくていいから価格を下げてくれい(売る身分だけど)」とか個人的に思うところ色々ありだけど、とても読みがいのある本でした。見学会、私も行きたい。

  • 本を作る側の話は、小説家目線で出版されるまでの作家の苦労を書いた「先生とそのお布団」(石川博品/ガガガ文庫)や出版社サイドで作家とのやりとりや出版界の現状を“大泉洋”で書いた「騙し絵の牙」(塩田武士/角川書店)があるが、本作は中小の印刷会社の営業マン支店での作品である。
    印刷会社は「ただ印刷するだけ」の存在なのか、作家や編集とともに本を作っていく「メーカー」であるのか、主人公の浦本は苦しみながら無理難題を同僚とともに乗り越えていく。関係者が一丸となって作ってきた本というイメージが終盤に固定してしまっただけに、一条早智子のあの一言は辛いものがあった。

  • 本のエンドロールができるまで - YouTube
    https://www.youtube.com/watch?v=m8gYHGwbVQE&feature=youtu.be

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    印刷会社の営業・浦本は就職説明会で言う。「印刷会社はメーカーです」
    営業、工場作業員、DTPオペレーター、デザイナー、電子書籍製作チーム。構想三年、印刷会社全面協力のもと、奥付には載らない本造りの裏方たちを描く、安藤祐介会心のお仕事小説。
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062209885

  • 印刷会社が舞台のお仕事小説。
    ちょっと池井戸さんぽい気もしないではないが、本を作る人々の心意気が読み取れる。
    巻末のエンドロールが憎い。。

  • 本作製の、印刷会社営業マンが主人公。一冊の本ができるまでを描いた物語。

  • 出版社が舞台の本はたくさん読んだけど、印刷会社が舞台の小説は初めて読んだ。
    本好きには是非読んでもらいたい。
    「印刷会社が本を造る」確かになー。
    作者だけじゃなく、紙自体も本を造るのだということがとても感じられた

  • タイプは違えど、それぞれに仕事に邁進する人達。
    時に衝突するも、通底する思いは同じ。
    斜陽と言われる業界で、小さな光を求めてもがき、抗い、闘う姿は静かな感動を呼ぶ。
    嬉しくない事が多いけど、また頑張ってみるかと励まされた。

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