- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062508209
感想・レビュー・書評
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すごく面白かった。本を探そうと思う。
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相方のお兄さんの本。
ちょうど東洋哲学の授業で雨月物語の話が出たので
読みたい!とネットなどで本を探していたところ、
相方んちで発見。借りてきちゃいました。
1.菊花の約
義兄弟の契りを交わした宗右衛門と佐門の話。
2.浅茅が宿
稼ぐため村を出た勝四郎の妻、
宮木は最後まで勝四郎の帰りを待つ、という話。
3.夢応の鯉魚
お坊さん、興義が病に倒れているとき
鯉になって釣られてしまった話。
4.吉備津の釜
結婚してもうまくいかない、と言われた
磯良と結婚した正太郎が妻に呪われ
最後には命をとられてしまう話。
5.仏法僧
幽霊たちの酒盛りに遭遇してしまった話。
6.蛇性の婬
人に姿を変えた蛇につきまとわれた話。
7.白峯
西行法師と天狗になった崇徳院とのやりとり。
8.青頭巾
人食いをするようになったお坊さんと
それを悔い改めたお坊さんの話。
9.貧福論
寝ていた岡左内のもとに
金の精(=ちいさなじいさま)が現れた話。
…と、こんな感じの内容になっています。
以前読んだことがあったので、
どれも「あぁ、こんな物語だったなぁ」という感じで
読んでいたのですが、特に印象的だったのは貧福論。
以前読んだときとは全然違う印象を受けました。
というのも、以前読んだときはまだ小学生。
小学生のときに「金の使い方は~」なーんて話読んでも
面白くないですねw大学生になった今はとても勉強になりました。
金の精いわく、
「とにかく金を大事にする人のもとへ私は行きたいのだ」だそう。
大事にします。はい。
あと前から好きなお話は浅茅が宿。
これは高校のときの古典の授業でも読んだのですが切ないです。 -
茗溪で古典を勧めるのならこのシリーズ。
雨月物語は日本を代表するホラーです。・・・あ、ホラーじゃん。コンセプトから外れてるや。まぁ、怖いからいいでしょう。 -
上田秋成の怪談小説集. 収録作品の一つ「浅茅が宿」はあまりに有名.切なく怖い短編が並ぶ.