あらしのよるに あらしのよるにシリーズ1 (りとる 2)

  • 講談社 (1994年10月20日発売)
4.04
  • (213)
  • (97)
  • (177)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 1252
感想 : 151
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062528528

作品紹介・あらすじ

あらしのよるに、たったひとり、みしらぬところでだれかにであえたら、ほっとしますよね。でも、そのだれかさんが、こわーいあいてだったら……。きみならどうするかな? 産経児童出版文化賞JR賞/講談社出版文化賞絵本賞


あらしのよるに、たったひとり、みしらぬところでだれかにであえたら、ほっとしますよね。でも、そのだれかさんが、こわーいあいてだったら……。きみならどうするかな?

ヤギとオオカミのおはなしは以下続編として『あるはれたひに』『くものきれまに』『きりのなかで』『どしゃぶりのひに』と刊行されています。

産経児童出版文化賞JR賞/講談社出版文化賞絵本賞

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 不思議なはなし
    次の話を読んでみたい

  • 絶妙な勘違いのやりとりで、落語でありそうな内容
    。大人は面白いと思う。
    他人の気持ちを想像する力が強い子どもには、この面白さが分かるんじゃないかな。

  • 嵐の夜、あまやどりに来たヤギとオオカミ。真っ暗でお互いは見えず、お互い相手が仲間だと思っている。

    大人が読んでもドキドキ。
    ちょっと長めで絵がないので、小学校中学年から。

  • ごうごうとたたきつける雨の夜、ヤギとオオカミがこわれかけた
    ちいさな小屋にもぐりこみます。暗闇の中、互いに相手が誰なのか
    分からないまま会話ははずみます。最後はどうなってしまうのか、
    もしも素性がばれてしまったら…と一気に読み進めてしまう本です。
    ひとつの部屋でヤギとオオカミが楽しそうに会話をする様子は、
    ドキドキしながらも、愉快で思わず笑ってしまいます。
    お天気のほうは、おしまいには嵐もやみ雲のきれまに星も出てきたようです。

  • 映画で先に見て、何度もビデオも見たけれど、
    絵本で読んでも親子でジーンとした絵本シリーズ

    今までは私の図書カードで、息子の本も借りていたのですが、
    2009/2/2 息子6歳、入学記念に
    図書館で息子用のカードを作り、また借りてきた本です。
    図書館でも何度も自分で読んでいて、
    この本のお陰で、息子も図書館が好きになってくれたようなもの。

    あらしの夜、真っ暗な小屋で出会った二人
    暗闇が怖いこと等の共通点を見つけ会話が盛り上がり、
    翌日に会う約束をしてみたら・・・
    なんと片方は羊、もういっぽうは・・・おおかみだったのです。
    しかし、羊とおうかみは天敵の壁を越えて、必死に友達になろうと努力します。

    友達になるために、努力をして来た我が息子が
    「ともだち」という言葉をとても大切にしています。
    気になる「ともだち」がいる幼児ちゃんには興味を持って貰えるかも♪

  • 話の展開にドキドキします。
    小学校の図書館の先生に読んでもらった時のドキドキが今でも忘れられません。

  • オオカミとヤギが仲良くなる、ちょっと変わったかんじのお話。…て、有名なんで今さら書くことでもないけど。シリーズを追うごとに、なんともまぁ切ない話になっていくわけですが、この一作目は、二人の話の微妙なズレがとにかく楽しい一冊です。

  • あらしの夜に知り合った、オオカミとやぎ。
    2人は暗闇の中で、お互いの素性を語り合い、友情を感じる。
    次の日に会う約束をしてしまう。
    ハラハラどきどきの1冊。

  • 2025/4/16
    名作、ふらっとにて。

  • あらしの夜に知りあったオオカミとヤギが、友情を深めていく心温まるお話です。
    -T.M.先生

    おおあらしのよる、まっくらなこやににげてきたヤギとおおかみ。
    かんちがいをしながら、どんどんと
    なかよくなる 2人のかいわがおもしろいです。
    -N.E.先生

     あらしの夜に、オオカミとヤギが相手の正体を知らずに出会い、友達になっていくお話です。なぜ、正体が分からなかったかというと、それは・・・。オオカミとヤギは、本来「食う」「食われる」の関係ですが、その関係にを越えて友情を深めていくところがとてもおもしろいです。私たち人間も、育った環境や立場が違っていても誰とでも友達になれる!と思わせてくれる一冊です。
     この本はさらに、第2作目の『あるはれたひに』から、第7作目の『まんげつのよるに』まで続いていき、どんどんお話の世界に引き込まれてしまいます。小学校低学年向けの本となっていますが、中学年以上の子どもはもちろんのこと大人も楽しむことができるので、ぜひご家族みんなで読んで、家族読書を楽しんでほしいと思います。この本を通して、「友情」や「争うこと」などについてご家族で考えを交流してみてはいかがでしょうか。
    -K.K.先生

全151件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

木村裕一(きむら ゆういち) 東京都生まれ。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のアイディアブレーンなどを経て、絵本・童話作家に。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞、JR賞受賞。同舞台脚本で斎田喬戯曲賞受賞。同作品は映画化もされ、脚本を担当。2005年より公開された東宝アニメーション映画「あらしのよるに」は、2007年「日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」を受賞。2009年『オオカミのおうさま』(偕成社、田島征三 絵)で第15回日本絵本賞受賞。著書は600点を超え、数々のロングセラーは国内外の子どもたちに読み継がれている。作品に『あかちゃんのあそびえほんシリーズ1~13』(偕成社)、『風切る翼』『よーするに医学えほん』シリーズ(以上、講談社)、『オオカミグーのはずかしいひみつ』(童心社)、『たいせつなことはみんな子どもたちが教えてくれた』(主婦の友社)、『ゆらゆらばしのうえで』『どうするどうするあなのなか』『おっとあぶないかわのなか』(以上、福音館書店)などがある。純心女子大学客員教授。東京在住。

「2018年 『もうちょっと もうちょっと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木村裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×