虚の聖域 梓凪子の調査報告書

著者 :
  • 講談社
3.29
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本棚登録 : 79
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062210577

作品紹介・あらすじ

☆☆☆島田荘司氏・知念実希人氏、絶賛!☆☆☆

女の本性は、最後の一行で明かされる――!

元警察官の著者が描く、元警察官の探偵・梓凪子。
扱う事件は、他人の聖域。

ーーーー
元警察官にして探偵・梓凪子に舞い込んだ依頼は最悪のものだった。

理由はふたつ。
ひとつは、捜査先が探偵の天敵とも言える学校であること。
もうひとつは、依頼人が、犬猿の仲である姉の未央子であること。

大喧嘩の末、凪子は未央子の息子・輝也の死を捜査することになる。
警察は自殺と判断したにもかかわらず、凶器をもった男たちに襲撃された凪子は、事件に裏があることを確信するが――。

責任を認めない教師、なにかを隠している姉、不可解な行動を繰り返す輝也の同級生――。
すべての鍵は、人々がひた隠しに守っている心のなかの“聖域”だった。
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第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作

感想・レビュー・書評

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  • 第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。
    著者初読み。
    元警察官であり、日本初の女性白バイ隊員と言う異色の経歴の持ち主。この「福ミス」は島田荘司が一人で選考を行っており、過去に受賞した吉田恭教の作品も面白かったので、読んでみることに。
    元警察官だった梓凪子は、不正により警察を退職し、興信所で調査員をしている。そんな凪子の甥が百貨店のビルから飛び降り、死亡。シングルマザーとして育てていた姉からの依頼を受け、甥の死の理由を探る凪子。しかし、その死の裏にはたくさんのしがらみがあり、なかなか本当の原因に辿り着けないだけでなく、凪子自身も狙われることに…
    とにかく、大人の登場人物の性格が全員悪い。ハードボイルドを意識して、冷酷に描いているのかもしれないけど、最後の島田荘司の選考理由がなければ、ただの読後感の悪い印象しか残らない。
    事件の真相に辿り着くまで、いろいろなミスリードも多く、話が散らばり過ぎ。刊行に当たって、タイトルも変えたようだけど、その意味が本当にあったのか?
    元警官の経歴もあまり活かされていないし、シリーズ化を狙ってか、凪子の過去も明らかにならないし、かなり期待を裏切られた気分。

  •  張り巡らされた嫌な謎。できれば輝也の死とは異なるストーリーを読みたかったが。

  • 梓凪子が母親役を務めてくれシングルマザーとなった未央子の息子 輝也の死亡原因を調査する物語だが、元警察官だった凪子の縦横無尽の活躍が楽しめた.探偵会社の調査員である凪子が輝也の中学校に乗り込んで事情を聞くが、芳しい結果は得られない.ようやく輝也の親友だった澤下拓人から話を聞き、調査が軌道に乗る.様々な情報を得た凪子は未央子と大埜豊久の関係を突き止める.豊久は婿養子で弟 樫木久志がいるが、健康を害して余命が少ない.拓人の兄 翔平らが絡む薬物問題、さらには相続問題が背景にあり、意外な人物が輝也の死に関わっていることが判明する.凪子がその人物を追い詰める場面が秀逸だ.面白かった.

  • 第10回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。元警察官、現在探偵の梓凪子。犬猿の仲の姉の一人息子の自殺の真相を解けとの依頼(命令)に、嫌々ながらも学校という聖域に乗り込みます。途中で鉄パイプのようなものを持った男たちに襲われたり、ハードボイルドな一面も。聖域は学校ばかりではなく関係者にもありました。姉妹の確執が読んでいて辛いほどリアルなのも印象的です。先へ先へと一気に読まされてしまいました。帯の煽りの部分は全く予想していなかったのですが、納得している自分もいることに気づき背筋が寒くなりました。

  • 読み終わって尚辛い
    何故・・・
    もどかしい
    どうにもならないのに

  • 警察辞めてる…とまず当惑する。「貌の〜」を先に読んだせいかな。私はこちらが圧倒的に面白かった。姉とのゴタゴタは読んでいて辛い部分もあったけど、これは姉が悪い気がする…。自殺か、他殺か、事故か、イジメか、はたまた薬物か…と思わせておいて真実も犯人もとても意外。そこに落ち着けたのか、と唸ってしまった。最後はかなり切ない。ただ、「彼女ならやるだろうな」と思えるくらい、姉も色んな意味で怖い人だった。ハードボイルドな描写も読み応えあって良かったです。

  • 登場人物、ほぼ誰も好きになれない…

    疲れた。

  • うう、疲れた~。これでもかって次から次へと。まるで”相棒”☆

  • 途中挫折
    話かあちこち飛んで、読みにくく感じた。

  • 元警官の女性調査員が身内の事件を調査する。キレやすさにいらっとくるものの、熱くなりすぎず冷めすぎずのキャラは面白かった。シリーズ化してほしい。

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著者プロフィール

一九六一年生まれ。大阪府在住。元警察官。日本初の女性白バイ隊員でもある。
退職後小説の執筆を開始し、二〇〇五年に北日本文学賞。二〇〇六年に織田作之助賞を受賞。
二〇一七年「魔手」で第一〇回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。加筆・改題した『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』でデビュー。

「2019年 『貌のない貌 梓凪子の捜査報告書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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