- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062522557
感想・レビュー・書評
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ついに町に出て働くことを決意した両親だったが、ローズは町が嫌い、家畜も狭苦しい環境が不快/戦争になりそうなとき女たちは「大事な若者を兵隊にして殺し合いさせるなんて馬鹿げている」と話し合う…しかし商船撃沈の報で(男の)世論は沸き立ちついに参戦に。「スペインに償いをさせないと」フィリピン支配は膨大な苦労と犠牲を強いることになるが…/ディベートのテーマ“黒人とインディアンのどちらが虐げられているか?”は19世紀にありうるだろうか。お母さんが立派にインディアンの悲運を(被害体験もふまえて)論じる…/ポールとの友情
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ロッキーリッジからオウザークの町へ引っ越し,新しい隣人たちとの関係の中で町の生活に慣れてゆくローズの物語。ローズは12歳。友人関係は少しずつ変わってゆく。ロイスにポール。そしてネイト。汽車のある暮らし。下宿人や流れ者。そして病気。何もかもがローズを大人にしてゆく。
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ローズのお母さん(ローラ)がディベート大会で、インディアンがいかに虐げられて来たのかを、順序正しく朗々と語っていくところに胸を打たれました。この巻に収められているエイブがおはなしする「アーカンソーの旅人の話」下宿人のもと教師、クレイグさんがおはなしする「ヤーブばあさん」がそれぞれにとても面白かったです。
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この巻で注目すべき所は、やっぱり、主人公ローズの初恋ですかね。
あと、戦争の事とか。