巻八 (源氏物語)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 35
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062521086

作品紹介・あらすじ

玉鬘の大君が冷泉院の姫君を出産、中の君が尚侍となる。薫は、親交を深めた宇治の八の宮の姫君たちが琴を合奏しているのを垣間見。弁の君が薫にその出生の秘密を明かし、柏木の遺書を手渡す。八の宮の死後、大君は薫の求愛を断り、間もなく死去。匂宮が中の君に求愛。竹河〜総角。

感想・レビュー・書評

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  • あれ?浮舟ってまだ登場しないの??
    そんな感じで読み始めました
    最初に寂聴さんの解説に目を通してから
    本文に取り掛かります

    敬語満載で古文風の文体にも
    ほぼ慣れて楽しめるようになってきました
    次が楽しみ

  • 宇治編。

  • まずは繋ぎの帖である「竹河」では玉鬘のその後の魅力的な奥様ぶりがホッとするような思いです。宇治10帖に愈々入りました。橋姫、椎本、総角と続いています。山深い田舎として宇治が描かれており、いかにも幽玄な里という寂しい情景の描写が見事です。光源氏と比較し、異母弟・八の宮の寂しい晩年の状況は今に通じるものを感じましたし、薫の君と匂宮という対照的な2人と2姉妹の恋がなんとももどかしく、現代から見ても特に大の君の悲しい性を痛感しました。瀬戸内寂聴が後書きで書いているように、ジッドの「狭き門」を思い出させるような2姉妹です。実際に初めて26日に宇治を訪問し、平等院、宇治川を眼の前にして紫式部の情緒溢れる聖地を楽しんできました。大の君の逝去の場面は美しく、一層の悲痛な悲しみを感じさせます。

  • 源氏物語

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒。‘57年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、‘61年『田村俊子』で田村俊子賞、‘63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。‘73年に平泉・中尊寺で得度、法名・寂聴となる(旧名・晴美)。‘92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、‘96年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞、‘11年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。‘98年『源氏物語』現代語訳を完訳。‘06年、文化勲章受章。また、95歳で書き上げた長編小説『いのち』が大きな話題になった。近著に『花のいのち』『愛することば あなたへ』『命あれば』『愛に始まり、愛に終わる 瀬戸内寂聴108の言葉』など。


「2021年 『ブルーダイヤモンド <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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