呉書 三国志

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 38
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062210614

作品紹介・あらすじ

野間賞受賞作家、「ルドルフとイッパイアッテナ」の斉藤洋が描く、「呉」の視点から描く三国志。

 劉備の「蜀」、曹操の「魏」。そして、孫堅・孫策・孫権の父子が、呉をつくった! 

第1章 将の巻~孫堅伝
 民衆をたいせつにした長沙の太守孫堅は、諸国の豪傑がしぜんに集う人望をそなえた大将。が、戦場では、一変した勇猛さを見せた。それが孫堅の悩みでもあったが……。

第2章 王の巻~孫策伝
 父・孫堅が討ち死にした後、長男・孫策には領地もなく家来も数名しかのこらなかった。が、姿も気質も父ゆずりのはげしさを見せ、数年後、江東の小覇王とよばれるまでに……。

第3章 帝の巻~孫権伝
 孫策の弟・孫権は、やさしい気質の、どちらかというと戦国の大将にはふさわしくない若者。だが、兄が志なかばで倒れた後、真の平和を求めて知恵者・周瑜と呉国を建てる。

(装画:広瀬 弦)

※本書は、1990年に講談社より刊行された『呉書 三国志』全3冊を再構成し、新たに1巻にまとめたものです。

感想・レビュー・書評

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  • 呉から見る三国志もおもしろい。地方豪族が一国をなすまでの流れがよくわかり、家臣たちの忠義もさわやか。赤壁の戦いについてはあまり詳しく書かれていない。

  • 呉から見た三国志小説。三国志と名打つものの、他の2勢力(曹操、劉備)についてはほぼでてこない。孫堅、孫策時代の話が主となっている。黄蓋や程普などの呉の古参武将が好きな人におすすめ(周瑜は中盤くらいから出てくる)。赤壁以降は描かれていないので概ねハッピーエンド?で終わる。小学生高学年〜中学生向きの文章で、わかりやすく大人でも楽しめる。

  • よく知られた三国志でなく呉の孫堅とその子供たちを主役に据えた児童文学作品。「ルドルフとイッパイアッテナ」の著者だそうだが、この作品も、血なまぐさい戦国活劇なのにどこか淡々としていて、主人公達もそれぞれに欠点や宿業を抱えた存在として突き放して描かれている。最後もめでたしめでたしにしていないところがなかなか深い。

  • 読了。安定の斉藤先生である。子供向けなので深みはないけど、簡にして要を得た筆致ですらすらと読める。呉から見た三国志の流れが2時間ぐらいで把握できる良書。

  • 呉の国を作った孫堅、孫策、孫権の物語。劉備や諸葛孔明がほとんど出てこない三国志。
    小学生高学年から中学生くらいを対象に書かれているので読みやすい。
    スペクタクルな表現も織り交ぜている。

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著者プロフィール

斉藤洋(さいとう ひろし)
東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞、『ルドルフ ともだち ひとりだち』で野間児童文芸新人賞、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞を受賞。1991年、路傍の石幼少年文学賞を受賞。作品に「白狐魔記」シリーズ、「西遊記」シリーズ、「なん者・にん者・ぬん者」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、『K町の奇妙なおとなたち』『オイレ夫人の深夜画廊』『らくごで笑学校』などがあり、出版点数は300を超える。

「2021年 『もうひとつのアンデルセン童話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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