古事記 少年少女古典文学館 (1)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 63
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062508018

感想・レビュー・書評

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  • 今年読みたいブックリストの三冊目。橋本治さんの三冊完読。日本の神々のお話し橋本流読解楽しめました。

  • 少年少女古典文学館のために橋本治氏が書いたわかりやすい古事記。あとがきで述べられているように日本の神々の物語、神話にあたる上の巻にしぼられています。
    古典である古事記の原文は漢字で、難解となると、決心しなければなかなか手にしづらいもの。大体において、神話は興味深くも、表記がややこしいものです。

    私も、子供の頃、やさしく書き直されたお話を読んで、有名なくだりをいくつか知っているくらいでしたが、懇切丁寧な説明では定評のある?橋本氏が書いたものをいつか読んでみたいと思っていました。で、少年少女のための古典ということで、こちら、親切な解説も参考になります。読みやすいので、おなじみの話はもちろん、神様たちの由来とその物語の面白さがよく伝わってきます。
    そして、また日本の神々は(例えばキリスト教の神話のように)人を創ったのではなく、人の中に降りてきたという在り方も、あとがきで指摘されているように日本人の論理として面白い点でもありました。

  • 橋本先生有難う。

  • 少年少女の時代にしっかり読んでいなかったので、この本を選びました。
    神様の名前は相変わらず覚えられないけど、わかりやすく書いてあって楽しく読めました。

  • 請求記号:918シ
    資料番号:020068722

  • 子供用にと買ったが今のところ読み終えたのは自分だけ。
    いろいろな版が出てて、自分用ならもう少しむずかしめでも良かったかもしれないが、村上勉さんの挿絵ということでこれに即決。
    話自体は何度も読んでいるから、おさらい感覚で読んだ。ただ、神々の系統などは、何度読んでもわからん(汗)。
    3巻のうち上の部のみ。これはよかったので、同じ人で中・下も出してほしい。
    あとがきにあった、「日本の神話では神が人間を作る話はない。神が子をうみ育て、それがいつの間にか人間になってしまう」という説明には、今更ながらなるほど~と思った。日本の神話とギリシア神話を比べる論も多いけど、ギリシア神話も神と人間ははっきり分かれて、神のほうは不死。日本は、神様も死んじゃうのだな。

  • 「日本人は元来おおらかな民族、古事記や日本書紀を読んでいるとよくわかる」
    大昔、新聞でこんな記事を読んで興味を持った。

    早速読みやすそうな児童書で古事記を一冊購入。
    そこで知った驚愕の真実…!


    「スサノオはマザコン」
    でも生まれたのは父神が禊で鼻を洗ったときだったりする…。

    日本の神様、すごいです。

  • 07/1/28/Sun

  • (11/30)

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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